「チームとサポーターはどこまで我慢してくれるのか」オランダ・エールディビジ第10節 エクセルシオール-トゥエンテ

一昨日は飲んで帰った後で試合を見たので戦術的なところは覚えておらず、昨日はちょっと真面目に試合を見ようと思ったんだけど、正直言ってこの試合を選択したことは間違いだった(苦笑)。

当然ながら宮市が先発したので彼のプレイに注目してみたんだけど、まあとにかくボールが全然来ない。何をそんなに恐れる必要があるのかというぐらい、宮市に対しては対面の左SHが完全マークで常時縦を切られた状態で、もちろんパスが来ても後ろに返すか横にはたくかしか出来ず、はたいたところでワンツーなどしてくれるはずも無く、プレイするといえばサイドの上がりに対して守備で戻るぐらいでサッカーではなくてジョギング大会の様相があった。

結果的にGKの飛び出しでクリアされたとは言え、一度サイドから中に切れ込んでスルーパスを受けた動きがあったので、もっとそういうサイドから中、中からサイドという幅を持ったプレイをしれくれればと思うのだが、どうも1トップのカスタイニョスや中盤とのリズムが合わないのかサイドに張りっぱなしで、その後も全く見せ場無く後半12分で交代。

何とか救いを見出すとすれば、1対1での実効性が薄かったものの他のFWに比べるとまだ宮市はしっかり戻っていたので破綻はせず、宮市が退いてから逆転負けになったという事だろうか。ぶっちゃけ、スタミナや試合勘を取り戻すリハビリのために出場しているようなもので、日本人的には有難いけど、いくらアーセナルからのレンタルであってもそこまで配慮する必要性があるんだろうかと思ってしまう。

まあフェイエノールトで若手期待の星としてインテルに移籍したチームメイトのカスタイニョスも、結局は宮市と同じように出番が無くて出戻ってしまったのを見ても、才能ある若手が順調に育つほうが稀な世界だし、本人の能力とは別に監督次第で天国と地獄になるのが常だからしょうがないんだけど、宇佐美や宮市を見ているといろいろモヤモヤが残ってしまうのも事実だよなあ・・・