「鍵はコンディショニングとスカウティング」ブラジルW杯グループリーグ組み合わせ決定!

昨日は夜こそ1時前には寝付けたのですが、ふと夜中の3時ぐらいにちょうど目が覚めてしまったので、しっかり抽選結果を確認してからまた寝ました(笑)。

A組
ブラジル
クロアチア
メキシコ
カメルーン

B組
スペイン
オランダ
チ リ
豪 州

C組
コロンビア
ギリシャ
コートジボワール
日 本

D組
ウルグアイ
コスタリカ
イングランド
イタリア

E組
スイス
エクアドル
フランス
ホンジュラス

F組
アルゼンチン
ボスニア・ヘルツェゴビナ
イラン
ナイジェリア

G組
ドイツ
ポルトガル
ガーナ
アメリカ

H組
ベルギー
アルジェリア
ロシア
韓 国

まず全体を通しての感想としては、今回は欧州に強豪国が勝ち残ったのと、ただでさえ手強い南米の中堅国のレベルが上がっているのと、その南米のブラジル開催という事でどこにとっても厳しいグループになるだろうなと思ったら、意外にバラつきが出たかなと。

注目の「死のグループ」は、まず間違いなくウルグアイとイタリア、イングランドが入ったDが一番。ドイツとポルトガル、ガーナ、アメリカのGも粒ぞろいという点では厳しい組です。AとBもキツイ、でもブラジルは楽勝でしょうが。逆に楽になったのはE、F、H。今頃フランスとアルゼンチン、ベルギーでは祝杯を挙げているかもしれませんね。オーストラリアとコスタリカはご愁傷様・・・

そして日本が入ったグループCですが、対戦相手はコートジボワール、ギリシャ、コロンビア。個人的な感想では、一応は死のグループでは無いものの、結構厳しい組み合わせになってしまったかなと。

コロンビアは、先の親善試合でベルギー相手にアウェイで一蹴したように、言うまでもなく南米の中ではブラジル、アルゼンチンに次ぐというより同格の強さを持っている国です。しかも監督が日本に来ればいいなと思っていたペケルマン。かつてあれだけの強さを誇ったアルゼンチンユースが、彼が居なくなったとたんに不振となったのを見ても、その力量は疑いようもありません。組織的な守備と個人技に加えてファルカオの決定力と弱点が無く、また日本にとって苦手なタイプとあって、ここから勝ち点を挙げるのは極めて難しいでしょう。

コートジボワールはアフリカ最強クラス。ドログバ、ジェルビーニョ、ドゥンビア、トゥーレ兄弟とワールドクラスの能力を持った選手が揃っている上に、フランス語圏ならではの組織サッカーもお手のものと、DFの個人能力に劣る日本にとってはベストコンディションで臨まれたら勝ち目が薄い相手です。

そしてギリシャも侮れません。現監督が就任してからの戦績は29戦して18勝8分3敗、37得点20失点と安定感抜群。セルビアやロシアに勝ち、ベルギー、スイス、クロアチアに引き分けと実績を残してます。何より、守備を固めてカウンターという日本が苦しみそうなサッカーが徹底されています。ヘタすると3敗もある組み合わせですよ。

この厳しいグループを勝ち抜く鍵になるのが、コンディショニングとスカウティング。日本が試合を行う3会場は、どこも最高気温が30度程度の亜熱帯。先のベルギー遠征のように、ターンオーバーを利用して相手よりも運動量で上回って初めて日本は勝負が出来ると思って間違いありません。幸い1、2戦ともに夜7時からの試合なので、暑さの点では有利な立場。ギリシャが初戦でコロンビアに大敗して疲労を溜めてくれれば嬉しいなと(笑)。

スカウティングは、とにかく初戦のコートジボワールを集中して丸裸にする事。3戦目がコロンビアなので、グループリーグ突破にはここで勝ち点3ゲットが必須です。フランスの組織はハイラインプレスが基本なので、DFラインの裏には必ずスペースが出来るはず。粘り強い守備で強力な攻撃をしのぎつつ、一気に速い展開で攻め切ることが出来れば勝機は見えて来るはずです。