「なでしこ”不思議”ジャパン、2試合連続で3倍のシュートを浴びるも何故か優勝」アジア大会 サッカー女子 決勝 日本-中国

2018/09/01 | なでしこ

スポンサードリンク

気がつけばあれよあれよという間に決勝に進出してしまったなでしこジャパン。相手は台湾を準決勝で破った中国。日本は岩渕の1トップに、長谷川がトップ下気味に入った4-4-1-1、中国は4-4-2のフォーメーションでスタート。

試合は序盤から中国がハイプレスを仕掛けて来る。そしてボールを奪うと素早くDFに裏のスペースを狙って基点を作り、サイド突破に繋いで早めにクロスを上げて来るイングランドスタイル。

日本は中国の勢いに対して、細かいパスワークで何とか攻撃を組み立てようとするが、相手のプレスが早くてアタッキングサードにほとんど侵入できず。特に日本のボランチに対して前後から挟み込む守備が早く、一瞬でも判断に迷うとあっという間にボールを奪われてしまう。

相手の寄せを剥がせれば一気にチャンスが作れそうなのだが、やはりあまりにも1対1で劣勢ではどうしようもない。前半16分には右サイドをロングパスで突破され、強烈なシュートを浴びるがGK山下がしっかりセーブ。日本はようやく30分に岩渕が最初のシュートを放つのが精一杯。

その後、少し中国のプレスが落ちて日本がボールを持てるようになるが、すぐに日本も疲れてただ前に蹴るだけになってしまい、またピンチを量産してしまうが何とか前半を耐え忍ぶ。後半も変わらずセットプレイの連続から、7分に相手のFWに抜け出されるが何とか三宅が足を出してカバーするヒヤヒヤな展開。

日本も、後半は長谷川が下がってボランチを助け、空いたスペースに他の選手が入り、そこにワンタッチパスを繋いで攻略しようという意識は見られるが、いかんせんミスが多くて戦況を変えるまでには至らない。ここで日本は籾木に代えて菅沢を投入。

中国は18分にPA内で完全に抜け出し、GKと1対1になるも相手のシュートは枠の上で、絶体絶命のピンチも運良く失点にならず。しかしこれをきっかけにしたかのように中国の足が急激に止まり、後半23分には日本がこの試合初めての連続攻撃。

しかし日本が前に出て来た分、中国にもカウンターのチャンスが生まれ、後半30分には左サイドで基点を作られ中に入った17番にダイレクトでゴール左隅に打たれるが、山下がチームを救うファインセーブ。39分に日本はPA内で中島が倒されてPKの笛が鳴ったががオフサイド。

そして後半45分、DFからのロングパスを受けた岩渕が反転、右サイドを走る中島へ展開すると、ダイレクトのクロスをニアに飛び込んだ菅沢がダイビングヘッドを決めて日本が劇的なゴールを決める。中国はもはや反撃の力を持てず、3分のロスタイムは意外とあっさり過ぎて試合終了。

まあ決勝トーナメントに入ってからは、ピッチの影響もあるんだろうけど3試合連続で相手に押し込まれ、終始劣勢の中で相手のシュートミスなどに助けられ、準決勝と決勝ではともに4-14と3倍のシュートを打たれ、でも気がついたら勝利しているのはマジックとかじゃなくて、純粋になでしこジャパンならぬ「不思議ジャパン」と言うしかない謎の勝負運があった。韓国と決勝を戦う男子代表にも運を分けて欲しい(笑)。

そういう意味では、間違いなくMVPはGK山下、次点でCBの鮫島である事は衆目の一致するところだろう。逆に、籾木や隅田、長谷川ら若手攻撃陣の出来は物足らなかった。もっとパススピードやキープ力を上げていかないと、アジアよりも上のレベルではとても戦えないだろう。ひとまずおめでとうだが、明日にはさっさと忘れて次に進んでもらいたい。

↓よろしければ、応援の2クリックよろしくお願いします。

サッカーランキング
にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

スポンサードリンク

固定リンク

「チームも選手も手探りの中、乾がスタメンを勝ち取るためのポイントとは」リーガ・エスパニョーラ第2節 アラベス-レアル・ベティス

試合から日にちが経ってしまったけど、昨日はDAZNのクルクル攻撃に悩まされながらも、何とか乾がベティスでの初先発になったアウェイ・アラベス戦を観戦。 早速前半2分に、左サイドへの展開パスから乾が...

続きを見る

「森保ジャパンの初陣は、当然ながらの大幅世代交代」キリンチャレンジカップ チリ・コスタリカ戦 代表メンバー発表

2018/08/30 | 日本代表

アジア大会すらスルーしていたので、今日発表がある事なんかこれっぽっちも知らなかったのですが、一応キリンチャレンジカップのチリ戦、コスタリカ戦のメンバーが発表されてましたね。 GK 東口順昭(G...

続きを見る

「GKが3バックのセンター、HSVの大胆戦術に伊藤達也は付いて行けるのか?」ドイツ・ブンデスリーガ2部 第3節 ハンブルガーSV-アルミニア・ビーレフェルト

昨日は精神的に相当厳しい用事があり、そのプレッシャーのせいでアジア大会UAE戦の事を完全に忘れていて録画も出来ず。ならば乾の試合でも見ようかと思ったのだけど、疲労困憊の状態でDAZNのクルクル攻撃を食...

続きを見る

「なでしこジャパンは、研究された”自分たちのサッカー”の殻を破れるのだろうか」アジア大会 サッカー女子 準決勝 日本-韓国

2018/08/29 | なでしこ

決勝トーナメント1回戦で、最大のライバルである北朝鮮を破って準決勝へと進出したなでしこジャパン。準決勝の韓国戦は、日本は岩渕と菅沢が前線に並んだ4-4-2、韓国は4-3-3のフォーメーションでスタート...

続きを見る

「やっとシャドーに機能的整合性、しかし守備は全く整合せず運頼み」アジア大会 サッカー男子 準々決勝 日本-サウジアラビア

2018/08/28 | 五輪代表

日本はいつもの3-4-2-1なのに対し、サウジはこれまでの4-2-3-1ではなく、中盤を逆三角形にした4-3-3のフォーメーションを採ってきた。 サウジのプランとしては、日本の前線3人と中盤に対...

続きを見る

「久保裕也がまさかの開幕戦先発、そしてまさかの大迫化」ドイツ・ブンデスリーガ第1節 ヘルタ・ベルリン-ニュルンベルク

突然、ベルギーリーグのゲントからドイツ1部のニュルンベルクへの移籍が決まった久保裕也。怪我人が出た影響もあって、いきなり開幕戦から久保が4-3-3の左ウイングで先発。対するホームのヘルタ・ベルリンは3...

続きを見る

「何故か移籍しても便利屋扱いな大迫、化けたと思ったらそのまんまだった浅野」ドイツ・ブンデスリーガ第1節 ブレーメン-ハノーファー

土曜日はブンデスリーガの開幕戦。大迫が所属するブレーメンと、浅野と原口が移籍したハノーファーとの試合がスカパーで生放送されていたので、昨晩はこのカードを観戦。 ブレーメンは大迫が4-3-3の右ウ...

続きを見る

「懲りずに3バック、案の定苦戦を強いられるのは確信犯なのか?」アジア大会 サッカー男子ベスト16 日本-マレーシア

2018/08/25 | 五輪代表

アジア大会のグループリーグを2位で通過した日本は、ベスト16では韓国を下して1位で通過したマレーシアと対戦。 日本はベトナム戦から6人を入れ替え、フォーメーションは同じ3-4-2-1でGKが小島...

続きを見る

フェルナンド・トーレス、イニエスタとポドルスキとの共演で鳥栖移籍後初ゴール

2018/08/23 | 天皇杯

昨日から首都圏方面へ出張しているので、サッカーの試合をフルで見られる環境に無いのですが、なんとか天皇杯のハイライトはいくつか見ました。 そんな中でもやはり一番のニュースは、サガン鳥栖に移籍してからず...

続きを見る



蹴閑ガゼッタ(旧TOP)
RSSフィード
「2点目の基点となった久保、原口は退場の犠牲に、浅野は活きそうな場面で出番なし」ドイツ・ブンデスリーガ第4節 ニュルンベルク-ハノーファー

まだリーグ戦3試合未勝利同士の日本人対決。ニュルンベルクは4-3-3の...

「新しいキーマンと古いキーマンがガンバの残留争いを牽引する」J1第27節 清水エスパルス-ガンバ大阪

前半わずか1分で、右サイドを小野瀬がパス交換で抜け出し、低いクロスをフ...

「4-2-3-1でようやく生まれたゲッツェと香川のポジション、果たして軍配はどちらに上がった?」UEFAチャンピオンズリーグ グループA クラブ・ブルージュ-ボルシア・ドルトムント

昨日は週末のイベントに向けての準備もしないといけなかったので、香川が途...

「初戦はロコモティフ・モスクワに完勝、チームでも存在感は別格の長友」UEFAチャンピオンズリーグ グループD ガラタサライ-ロコモティフ・モスクワ

昨日から開幕したUEFAチャンピオンズリーグ。ドルトムントでまだ公式戦...

「大迫は相変わらずクルーゼ・システムの尻拭い、久保はコンバートを視野に入れるべき?」ドイツ・ブンデスリーガ第3節 ブレーメン-ニュルンベルク

第3節での日本人選手対決は、大迫のブレーメンと久保のニュルンベルク。ブ...

→もっと見る

PAGE TOP ↑