Jリーグはスポーツなのか、祭りなのか

2013/11/01 | Jリーグ, 未分類

スポンサードリンク

最近まで全く日にちを知らなかったんだけど、どうやら昨日はハロウィンだったらしく、渋谷センター街などでは仮想した人が大挙して大変だったそうですね。

ハロウィンは、もともと11/1は古代ケルト族にとって年が変わる日であり、その前日はお盆のように死者が蘇ってくると信じられていたんだけど、それと同時に悪霊なども呼び寄せてしまうので、撃退するために仮面をかぶって脅かす風習が起源だったそうだ。しかしそれが仏教徒がほとんどである日本人と何がつながっているんだろうと思ってしまいます。

日本はクリスマスにケンタッキーフライドチキンを食べたりしますが、もともとは米国に渡った清教徒が開拓期の飢えの中で迎えたキリストの生誕祭に、野生の七面鳥を食べて祝ったのが起源とされ、チキンは形が似ていても別物だし、そんな聖なる食事にファストフードとは、本来の意味から二段階も飛躍してしまっているわけですよね。

まあ、それを言い出せばハロウィンで大騒ぎをしているアメリカ人がそんな事を考えているかは非常に怪しいわけですが、それでも彼らは宗教的なバックグラウンドが少しでも無いと社会から非難を浴びるリスクがあるわけで、異教徒の祭りを自ら開催する事はまずあり得ません。

日本人は・・・とレッテル張りする事は好きではありませんが、やはり良くも悪くも本質的な部分をあまり鑑みずに祭りを楽しんでしまう性向が強い国民性なのではないかと思います。

さて昨今のJリーグはと見ると、観客動員はジリ貧でどこのクラブも経営はギリギリ、それどころか今回のアビスパのように経営危機に陥るクラブは後を絶たず、有望選手は皆海外移籍を果たしてしまうなど、さっぱり良いニュースが上がってきません。

ここまでJが斜陽になってしまっている原因の1つは、「祭り」成分の少なさにあるのではないかと思っています。例えばアクセスが悪くて老朽化した見難い陸上スタジアムに少ない観客、チームが弱くてJ1昇格など夢のまた夢の連敗ばっかりだと、コアサポーター以外にとっては祭り要素、つまりウキウキした楽しい非日常を感じる瞬間などどこにもありません。数少ない支援スポンサーはほぼタニマチと化しています。

そんな状況の中で、Jリーグ側は放映権料削減の影響をカバーするために、2ステージ制にするという案を出してサポーターから総スカンを食っている状態ですが、これはお金の問題だけではなくて、少しでも非日常な祭り要素を増やそうとしている側面もあるのだ、と考えればある程度納得がいく話です。昇降格がかかった試合だと普段はガラガラのスタジアムが満員になる事が珍しくないですが、そういう効果も狙っているのでしょう。

確かに、競技スポーツとして成績が結果に正しく反映されないのはおかしいですし、長期的に見れば日本サッカーにとってマイナスの影響を与える可能性はあります。プロ野球12球団中6チームがクライマックスシリーズに出場するため、ペナントはほぼ形骸化してスポーツ的には意味の薄い存在になりつつあります。箱根駅伝なんかはそれだけが突出した人気になっているために、陸上長距離の有力選手は全て関東の大学に集まり、駅伝の練習ばかりでちっともマラソンの強化には繋がっていません。バレーのガラパゴスぶりに至っては語る気すら起こりません。

Jリーグ発足から20年、日本にクラブスポーツを、本物のスポーツ文化をという理念は残念ながら世間の支持を得られずに頓挫しつつあります。が、理念に殉じてJリーグが死んでしまう事を考えれば、祭りに方向性を向ける事は必ずしも悪いことではありません。大事なことは、あくまで手段と目標を間違えない事。祭りという手段を使いつつも、サッカー文化を広める、ワールドカップを取るという目標に向かうよう、常にPDCAサイクルを怠らない事が肝要だと思います。

ぶっちゃけ、2ステージ制もやってみてダメだったら変えれば良いんですよ。茹でガエルよりも「やってみなはれ」の精神じゃないでしょうか。

↓よろしければ、応援の2クリックよろしくお願いします。

サッカー ブログランキングへ
にほんブログ村 サッカーブログへ
にほんブログ村

スポンサードリンク

固定リンク

「負けてなお強しのヘルタ」ドイツ・ブンデスリーガ第10節 バイエルン・ミュンヘン-ヘルタ・ベルリン

一時は得点力不足でブレーキがかかったものの、ここ3試合は再び調子を取り戻して4位という好順位につけているヘルタ・ベルリン。この試合でも絶対王者のバイエルンに対して2-3とあと一歩まで追い詰める活躍を見...

続きを見る

「岡崎復活の2得点」ドイツ・ブンデスリーガ第10節 マインツ-ブラウンシュヴァイク

リーグ戦開幕から4連勝と絶好のスタートダッシュを決めたものの、そこから公式戦7試合でわずか勝ち点1といきなり絶不調に陥っていたマインツ。 まあ、その4連勝も実際はミュラーの異常な決定力によるものが大...

続きを見る

「やはりここまで武器が少ないと厳しい」U-17ワールドカップ ベスト16 日本-スウェーデン

2013/10/29 | ユース代表, 未分類

グループリーグで3連勝を飾ったものの、ベネズエラ戦の時点から今回の日本は対策されると打開手段が少なくて厳しいチームだなと思っていただけに、大変残念だけどラッキーがこの試合に来なかったなという感じで、あ...

続きを見る

「長友は手抜きか息切れか」イタリア・セリエA第9節 インテル-ヴェローナ

8節を終わってプロビンチャでありながらもインテルより上位の4位にいる絶好調ヴェローナが相手とあって、欠場者を抱えるインテルにとっては厳しい流れになるかと思われた試合だったが、開始わずか12分でセットプ...

続きを見る

「4-4-2での香川はうまくいかない」イングランド・プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド-ストーク・シティ

ミッドウィークのチャンピオンズリーグにフル出場したので、リーグ戦はパスして翌週のカップ戦に出場すると見込まれていた香川がまさかの先発。思わずモイーズの中の人がファーガソンに変わったんじゃないかと驚いた...

続きを見る

「細いチャンスの糸を掴んだ香川」欧州CL グループA マンチェスター・ユナイテッド-レアル・ソシエダ

モイーズ体制になってから今までずっと冷や飯を食わされていた香川が先発フル出場で好プレイという内容を残し、モイーズの偏見をようやく改めさせたというチャンピオンズリーグのレアル・ソシエダ戦。 結果はニュ...

続きを見る

「ベラルーシ戦と紙一重」U-17ワールドカップ グループD 日本-チュニジア

2013/10/25 | ユース代表, 未分類

Yahoo!のトップにコラムが載るぐらい、U-17代表を率いている吉武監督への賞賛が鳴り止まない今日このごろだが、自分的には3-1で快勝したベネズエラ戦を見て、このチームは案外対策されると脆いんじゃな...

続きを見る

「これがモウリーニョの恐ろしさ」欧州CL グループE シャルケ04-チェルシー

今朝のCLで、香川がレアル・ソシエダ戦にフル出場して良いプレイを見せたという嬉しい結果が飛び込んできたけど、当然まだ試合は見ていないので、先に内田がいるシャルケのCLチェルシー戦の戦評を。 ここまで...

続きを見る

「まだまだバルサの域には遠い」U-17ワールドカップ グループD 日本-ベネズエラ

2013/10/23 | ユース代表, 未分類

欧州王者のロシアに続き、南米2位のベネズエラをも3-1で一蹴し、ベネズエラの監督からは「これほどの素晴らしいサッカーには出会ったことがない」と言われるなど、UAEで快進撃を続けているU-17の96ジャ...

続きを見る



蹴閑ガゼッタ(旧TOP)
RSSフィード
PAGE TOP ↑