「長谷部がアシストを決め、守備も整えまくってシャルケを撃破」ドイツ・ブンデスリーガ第18節 シャルケ04-フランクフルト

今日は朝から恒例のイベントに出かけるのでレポートは簡単に。

どちらも守備時は5バックになる、ドイツでは最近流行している戦術を取るチームの対戦、しかしシャルケがアンカーを置く3-1-4-2、フランクフルトはヘクターをトップ下に置いた3-4-1-2という中盤の三角形が完全にマッチアップする形になったため、非常にソリッドなツヴァイカンプフが繰り広げられる試合になった。

そんな中で試合を優位に進めたのはシャルケで、サイドでの攻防で上回ってチャンスを作るが、FWのブルクシュタラーがオフサイド、ゴール前でのヘディング、左サイドからゴールポストをかすめたボレー、ゴール前に飛び込んで足先でコースを変えたシーンなど、PA内から打った4本のシュートを外してくれたのがフランクフルトにとっては大きかった。

逆にフランクフルトは、前半の33分に右サイドのFKを長谷部が普通に蹴ると見せかけて、中へグラウンダーのパスを送ると、ファーサイドから走り込んだマイヤーがマークを振り切ってダイレクトで合わせ、ゴール右隅に決めるサインプレイで先制点を奪ってみせた。

後半15分ごろからようやくシャルケのペースが落ち始め、22分にはまたもクロスからマイヤーが中央で合わせたがシュートはギリギリ枠を外れる。シャルケはコノプリャンカ、カリジューリなど攻撃の選手を投入するも戦況は大きく変えられず、その後はあまりシャルケもシュートを打つ事が出来ず、0-1でフランクフルトがアウェイで貴重な勝利を飾った。

前の試合ではアンカーで出場した長谷部は、この試合では3バックのセンターとして出場。前半は相手の高さに競り負けたり、バイタルエリアに侵入してくる選手を潰しに右往左往したりと厳しいプレイを強いられたが、相手のペースが落ちた後半は守備ラインをしっかり統率して、その後は安定したプレイぶりを発揮、アシストのみならず守備でもフランクフルトの無失点に貢献できていた。やっぱり、アンカーよりもリベロのほうがフランクフルトでは適切だと再確認。