「トップ下は優劣ではなくて組み合わせの問題」キリンチャレンジカップ 日本-グアテマラ

2013/09/07 | 日本代表, 未分類

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まあ、いつもの様に「ご意見番」や某代表関連の掲示板からは、グアテマラが弱すぎて何の参考にもならない無意味な試合扱いをされていて、相変わらずブレないなと笑ってしまったのだが、グアテマラが弱かったのは確かだが、完全にノーチャンスに封じ込めたのは日本の良さが出たからでもある。
守備に戻る意識が足りなくて大量失点したウルグアイ戦と比べると、明らかに日本のメンバー全体に守備への危機感が感じられ、吉田の削りに見られるように相手のポストに対しては厳しく当たり、ボールホルダーには近くの選手が素早く詰め寄り、1対1で対応している間に前目の選手がプレスバックしてカバーを行う意識が徹底されていた。
香川がトップ下に入って無得点に終わった前半の出来がボロカスに言われているが、こと守備面に関しては香川のほうが本田よりもしっかりやっていて、前線からのボールの追い回しや相手のドリブルに追いかけてプレッシャーをかけるなど、マンUで試合に出ていない分の必死さが感じられた。
ただ、それが日本代表において効果的かどうかはまた別の話で、香川がトップ下の場合はあちこち動いてはボールを短いタッチではたき、周りを使ってチャンスを作る組み立てになるんだけど、清武や岡崎、大迫も皆香川と同じようなプレイをしてしまうので、結局リズムが単調になって相手を崩しきれなくなってしまう。
本田の場合は、良い意味でも悪い意味でも真ん中からあまり動かず、足元にしっかりボールを収めて良い体勢に持ち替えてからパスを出して来るので、それがちょうど日本にとっての溜め場所、ランドマークになっているのだ。そして、本田がいる事が香川のマークが緩くなるし、それは本田にとっても同様であり、巷では本田と香川の優劣を騒ぎ立てているが、チームとの相性や組み合わせの問題であり、実際には互いに補完し合っている関係なので、その議論はナンセンスだと言うしか無い。
じゃあ2列目には本田がいればパーフェクトなのかと言うとそうでもなくて、ウルグアイ戦のように全体の守備意識が低くなると動かない本田は逆効果になってしまうし、3-4-3の場合は今の本田のプレイスタイルでは必要の無い選手であるとさえ言える。
実際にこの試合でも3-4-3が機能しなかったわけだが、それもある意味当然な話で、3-4-3はサイドに位置する1-2-1の4選手がローテーションのようにポジションチェンジをしながらサイド攻撃をするのがセオリーなので、本田のように中で溜めを作って前線とのコンビプレイを狙う選手は、トップ下にいるとかえって邪魔なのだ。
もし本気で3-4-3に本田を組み込もうと思ったら、おそらく本田の居場所は1トップか3バックのセンターが適任という事になってしまう。インテルのマッツァーリ戦術のように3-1-4-2ならアンカーでも行けそうだが、どちらにしてもトップ下では無くなるのには変わりない。
その辺をザックが考えてないわけは無いと思うのだが、3-4-3を本番で使うオプションとして考えているのか、相手への目眩ましやチームへの軽い刺激としてしか考えてないのかは分からない。現状を見る限りでは、後者のように思えてしまうのだが・・・はてさて。

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