「レアルが必要としているのは、塩試合で決める選手か、それとも光る選手か」EURO2016 準決勝 ポルトガル-ウェールズ

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今大会のユーロでポルトガルと言えば「塩試合」というレッテルが張られてしまっているが、5バックのカウンターチームであるウェールズと対戦した準決勝では、さらに輪をかけてしょっぱい塩漬けの展開となってしまった。

ポルトガルのフォーメーションは中盤ダイアモンドの4-4-2だが、実質的にはクリスティアーノ・ロナウドが前に残った4-4-1-1のような形で後ろと前線が分断され、その間を時々レナト・サンチェスが動きまわってボールを運ぶものの、クリロナとナニはポルトガルの5バックに埋もれてしまってボールタッチは両手で数えられるほど。

ウェールズも、ベイルと並んで攻撃の両輪だったラムジーが累積警告で欠場した影響は大きく、いつもならラムジーが中盤のリンクマンになって前線のベイルまでボールを届けてくれるのだが、キングやアレンではラムジーの仕事が出来ないので、仕方なくベイルが後ろまで下がってボールを貰いに行き、それでもそこから強引なドリブルでポルトガルゴール前まで持って行くのは化物じみているが、さすがにベイル1人がどれだけ頑張っても得点には繋がらない。

前半は両チーム合計でシュートがわずか8本、枠内に至ってはたったの1本で終わり、こういう試合はセットプレイとかで得点が入らないと動かないよなと思った後半5分に、左のショートコーナーからクリロナが恐るべき跳躍力を見せ、相手より頭一つ抜け出してのヘディングシュートを決めてしまう。その直後には、ポルトガルがウェールズ陳内でボールを回し、最後はクリロナが放ったシュートをゴール前にいたナニが触ってコースを変えて2点目。この得点でほぼ勝敗は決まってしまった。

その後はウェールズが立て続けに3人の選手を投入して逆転を狙うものの、ベイルを始めウェールズの各選手は焦りからか強引なプレイが多くなって逆にポルトガルのカウンターを食らう始末で、たまのチャンスは無理なミドルや適当クロスが上げるだけでポルトガルの守備はびくともしない。そしてロスタイムも全く波乱なくそのまま試合終了。ポルトガルが、もう1つの試合でドイツを破ったフランスとの決勝に臨むこととなった。

ウェールズは力尽きたとは言え、ここまで本当に良くやった。個人的には、今大会のMVPはクリロナでもグリーズマンでもなくベイルだと思うぐらいに存在感は圧倒的だった。クリロナがレアルから離れるという噂はずっと絶えないが、クラブとしても今後はベイルをスターの柱として据えようとしているのも分かるような気がする。

ポルトガルは対戦相手に恵まれた格好になっての決勝ではあるが、ここまで守備が安定するとは大会前には想像していなかった。失点さえしなければ、クリロナという飛び道具があるので勝つ確率は極めて高くなる。決勝の相手、フランスは前線のジルーとグリーズマンが好調で、守りのスーパーサブにカンテが控えているだけに、どちらが先制点を取るかが試合を大きく左右する展開になりそうだ。

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2016/07/08 | EURO, 未分類

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