「日本は、格好の噛ませ犬になってしまったサウジを決して笑えない」ロシア・ワールドカップ グループA ロシア-サウジアラビア

2018/06/15 | ワールドカップ

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昨晩から始まったロシア・ワールドカップ。モスクワで行われた開幕戦のロシア対サウジは、24時スタートという遅い時間だったために前半だけで生観戦を諦め、早めの時間に目覚ましをかけて後半は1.5倍速で見させてもらった。

フォーメーションはロシアが4-2-3-1、サウジは4-1-4-1のフォーメーション。ロシアがいつもの3バックではなくて4バックにして来たわけだが、その理由は試合が始まってみるとすぐに分かった。

ロシアはサウジが善戦したドイツ戦をきっちり研究したようで、サウジがパスを繋いで来るチームだと看破し、サウジのCBには自由にボールを持たせる代わりに、残りのフィールドプレイヤー8人にマンマークを付けさせた。そのおかげで、サウジはパスの出しどころが全く無くなり、苦し紛れに狭い中盤へパスを出してはボールを奪われる苦しい展開へと追い込まれる。

そして前半12分、CKからロシアがセカンドボールを拾い、戻したボールをダイレクトでクロス、ファーに飛び込んだガジンスキーがヘディングで押し込みあっさりロシアが先制する。開催国の開幕戦は、非常にプレッシャーと緊張がかかる試合になるものだが、この先制点で一気にロシアは楽になり、その後は引き気味に守ってカウンター狙いにシフトする。

ロシアは前半23分、ベテランのジャゴエフがハムストリングを痛めて退場してしまうが、交代で入ったチェリシェフが大活躍してしまうのだから笑いが止まらない。43分に、ロシアはカウンターから左サイドでフリーになったチェリショフにパス、サウジのDFが焦ってスライディングしたところを余裕の切り返し、ニアにシュートを決めてロシア2点目。そして前半終了。

後半になるとファラジが下がってボールを受けるようになり、FWに対して楔のパスを積極的に出すようになるが、そこをロシアのDFが厳しく当たってロストを連発、カウンターを食らってしまうサウジ。しかもサウジはデュエルに負けてロシアのポストプレイを止められず、ズルズルと下がって最後は左右に振られてDFが右往左往。

サウジは、後半12分に右からのクロスにサハラウィが飛び込むもわずかに合わなかったが、これが試合を通じて唯一の決定機らしきものだった。ここからロシアがジリジリと前に出て来てサウジが自陣に押し込められると、26分に右からのクロスをジュバが合わせて3点目。これで勝負は決まってしまった。

ロスタイム3分の残りわずか1分間で、チェリシェフにアウトサイドのゴラッソ、最後はゴロヴィンに直接FKを叩き込まれて5-0。ロシアの攻撃が上手く決まり過ぎたとは言え、サウジは完全に気持ちが切れていて、得失点差を考えると初戦で早くもグループリーグ敗退崖っぷちの事態を自ら招いてしまった。

予選を通過してから監督が交代、デュエルが弱くて自分たちのサッカーしかやれないチームと来れば、なんかアジアのどっかで良く似たチームがあった事を思い出すよね(笑)。しかも相手を研究し尽くして個別に対策を立てるのが得意な監督を首にしちゃったし、選手にW杯の経験らしきものはあるけど、単なる噛ませ犬だとサウジを笑っていられない試合だったように思う。

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