高校サッカー決勝、岡崎1トップの雑感

昨日は、楽しみにしていた高校サッカー決勝だったんですが、読売テレビの録画中継が延長&PK戦までを1時間強という枠に無理やり押し込まれたものだったので、試合が始まったと思ったら前半40分になってました(苦笑)。
サッカーの本質的にはPK戦よりも実際の試合のほうがはるかに大事なはずなのに、テレビ的に美味しいPK戦を民放が逃してくれるはずもなく、結局スポーツではなくて単なる感動ありがとうエンターテイメントになってしまいましたよ。どうやら、KBS京都がちゃんと夜に放送してくれていたようですが、気づいた時には後の祭りでした・・・
そんなわけで、ダイジェストを見て戦評云々も無いので単なる雑感になってしまいますが、前半こそ京都橘がポゼッションをしていたものの、後半はフィジカル能力に長けた鵬翔が全体的に押し気味で、最後はPK戦慣れをしている鵬翔に軍配が上がったという感じでしょうか。
試合自体はオープンに攻め合う展開で、互いにパスもスムーズに回ってましたし、現在はユースチームからレベルが落ちると言われている高校サッカーではありますが、日本サッカーの全体的な底上げを感じられた大会を象徴する試合だったように思います。
そして、その後は時間が余っていたのでヴォルフスブルク対シュツットガルトの試合を前半だけ観戦。酒井が出場停止、長谷部がベンチスタートとちょっと残念な状況の中、岡崎だけが1トップでスタメン出場・・・は良かったんだけど、終始試合から消えちゃってましたね。
練習試合では岡崎の1トップは効果的だったようですが、休暇明けで全体的に選手の運動量が多く、ガチガチにプレスとマークがかかっている中では裏に飛び出してもほとんどボールが来ず、ハイボールが飛んで来るか、DFに囲まれながらポストプレイを強いられる場面が多くて、それは岡崎にやらせるプレイじゃないだろう、という感じでしたね。2列目がボールを持っても、囮に使われてミドルという場面が多かったし・・・
もっとも、どんな展開であっても一定以上の働きをしないといけないのがプロなわけで、当然岡崎にももうちょっと何とかしてもらいたかったところ。残念だけど、これで次の1トップでの起用は無いかなあ・・・ホームで下位相手だったらもう1度試して欲しいんですけどね~。