U-20W杯、初戦の南アフリカ戦は久保君のアシストで日本が逆転勝ち!

と、スポーツニュース的な煽り見出しで書いてみたけど(笑)、また後で試合をじっくり見直すとして、リアルタイムで見た印象をまずアップ。

正直言って、グループリーグでは最も力が劣る相手に対して、ほとんど1対1でボールを奪えず、坂井はカバーはいいけどアタック能力は皆無、ボランチで先発起用された板倉は飛び込んでは交わされる場面ばかり。

高さではそこそこ健闘は出来ていたものの、ルーズボールに対する反応、球際での競り合いが淡白なため、セカンドボールを拾われて連続攻撃と、南アフリカのラストパスとシュートが雑で助かったが、ここまでバイタルで繋がれるとどこが相手でも厳しいと思わざるを得ない。

攻撃では各選手の技術の高さ、時折ミスはあったが縦パスを入れる意識はあったものの、アタッキングサードに入ってから手数をかけ過ぎ、日本では通るような弱いパスが相手に追いつかれてミスになったりと、堂安と三好を筆頭にまだ世界と戦うレベルにプレイがアジャスト出来ていない様子だった。

前半の内容を見て、もっとシンプルに攻撃が出来る選手が必要と感じ、久保君の早めの投入があるだろうと思ったら、案の定後半14分に登場、いきなりワンタッチで前を向いてノールックのスルーパスで小川の決定機を作り出した事には仰天させられた。そして堂安の決勝ゴールも冷静にクロスを合わせるなど、おそらく明日のマスコミを飾るであろう久保の名前に恥じない活躍を見せてくれた。

まあ、内容的には不満だらけではあるが、日本はいつも初戦で固くなって負けてしまい、グループリーグ敗退が決まってから本来の力を発揮するのがパターンになっていただけに、まず初戦を勝利で終えられた事は何よりだ。若年層の試合を見ていて楽しいのは、1試合ごとにグンと成長する姿が見られる事なので、次のウルグアイ戦が本当に楽しみである。