2008年05月04日

スコットランド・プレミアリーグ マザーウェル-セルティック(1-2)

いや~、セルティックにとってはヒヤヒヤものの試合だったね。

マザーウェルはスコットランドリーグと言えど、レンジャーズ・セルティックの2強に次ぐ3位の位置にあるだけあって、派手さや個人技こそ無いものの実直を絵に描いたようなサッカーをしており、前半は攻めに出るセルティックの選手をマンマークで激しく粘り強く守って自由にさせず、前半の35分過ぎからは徐々に前に出る圧力を強め始め、後半15分にはとうとうシンプルにワンタッチクロスからポーターが決めて先制点を奪ってしまった。

セルティックは決して悪い状態では無く、マザーウェルの厳しい守備に対して前半途中から中村が3トップのような位置にまで上がってマザーウェルを混乱させようと奮闘し、相手の厳しいチェックに中村が文句を言いそうになる(前にロブソンが相手を突き飛ばしたが(笑))場面もあったが、チャンスは作れてもうまく得点までにはつながらなかったが、失点を喫した次の瞬間に中村のクロスにマクドナルドが合わせて同点に追いつけたのはラッキーだった。

中村は怪我と風邪の影響を考慮してか得点のすぐ後に交代し、途中から出場したサマラスがロブソンのCKに頭で合わせて得点、残り時間はかなりアップアップだったが何とかセルティックは逃げ切ってリーグ優勝に望みをつなげた。

レンジャーズはUEFAカップの決勝に駒を進めたために、これから18日の最終戦までは全て中2日、3日での連戦が続くことになり、この試合でのマザーウェルの出来を考えれば、どこかで星を落とすことになる可能性は高い。とにかく失点につながるミスを起こさないようにして、粘り強く得点を狙う試合をして行くしかないところだ。

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2008年04月27日

スコットランド・プレミアリーグ セルティック-レンジャーズ(3-2)

なんか松井がランス戦で2ゴールを挙げたらしくて、そちらに激しく心が動かされたけど、一応大一番のオールドファームダービーを優先。逆転優勝にはもちろん、レンジャーズに対するプライドを保つ意味でもセルティックにとっては絶対に勝利が欲しい試合。

試合はいきなり4分に、ロングボールからフェネホール・オフ・ヘッセリンクが頭で流したボールをマクドナルドがオフサイド気味に飛び出してゴールに突き刺しセルティックが先制。ところが、中盤の構成力で勝るレンジャーズがここからトップギアに入れて出足でセルティックを圧倒し、17分と29分にCKからウィアとクザンがヘディングを叩き込んであっという間に逆転してしまう。

しかし、連戦の影響からか30分を過ぎるといきなりレンジャーズのペースが落ちてセルティックがボールを支配し、43分にまたもマクドナルドが左サイドから反転しながらの技ありゴールを決めてセルティックが前半のうちに追いつく。

後半になってもセルティックペースは続いたのだが、中村以外の選手があまりにも縦に急ぎすぎ、無理なドリブル、無理な狭いスペースへの縦パスを通そうとしてしまって逆にカウンターを浴びる危ない展開が続く。が、25分にロングボールに追いついて先に体を入れたマクドナルドをブロードフットが後ろから倒してしまってPKゲット。これをロブソンが思い切り真ん中に蹴ってとうとうセルティックがリードを奪う。

そこからはようやくセルティックにも気持ちに余裕が出てきたのか、それほど攻め急ぐ事無くしっかりとパスを回しつつ体を入れてファールをもらったりコーナー付近でボールをキープするプレイが出始め、最後まできっちり主導権を握ったままで試合終了。内容的にはあまり褒められた試合ではなかったが、ひとまず必要な結果はゲットできた。

ま、終始ロングボールからの激しい展開で中村が生きる場面は最後のほうしか無かったが、今までのオールドファームに比べると流れに取り残されて下のほうでウロウロしていたわけではなく、攻めの場面ではパスこそ回ってこなかったにせよ高い位置にいられたのは多少は成長した部分かなと。でもロブソンのPKは蹴って欲しかったかな(笑)。とりあえず、これで気を抜かず最後まで連勝で終わって欲しいね。

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2008年04月23日

スコットランド・プレミアリーグ セルティック-アバディーン(1-0)

レンジャーズとの直接対決に挟まれた試合とあってか、プレイは実に低調で勝ち点3が取れた事だけが収穫といった内容だった。

この日のCHは久々先発のドナーティとロブソンだったが、レンジャーズ戦で好プレイを見せたロブソンは、この試合になるとうって変わってやたらと前に行きたがり、中村はサイドから中に入ってプレイする事が多いので真ん中で交通渋滞を引き起こし、ドナーティは相変わらずイタリア人とは思えない守備センスの無さを発揮、アバディーンが契約延長をしていない選手を起用しなかったおかげで決定的なピンチは少なくて済んだものの、これも久々のバルデがロングボールで勝てていなかったらどういう結果になっていたか分からない。

もちろん攻撃でもチグハグさが目立ち、レンジャーズ戦の広く大きな展開はすっかり陰をひそめ、各選手がコネては足元にパスをつなぐばかりで、ボールを持っている割には選手が動いていないのでサイドにスペースが空かず、SBが切れ味の鋭い上がりを見せるような場面はほとんど作れなかった。まあ、怪我で調子が戻っていないヒンケルはともかく、ウィルソンやネイラーも欧州で戦うには厳しいので、CH同様このポジションも来期のネックだろう。

中村については、他の選手に比べるとコンディションは良さそうで、この試合でもゴール前に飛び込む場面が多くてゴールにからもうという姿勢が見られたのは良かったが、一度完璧にサマラスに対してスルーパスを出した場面では、出した後にうっとりするように足を止めてしまっていたのは残念。ああいう味方が前に少ない場面こそ飛び込まないと。

ぶっちゃけ試合そのものよりも、オールドファームを見てきた解説の岩本氏の土産話のほうが面白かった(笑)。ベンチ入りした水野は出番が無かったけど、それなりにチームに溶け込んでいるそうで何より。レンジャーズとのデッドヒートが最後まで続きそうなので今シーズンの出番は難しいかもしれないが、是非大量点を取れた試合で一度は使って欲しいね。

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2008年04月18日

スコットランド・プレミアリーグ第21節 セルティック-レンジャーズ(2-1)

いや~、やっとこさ中村がオールドファームダービーで役に立ってくれたね(笑)。

1点目の、後ろからのパスをトラップして前に浮いたところをハーフボレーで放ったとんでもない軌道のスライスミドルが見事だったのはもちろんだけど、相手を退場・PKに追い込んだ(マクドナルドが決めてくれなかったが・・・)シュートも手で防がれていなければ決まっていたしね。

まあ、それは突然中村がビッグマッチ向きの選手に変身したわけではなくて、セルティックがやっていたサッカーに工夫が見られたことが大きいように思う。

今までは、サイドチェンジをする選手が中村ぐらいで、あとはだいたいDFから前線への長いボールか同サイドやボランチ間でちまちまパスを回してたまにマクギーディがドリブル突破、といった形の攻めが多かったのだが、この日のセルティックはDFから斜めに走りこんで来る中盤へのサイドチェンジパス、そして中盤から同じような形でFWへパスといった横への揺さぶりが徹底されていて、ガツガツと当たりに来ているレンジャーズのプレスをうまく交わす事が出来ていた。

1点目の中村のシュートも、コールドウェルから中に走りこんだ中村へダイアゴナルのパスが通り、その中村の動きをレンジャーズが予測してなくて前にスペースが出来たところで打ったもので、まさにチームの狙いがズバリと当たった瞬間だった。

ただ、1点目を取ってレンジャーズが前に出る動きを強めてからは単純な長いボールが多くなってしまい、レンジャーズに比べると攻撃の形がその場のアイデアに任されているセルティックは、レンジャーズの早い寄せの前に有効な崩しが出来なくなり、お決まりの守備のミスから同点に追いつかれてしまったのはいだだけない。この日のロブソンはまあまあ良かったけど、CHの人選も含めてこのあたりを修正しないと来期も欧州戦では苦労するだろう。

セルティックはなんとか後半ロスタイムにフェネホール・オフ・ヘッセリンクがヘディングを決めて勝利し、これでレンジャーズには勝ち点1差まで迫った事になるが、セルティックが2試合多く消化しているため、次のオールドファームダービーで勝ってもまだ他力本願な状況には変わりない。とにかく中村には次も活躍してもらって、奇跡の逆転優勝を遂げてセルティックの英雄になって欲しいね。

では、恒例のハイライト動画をどうぞ。

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2008年03月25日

スコットランド・プレミアリーグ第31節 グレトナ-セルティック(0-3)

試合結果こそ0-3の快勝だったが、勝ち点10取り消しのペナルティがあったとは言え、ここまでダントツの最下位であるグレトナ相手に、前半終了直前にロングボール一発でようやく先制点を取れた内容はお粗末というしかない。

今シーズンのセルティックの悩みは、とにかくベストメンバーが未だに決まらないCHの組み合わせにあり、この試合ではブラウンとロブソンが組む事になったが、やはり急造コンビでは攻撃がスムーズには行かず、パスは回せるけれども手数が増えて攻撃が遅くなり、前半は完全に攻撃が停滞していた。

後半になってグレトナの運動量が落ちてスペースが出来始めるのと同時に、ロブソンが上がって中村がCHの位置で展開するような形が出てから攻撃にリズムが生まれたが、本来は第1CHとして今までレノンがやって来たDFラインの前で攻撃を摘み取る役割だったはずで、いくらこれで攻撃がうまく行っても、中村が中盤の底でレンジャーズ相手にどうにか出来るとは到底思えない。

とは言え、ハートリーとブラウンは完全に役割が重なるしドナーティはスランプ状態、スノは第1CHには一番適任だとは思うが、あまり積極的に使われないところを見ると、致命的なミスパスをする癖が抜けきれてないのか、何にしてもブラウンが外せない以上どれも帯に短し襷に長しである。

また、得点を取ったとは言えフェネホール・オフ・ヘッセリンクとマクドナルドの足元に全くボールが収まらないのも問題がある。そういう意味ではサマラスが非常に良かっただけに、勝ち点3を取れないとシーズンが終わってしまう次のオールドファームダービーに向けて、どこまでしっかりした準備が出来るのかが問われるだろう

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2008年03月04日

スコットランド・プレミアリーグ第29節 ハイバーニアン-セルティック(0-2)

バルサとの試合をミッドウィークに控えて、最近4連勝で好調のハイバーニアンがアウェイで相手というセルティックにとっては難しい試合。

その予想の通り、前半の最初こそセルティックがボールを支配はしたものの、ハイバーニアンはそれほど高い位置からプレスはかけて来なかったが、セルティックが一歩ボールをハイバーニアン陣内に持ち込むと、素早い寄せと厳しい当たりでセルティックの選手を自由にさせず、セルティックはある程度ボールは回せても、FWへのクサビを拾ったりフリーでクロスを上げられるような場面をほとんど作らせてもらえなかった。

逆に、セルティックが攻めあがったサイドのスペースにロングボールを出すシンプルなカウンターで、スピードとアジリティ不足のセルティック守備陣の間を割って何度も惜しいチャンスを作り出していた。が、毎度のボルツの好セーブや相手の決定力不足に助けられ、何とか無失点で前半を切り抜ける。

そして後半の15分ごろから、ようやくハイバーニアンのペースが落ち始めてセルティックがバイタルエリアでボールを持てるようになり、19分にネイラーがそのスペースを駆け上がってパスを出したボールが相手に当たり、足元に転がったボールを蹴りこんで先制、最後は交代出場のサマラスがマクギーディのクロスに頭であわせて2点目を決め、何とか最後は帳尻を合わせて終了。

セルティックのボランチはブラウンとドナーティだったのだが、どうもドナーティは守備的な役割に向いておらず、動き回ってボールにからむブラウンと相性が悪い印象。かと言ってハートリーやスノの守備が堅いわけでもないので、CLやレンジャーズとのダービーに不安が残る。フェネホール・オフ・ヘッセリンクも調子が悪そうで、サマラスに変える選択肢を検討してもいいかもしれない。

中村については、ピッチが荒れて風が強かったのもあってかプレイの精度はいまいちで、終始無難なプレイぶり。運動量もCLを睨んでかそれほど多くなかったね。カンプノウで勝つ見込みはまず無いけど、せめて得意のFKを決めて思い出を作って欲しいなあ。

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2008年02月18日

スコットランド・プレミアリーグ第26節 セルティック-ハーツ(3-0)

本業多忙続行中につき戦評は簡単に。

セルティックはようやく新戦力がきっちりかみ合って、ドナーティの巧みなボールさばきが活かせるような、高い位置でパスを回して攻めるサッカーが出来てきた。現在9位とはいえ調子を上げているハーツにこの内容は誉められる。

セルティックの分厚いサイド攻撃を中心とした迫力のある攻めで前半15分に1点を取ってからは、ハーツの勢いに押されてパスミスが多くなってしまったのはいただけなかったが、相手の勢いに負けずに追加点を決める反発力が出てきたのは大きい。

中村は中央にポジショニングして積極的にシュートを狙おうとする意欲はあったが、中に入ってもなかなかボールは渡されず、サイドのスペースに居た時のほうが役に立っていたのはちと皮肉。まあ、中村があまり目立たないほうがセルティックのチーム状態としてはいいんだけどね。

セルティックを誉めすぎになっちゃったけど、北朝鮮戦を見た後だからという事でお許しを(笑)。セルティックはこれで勢いに乗ってバルサ撃破と行きたいところだけど、鋭い攻撃参加から落ち着いてシュートを決め、ようやくドイツ代表のポテンシャルを見せ始めたヒンケルが出られないのは痛いね。

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2008年02月12日

スコットランド・プレミアリーグ第25節 アバディーン-セルティック(1-5)

セルティックはヒンケルが復帰してようやくベストメンバーと言えるスタメンが揃った。

そのせいか、アウェーのセルティックにしては珍しく高い位置からプレスをかける戦い振りを見せ、アバディーンも非常に勢いがあったのでいくつか決定機を作られはしたが、それらは運と相手の決定力不足もあって幸い決まらず、クロスが流れて逆サイドに飛び込んだ17分の中村のゴールを皮切りに、前半で3点を取る効率の良い試合ぶり。

後半になるとアバディーンの走力が落ちて、この日キレキレだったマクギーディのマルセイユルーレットからのクロスをマクドナルドがごっつあんゴールを決めるなど、試合は完全にセルティックの一方的なペースになり、後半17分にゴール前での混戦からゴールは入れられたものの、新戦力のサマラスやロブソンを投入する余裕を見せ、しかも中村のお株を奪う左足でのFKを決めたロブソンはもちろん、サマラスも大柄な割には機敏な動きを見せてCLバルサ戦を前に心強い大勝となった。

でも前半の高い位置での突っ張りあいであそこまで決定機を作られてしまうのはちょっと怖いね(笑)。ヒンケルもまだ試合勘が戻っている感じではないし、マクギーディが好調で中村が高い位置でプレイ出来るとかなり攻撃の厚みが出るので、第1戦のホームでは攻めに出て欲しいところだけど、メッシにスペースを使われてズタズタにされそうな気もするしなあ・・・ま、何にしても楽しみですな。

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