「ザックは選手のセールスマン?」欧州遠征セルビア戦・ベラルーシ戦の日本代表発表

昨日は、10/11のセルビア戦、10/15のベラルーシ戦という欧州遠征の親善試合をする代表メンバーが発表になりましたね。

GK
川島永嗣(スタンダール)西川周作(広島)権田修一(FC東京)

DF
今野泰幸(ガ大阪)伊野波雅彦(磐田)長友佑都(インテル・ミラノ)森重真人(FC東京)内田篤人(シャルケ)吉田麻也(サウサンプトン)酒井宏樹(ハノーバー)酒井高徳(シュツットガルト)

MF
遠藤保仁(ガ大阪)長谷部誠(ニュルンベルク)細貝萌(ヘルタ)本田圭佑(CSKAモスクワ)山口蛍(セ大阪)

FW
岡崎慎司(マインツ)ハーフナー・マイク(フィテッセ)乾貴士(アイントラハト・フランクフルト)香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)清武弘嗣(ニュルンベルク)柿谷曜一朗(セ大阪)斎藤学(横浜マ)

事前の予告通りに、今回は前のキリンチャレンジカップとは異なり、欧州組を中心とした候補メンバーの見極めという事で、宮市は選ばれませんでしたがハーフナー・マイク、乾、細貝、酒井宏樹といったメンバーが復活しています。

そこにサプライズは無かったのですが、今回は東アジアカップメンバーから柿谷と山口、齋藤が選ばれている事に注目したいです。柿谷と山口については、今回の遠征で欧州組レギュラーとのさらなるコンビネーション向上が期待されているのは間違いなく、他の当落線上のメンバーである前田、青山、高橋といったところから一歩リードしたと見るべきでしょう。

そして個人的に最も興味深いのが齋藤の選出。最近はJリーグでも調子は出てないようですし、過去の招集でも東アジアカップ以降はあまりパッとした働きが出来ておらず、工藤や青山を差し置いての抜擢は正直疑問があります。

あくまで想像ですが、もしかするとザックは今回のメンバーについては、欧州クラブへの売り込みも頭の中にあるのかなと思ったりしてます。特に齋藤のような小さくすばしっこいドリブラーが欧州の図体がデカい連中に効くのは香川や乾で実証済みで、決して引き手は少なくないはずです。そしてドリブラーにとっては1対1を制するスキルこそが命であり、今後継続的に代表で働くためには、海外の選手と日常的に対戦して経験を積める環境が必要です。

既に引く手あまたの柿谷は別として、山口と齋藤についてザックのトップセールスが果たして実を結ぶのか。欧州遠征での彼らの起用法に注目したいです。