「コートジボワールの油断養成ギプス」ブラジルW杯強化試合ザンビア戦展望

てっきりザンビア戦は土曜日の深夜なのかと思っていたら、もう明日の午前に試合をやるんですね。それをすっかり勘違いして歯医者の予約を9時に入れてしまった・・・なので、後半は録画で見る事が決定しちゃいました。_| ̄|○

さて、そのザンビア戦を迎える日本代表ですが、気候の激変とフィジカル的な追い込み、時差ボケという要素が重なるとある程度不可避なのですが、ここに来て怪我人や体調不良の選手が増えてきましたね。長谷部と酒井高徳はまだ試合で使える状況では無いでしょうし、長友も大事を取って休ませないといけないでしょう。岡崎もスタメンからというのは難しいはずです。

となると、長友-岡崎という日本の攻撃の中核を担うラインが消滅しますし、長友に代わる左SBの本職がいません。岡崎のポジションは大久保か清武、左SBは今野じゃなければ伊野波しかいないのか・・・うーむ。香川と本田、山口、内田、吉田、森重はスタメンが堅いメンバーなので引き続き使われるでしょう。1トップについては、大迫と柿谷の両方を試すでしょうね。その上でコートジボワール戦の優先順位が決まるはずです。

そして前回はボランチで青山を試しましたが、コートジボワール戦を考えると、ボランチはまずヤヤ・トゥーレやドログバを止める役割が求められるので、まずは体でしっかり止められる選手を2枚並べる必要があり、前に出がちな青山だと背後を取られた時の対応に難があるし、遠藤はスペースを埋めるのは上手いけどインテンシティは高くないので、アフリカン相手のファーストチョイスは長谷部と山口だと見ています。ザックも当然そこは懸念していてボランチ今野の起用を示唆していたみたいですが、そのオプションは試しておく必要があるでしょう。

と言うか、SBで出場したコスタリカ戦の今野を見ると、相手との間合いが広くてアタックに行く反応が遅れ、そのためにアフターのような形になってイエローをもらっていましたが、ああいう守備をしているようではどのポジションであってもW杯本番では厳しいです。戦力外になってしまわないためにも、ザンビア戦でアンテナの感度を高め、早くクレバーに相手のボールを奪う能力を復活させて欲しいです。

ザンビア戦は、本番前の最後のテストマッチなのだからスタメンに近い形で、という考えもあるでしょうが、もう今さら日本の戦い方は変えられないし、これ以上はブラジルに行ってから詰めるだけで十分だと思います。それよりは、あえて不慣れな選手の経験を増やす事と、それによって起こりうるであろうピンチを個人の力でいかにして防ぐか、防げなかったとしても本番に向けての教訓と対策を得られるかが重要かなと思います。

あと、出来ればこの試合を見てコートジボワールが日本に対して油断してくれれば良いかなと(笑)。まあ当然向こうはコスタリカ戦も見ているだろうしそう安易には行かないとは思いますがね・・・とにかくコートジボワール戦は前半をきっちり守る事さえ出来れば、後半からは日本の試合に必ず持って行けるはずなので、ザンビア戦はサブ主体であっても無失点に抑える結果を求めたいところです。