「不思議と日本らしくない内容」サッカーインカレ決勝 国士舘大学-大阪体育大学
もう明日が仕事納めなので何かと忙しく、夜遅くなってから1.5倍速で見たので何となくの印象だけレポート。
普段から大学サッカーを見ているわけではないし、サッカーの内容は相手やフォーメーションの組み合わせ、メンバー構成等様々なシチュエーションによって変わるものなので、一概にこれが真実の姿だとは思わないけど、あまりユース~五輪年代で見られるようなサッカーじゃないなと思ってしまった。
今は高校サッカーでさえJリーグの下部組織出身が増えてきて、かつての国見高校のようなロングボールサッカーはほとんど見られなくなり、パスやドリブル主体のテクニカルなサッカーが主流になって来ているわけだけど、大学のほうは互いに4-4-2のマッチアップでガツガツと削り合ってボールを奪ったらすぐ縦に蹴るという、中韓スタイルの試合になっていたのが興味深かった。
そして試合のペースはやっぱり日本っぽくて、緩急が無くてボールと人がせわしなく行った来たりする中で、結局得点が決まったのは一発のパスで裏抜けして胸トラップから決めた国士舘服部のゴールと、大体大が決めたのはどちらも国士舘のDFがミスしたボールを拾ってから決めたもので、ゴチャゴチャした流れからミスで決まるというのも日本らしいなと思ってしまった(苦笑)。
1FCケルンに入団する長澤を筆頭に、今年も50人近くの選手が大学からプロへと進んでいく。彼らがプロとしてスタートする年齢を考えたら、こういったガツガツと当たり合いをするサッカーに慣れることはとても良い事なんだけど、代表クラスの選手でさえやらかしばかりやってしまうDFの個人戦術という部分においても、大学サッカーでどんどん伸ばせる環境になってもらいたいな、と思う年の瀬であった。
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