2009年05月09日

「いつも通りのセルティック」スコットランド・プレミアリーグ第34節 アバディーン-セルティック(1-3)

順位決定リーグに突入しての最初の試合は、前節に続いてアバディーンとの試合。

試合展開は、まあいつも通りのセルティックという感じで、アバディーンの激しく忠実なプレスの前にポゼッションしてもボールはなかなか前に運べず、セットプレイでまず失点。そして中村のセットプレイのこぼれ球を押し込んだボールが相手に当たってゴールに入って同点、後半になって相手の運動量が落ちたところで逆転という、あまりにも毎度お馴染みのパターン。

しかしセルティックも、このレベルの相手であればワンタッチパスを交えて早い攻撃をすればもっと効率の良い試合運びが出来るはずなのに、相変わらずツータッチパスだらけでなかなかプレスがきつい中では崩せないねえ。この試合はクロサスとハートリーがボランチだったけど、いつまで経っても誰が出ても一緒なのは、ある意味芸術的ですらある(苦笑)。

中村も一応2得点に絡んだ形になったけど、やはり状態が悪いのかセットプレイの精度も動き出しもいまいちで全体的には存在感が薄い働きだった。

もう今日はいよいよ大一番、2位レンジャーズと勝ち点差1で迎えるシーズン最後のオールドファームダービーだけど、まあかなり勝利は運頼みになってしまうのは間違いなさそうだ。

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | スコットランド・プレミアリーグ

2009年04月11日

「水野復活」スコットランド・プレミアリーグ セルティック-ハミルトン(4-0)

セルティックは4点で快勝はしたものの、内容的にはもうひとつぱっとせず、ハミルトンの最終ラインのDFのルーズさで得点を積み重ねられたという感じ。

怪我明けの中村のせいだけではないけれど、ワンタッチで早くパスを回そうとしてミスが重なったおかげで、途中から足元でつなぐパスになってしまい、ボールをキープはするけど流れるような高速攻撃を仕掛ける場面はあまり作れなかった。

そんな中で嬉しかったのは水野が久々に出場した事。それも、今までのようなサイドに張りついたままのプレイではなくて、中に入ってボールに触り、ドリブルを仕掛けたり大きなサイドチェンジをやってみたり、CKやFKを積極的に蹴ったりと、まるで中村の双子ではないかというプレイ振りだったのにはびっくりした(笑)。

中村が今期終了後に日本に帰国するかどうかは不透明な状況だが、今の調子を続けていけば、最初は日本の誰もが「?」だった中村の代わりとしての水野、という期待に応えられるかもしれないね。

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | スコットランド・プレミアリーグ

2009年03月24日

「中村、大丈夫?」スコットランド・プレミアリーグ第30節 ダンディーU-セルティック(2-2)

スコットランドリーグカップで負傷した中村が早速復帰先発した試合だったが、後半は多少マシになったとは言え、それまでの出来は本当に酷いものだった。

守備ではほとんど横を走るだけのアリバイ守備で体を張ったスライディングは見られず、攻撃でもボールを受けて周りを見ている間に取られたりと、全くらしくないプレイを連発。いつもの中村なら、サイドやセンターに自由なポジションを取ってセルティックの攻撃に変化を付ける存在なのだが、この試合ではミスが多すぎてチームメイトから無視されてしまっている有様だった。

当然、中村を経由しないセルティックの攻撃はいつも通りの一本調子になってしまい、良いタイミングと精度で縦パスが入らないのでフェネホール・オフ・ヘッセリンクは中村以上に消えた存在と化し、マクドナルドの飛び出しとマクギーディのドリブルが唯一の攻撃手段という寂しさだった。

対するダンディーUは、ボールを奪ったらシンプルに早く人とボールが縦に動くサッカーで常にセルティックに圧力をかけ続け、マクドナルドに先制は許したものの、後半になるとヴァレンシアBから移籍したサンダサの鋭いプレーで逆転。最後は息切れしてセルティックに追いつかれはしたが、サンダサはセルティックのFWと交換して欲しいぐらい(笑)かなりの当たりで、とても良いチームになって来た感じ。

それにしても、バーレーン戦でも働いてもらわないといけないのに、中村のコンディションは大丈夫なのだろうか?

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | スコットランド・プレミアリーグ

2009年03月06日

スコットランド・プレミアリーグ第28節 キルマーノック-セルティック(1-2)

明日からJが開幕してしまうけど、もう加入するのはこのタイミングしかないので、思い切ってスカパーの海外リーグセットに入ってしまいました(笑)。なので、セルティックの試合を早速観戦。

セントミレン戦とは一転してギリギリ1点差での勝利であったが、劣悪なピッチコンディションとホームのキルマーノックが激しいディフェンスを見せた点に加えて、累積警告で欠場したフェネホール・オフ・ヘッセリンクに代わって先発したサマラスが組み立てで機能しなかった事が大きかったように思う。

サマラスは相変わらずあちこちのスペースへと動き回り、いざボールを受けても足元にほとんど収められなかったので、クロサスもほとんど縦へとパスを出す事が出来ず、もちろん相手のディフェンスも下げられないのでヒンケルがなかなか上がって来れず、中村も中でプレーする機会がぐっと減ってしまった。

クロサスもまだ21歳だから仕方ない面もあるが、プレッシャーが強くなるととたんに存在感が薄くなってしまうのは相変わらずで、かえって中村がボランチの位置に下がった時のほうが思い切った縦パスが出ていたぐらいだった。

そんな中で一人気を吐いたのがオーストラリア代表のマクドナルドで、ビッグチャンスを外す場面もあったが、2得点とも見事なゴール。あまりテクニシャンと言うわけではないし、決定力もそれほど高いほうじゃないが、狭いスペースを細かいステップで抜いていく瞬発力は、W杯予選の最終戦を考えると、こういうタイプに弱い日本の守備陣にとっても脅威になるだろう。まだ年齢も若いし、来期はプレミアあたりからオファーが来そうだね。

しかしオーストラリアは次々とFWが育っていて本当にうらやましいよなあ・・・(嘆息)

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | スコットランド・プレミアリーグ

2009年03月05日

スコットランド・プレミアリーグ第27節 セルティック-セントミレン(7-0)

ここ最近はいまいち調子と結果が出ておらず、レンジャーズに得失点差で首位を奪われてしまったセルティックだが、この試合では一気に点差を縮める大勝を収めた。

セントミレンが前半のうちにPKを与える一発レッドを犯したのも大きな理由だが、この試合でのセルティックの攻め方が今までとは一味違い、クロサスを中心に前線に素早くクサビを入れる縦に早い攻撃を仕掛けた事によって、早い時間帯に相手のプレッシャーを弱められるようになった事が大きかった。

今までのセルティックは、相手の勢いを何とかしのいで後半に攻め勝つパターンだったのだが、主力のフェネホール・オフ・ヘッセリンクやマクギーディに昨シーズンまでの勢いが無く、押し込みながらも得点を奪えないうちに攻め疲れて勝ち点を失うパターンが多かっただけに、この快勝は大きな価値があったといえる。

中村のハットトリックについても、中村自身の調子が上向いていた事はもちろんだが、相手のプレッシャーが緩いためにSBのヒンケルが非常に高い位置取りを取ることが出来たために、中村も中に入ってプレイする回数が増えた事でゴール前に詰めやすかったという点が大きく、セルティックがこういう試合を続けられるようになれば、彼の得点ももっと増える事だろう。

ただ、フェネホール・オフ・ヘッセリンクはこの試合でもPKを始めとして何度もあった決定機を決められず、マクギーディも昨年のようなクロスの精度がまだ出せていないのは気がかりな点。来期の中村との契約が、CLへの出場権を失うとかなり厳しい事になるのは確実なので、Fマリファンには悪いが是非首位で終わって中村を悩ませる事になってもらいたいね。

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | スコットランド・プレミアリーグ

2009年02月18日

スコットランド・プレミアリーグ第25節 セルティック-レンジャーズ(0-0)

昨日はあまりネタも無く、アクションの締め切りが近かったので原稿書きに専念のため更新はパス。で、今日はオールドファームダービーについて。

最近好調のレンジャーズと、いまいち調子に乗り切れないセルティックという状態どおり、セルティックホームでのダービーだったのにも関わらず、試合の流れは完全にレンジャーズのほうに分があった内容だった。

ダービーらしく試合開始直後は激しい縦へのボールの応酬で始まったが、少し落ち着いてからはセルティックがボールを支配。と言っても、セルティックの攻撃はただいたずらにクサビのボールやロングボール、アーリークロスを蹴りだす一発攻撃ばかりで、2人3人と絡んだ攻撃が無く、レンジャーズの固いマークの前にほとんど決定機を作り出す事が出来なかった。

逆に65分を過ぎるとセルティックの運動量が落ちて、早いスピードながらもセルティックよりはよほどコンビネーションになっているレンジャーズが何度もサイドを突破し、幸いにもこの日は大当たりだったボルツのスーパーセーブに救われて失点は免れたが、流れとしては完全にセルティックの負けゲームだったと言える。

中村は日本帰りながらも攻守に走り回り、特に守備で何度も深い位置まで戻ってクリアを見せるなど奮闘はしていたが、最後に阻まれたFKを始めとしてキックの精度はいまいちでミスも多く、何より縦に急ぎすぎる味方とポジショニングやパスが噛みあっていなかった。

もともと、中村のキープやペースダウン、アイデアで攻撃のバリエーションを作っていたチームだけに、ダービーになって中村流のボール回しを忘れてしまうと一気に一本調子になってしまうのがセルティックの常だが、相変わらず全く成長してないなあと。本当に、このチームは中村がいなくなったらどうすんだろ。水野がスケープゴートにされなきゃいいけどねえ・・・

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | スコットランド・プレミアリーグ

2009年02月06日

スコットランド・プレミアリーグ インヴァネスCT-セルティック(0-0)

セルティックはスコティッシュ・リーグカップのダンディー戦に続いて、またもスコアレスドロー。

とは言え、セルティックが物凄く悪かったというわけではなく、この試合はとにかくインヴァネスの運動量と集中力が凄まじかった。インヴァネスは連敗後に監督が交代し、新しい選手を獲得してのホーム戦だったために、異常なほどのモチベーションで試合に臨んでいた。

前半の45分は、完全にピッチ上のどこでも数的優位状態で、セルティックの選手は1秒もボールを持つ事が出来ずに相手に囲まれ、仕方なくロングボールに頼るものの先発のサマラスに切れが無く、セカンドボールをことごとく拾われて相手陣内でパスを回すような時間はほとんど与えられなかった。

ようやく後半も15分を過ぎるとインヴァネスのペースが落ちてセルティックがボールを回し始めたが、それでもクロスやセットプレイに対するインヴァネスの集中力は全く落ちず、こぼれ球に鋭く反応して二次攻撃を許さず、試合終了間際には逆に再びセルティックを押し戻すぐらいの勢いだった。

そんなサッカーでは中村が役に立つはずも無く、1度ゴール前でボレーシュートを放った場面が目立ったぐらいで、この日は後半19分でお役御免。カップ戦で120分間戦っていただけに、この後にオーストラリア戦が控えている日本にとってはある意味嬉しい交代だった(笑)。

オージー戦で、日本がインヴァネスのように最初からエンジン全開サッカーをやるのはコンディション的にもリスクマネージメント面でも無理がありすぎるが、走れなくなってもこぼれ球に対する集中力やフィジカルアタックに気を抜かないインヴァネスの姿勢は十二分に見習うべきものがある。

華麗でも楽しくなくてもいいから、日本には魂を感じられる戦いを見せてもらいたいものだ。

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | スコットランド・プレミアリーグ

2009年01月28日

スコットランド・プレミアリーグ第23節 セルティック-ハイバーニアン(3-1)

セルティックの試合は久々に見たが、最近の2勝2分け2敗という成績が表すように、勝ちはしたが何ともぱっとしない内容だった。

セルティックはベタ引きのハイバーニアンに対して、幸先良く開始10分で中村のCKから2点を決めて楽勝の展開に持ち込むかなと思ったのだが、そこから突然パスを早く回す事をやらなくなり、マクギーディがドリブルでこね回したり、ゆっくりしたパスから相手の陣形が整ったところへクロスを上げるなど、相手が引いていたのでCKの機会は山のようにありはしたが、結局その後はセットプレイは点にならずで終わってしまった。

守備も、個人個人の当たりやチェイスは以前よりもやる気を感じたが、結局それらが連動していないので、中盤にスペースがぽっかり空いたところを使われ、CBの両サイドに簡単にスルーパスを出されてしまい、少なくとも3回は相手に完全な決定機を与えてしまっていた。

今の強豪と呼ばれるチームのサッカースタイルは、ほぼ例外なくパスをしっかり回してポゼッションし、全員が攻撃から守備への切り替えを早くしてカウンターを許さないというもので、そこから見るとセルティックは全てにおいて中途半端な状態だなと感じる。つーか、相手はセリエAやプレミアじゃなくてスコットランド6位なんだからそれぐらいのサッカーをやってしかるべきなんだけどね(苦笑)。

中村については、調子も戻ってきたようでフィジカルの粘りやキックの精度は上がりつつあるが、特に後半はセルティックのサッカーが雑になったこともあってか点にはからんだが存在感が薄く、ゴール前へと走りこむプレイも物足りなさがあった。とにかくオーストラリア戦までにはベストに戻ってくれる事を願いたいね。

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | スコットランド・プレミアリーグ