「3歩進んで2歩下がる」イングランド・プレミアリーグ トットナム・ホットスパー-マンチェスター・ユナイテッド

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トップ下で先発を果たしたものの、得点もアシストも無いまま62分でルーニーと交代と、香川個人の結果だけを見れば非常に物足りない試合ではあったが、遅い歩みなのは確かだけれど着実にチームの中へと溶け込みつつあるな、という実感を持った。
以前であれば、香川にボールが渡っても周りの動き出しが無く、相手を背にした状態から仕方なくバックパスをしてリターンを見込めない動き出しをしてみるばかりだったのが、この試合では香川にボールを預ければそこから良いタイミングでパスが出て来るという信頼が出て来たのか、明らかに他選手がスペースへと動くタイミングや回数が早く多くなって来た。
香川自身のボールの受け方にも向上の跡があり、ボールタッチの瞬間に今までよりも大きくワイドにボールを動かそうとする意図が見られ、それによりブンデスよりもはるかに激しく素早いボディアタックを掻い潜ろうという工夫が感じられた。
ただ、香川がパスを出す方は改善の様子が顕著なものの、受ける方はまだ全然で、スパーズのように中盤で常にプレスをかけ続けて来るような状況の中で、香川の素早く細かい動き出しに判断良くパスを合わせてくれるような選手はおらず、そういうコンビネーションが向上して行かないと、なかなか香川がシュートを打てるような機会は増えて行かないだろう。
とは言え、今までだったら視野狭窄のままドリブルシュートの選択しか無かったウェルベックが、タイミングがさっぱり合ってないものの香川に対してパスを出す選択が出来るようになっており、ファン・ペルシとのコンビネーションと同様に、これから改善していける余地は十分に残されているように思う。
あと、気になるのはファーガソン監督の起用方法。中盤ダイアモンドのCHという現状ではいかにも無理がある手段は諦めつつあるものの、ルーニーと同時起用される場面がまだ作られていないのが気にかかる。左ウイングで先発したリヴァプール戦は悪くなかったと思っているのだが、もしサイドとしては満足できないと監督が考えているとしたら少々厄介だ。
香川と交代で入ったルーニーのプレイを見ていると、やはりバイタルで受けて、というよりはスペースに大きく動いてボールを受ける形が多いし、それに対してチームメイトも慣れているので香川よりも明らかにボールがスムーズに出て来る。まあ、バルサのように細かくパスを繋いで全員で守備に帰るサッカースタイルは頭も体も使うので、後ろにしてみればドッカンドッカン蹴ってりゃ前でキープしてくれて休めるルーニーのほうが後半は楽、という点はあるのだろう。
どのみち、いきなり香川のスタイルに全員が合うような状況は今日明日には実現できない。今は地道に練習や試合で一歩一歩コミュニケーションを進めていくしか無いだろう。

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