「大迫半端ない」J1第22節 鹿島アントラーズ-横浜Fマリノス

試合後の談話で本山が言ったぐらいだから、大迫半端ないってのはもう公式認定なのかね(笑)。でも、シュートを決めた大迫はもちろんだが、そこにパスを出した本山も半端無かったね。
試合は、前節で首位に立った横浜がボールポゼッションでは上回る展開だったが、試合のペースはホームの鹿島が握っていたと言え、横浜の選手に対してしっかりプレッシャーをかけ続けて自由にさせず、ファールは与えるものの山村の高さを中心に中村のセットプレイを跳ね返し続け、GK榎本哲也のナイスセーブに阻まれたが、鹿島は前半のうちに2度ほど決定的なチャンスを創りだした。
が、先制したのは横浜。19分に判断が悪くて持ちすぎになった小笠原がボールを奪われ、そのまま中村、マルキーニョスとショートカウンターが決まってのゴールとなり、これはまんまと横浜の思い通りになるかと思われた。
しかし後半になると横浜の運動量が落ちだしてパスコースを作る動きが少なくなり、そういう時にドリブルで頑張らないといけないはずの斎藤は怪我明けのせいかまるで存在感が無く、富澤の代わりに入った小椋がバイタルエリアを抑えきれず、本山に決定的な仕事をさせてしまった。
それにしても大迫、2得点ともウルグアイ戦での結果を受けて一部方面で(笑)待望されていたはずの中澤の動きの逆を取る動きは実に見事だった。香川が反応で、柿谷が感覚でゴールを陥れる選手だとすると、大迫は読みで取る選手だと言えるかもしれない。大柄な海外の選手にガツガツと当たられてどうかという点はあるが、是非もっと大きな舞台での働きを見たい選手であるのは間違いない。