2010年08月06日

「本命はバルベルデ?」日本の代表監督選び

昨日は、家族に熱中症の疑いがある症状が出て、夜は点滴を打ちに行ったりとバタバタしていてサッカーは見てませんでした。皆さんも、暑いからといって単に水やお茶で水分を補給するだけじゃなく、スポーツドリンクなどで電解質を補ったり、しっかり食べて栄養を付けないと、今年の夏は本当に危険ですよ。

さて、かねてからいろんな名前が取りざたされている、次期日本代表監督候補ですが、ここに来てようやく、そこそこ具体的な話が出てきたように思いますね。スペインの記事ではファンバステンという名も出てますが、さすがにそれは無いでしょうから、スペイン方面ではバルベルデとビクトル・フェルナンデスの2名というところでしょうか。

協会としては次の監督に五輪も見てもらうような事を言ってましたが、プロ意識の高い監督になればなるほど、本来の仕事以外の部分で負担を背負わされるのは嫌がるはずなので、その辺を両名がどう考えるか。育成だけで言えば、やはりペケルマン氏が的確なんでしょうが、原さん的にはスペインの攻撃サッカーで行きたいでしょうからね。

W杯で岡田監督が守備的サッカーで結果を出しましたが、あれは中澤と闘莉王が揃っていたから出来た事であって、ジーコ、岡田と8年間に渡ってCBの世代交代を放棄してしまっている状況では、4年後に彼らのような経験を若手に期待するのは不可能です。

しかも、不思議と指摘する人が少ないのですが、遠藤以降の世代には、彼ら黄金世代に匹敵する中盤のクリエイターがいないんですよね。高い技術はあるけど判断力やメンタルで世界レベルに及ばない若手選手を、技術を生かす方向で経験を伸ばしてくれる監督のほうが、日本の現状を考えると適しているのではないかと思います。

リーガ・エスパニョーラにはそれほど詳しくないので、各候補監督の考え方までは分かりませんし、トルシエを見ても外国人監督は所詮当たり外れがバクチみたいなものですが、今は当然ながら全くTweetが流れてこない(笑)原さんの考えに、我々は託すしかないんでしょうなあ。

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2010年06月30日

「ここが世界へのスタートライン」南アフリカ・ワールドカップ パラグアイ-日本(0-0PK5-3)

記録上は、敗戦ではなくて引き分けではあるのだが、やはり根本的な個人能力、チーム力と言う点で、日本はパラグアイ、つまりは世界レベルとの差がまだあるなという事を痛感させられたように思う。

試合は序盤こそ互いに攻めあう展開になったものの、予想通りパラグアイがポゼッションを強め始め、特に駒野のサイドにいたバルテズに長いボールを集め、そこを中心に人を集めてワンツーやドリブルから切れ込まれる事が多くなった。サンタクルスのサイドにいる長友は守備能力が高いので、この左サイド偏重の攻撃は完全にパラグアイが日本を研究していた点だろう。

これにより松井が低い位置でボールを受けてからドリブルで無理に仕掛けなければならない場面が多くなり、相手の人数も多いので無理なキープからのボールロストを頻発させてしまい、それも日本が攻撃のリズムを作れない要因になってしまった。

日本は遠藤を前に上げてオルティゴサからの自由なパス出しを防ごうとしたが、遠藤を前に上げても本田のように基点になれるわけではなく、結局はサイドでも中でも日本は攻撃の形を作る事が出来ず、DFラインからのクリアーもほとんどがフィジカルに勝るパラグアイに拾われ、ラインを押し上げることもままならなかった。

パラグアイのチャンスの多くが日本のPA内で作られていたのに対し、日本のシュートはほぼエリア外からのミドルばかりで、松井や本田などの惜しい場面はあったにせよ、チャンスの質的な差は歴然としていたと言わざるを得ない。何より、パラグアイはベストメンバーから何人かが欠けていたとは思えないほど、各選手の意識が統一されていて隙が無かった。やはり相手が日本より一枚も二枚も経験とスキルが上回っていたように思う。

逆に日本は、イングランド戦でようやく本番用の戦い方が固まり、ジンバブエ戦で初めて本田の1トップ起用が始まったように、全ての要素が1ヶ月の間に決まってしまった急造チームゆえ、松井や大久保、本田に代えて攻撃にシフトする選手、彼らが疲労した時に同じ働きが出来る選手を揃えられなかった事も響いた。結果論ではあるが、石川や香川といったサイドで勝負できる人材を用意していればと思わずにはいられない。

もっとも、それが隠れ蓑の役割になって、グループリーグでは日本が相手の対策を出し抜く形になったのかもしれないが、逆に決勝トーナメントでは研究される側になり、戦い方の幅の狭さがアダになってしまったとも言える。

しかしこの敗戦は誰も責める事は出来ない。岡ちゃんの2年半の迷走は残念だったが、ホームでの親善試合やアジア相手の戦いがほとんどの環境で、世界との差を常に把握した上で確実に世界と戦える戦力に鍛え上げるだけのビジョンと経験を持ち、経験不足の選手をトレーニング出来るような監督は、世界を見渡してもそうそういるもんじゃない。むしろ、協会のしょぼいマッチメイクのもとで、あそこからよく短期間で立て直したと褒めるべきだろう。

昨日のエントリーで、駒野をPKキッカーに選んだのは間違い、みたいな事を軽率に書いてしまって訂正したが、4人目の本田が早めに飛ぶGKの癖を見抜いて逆を突いて転がしたのを見ても、単に駒野が悪いという意味ではなく、日本はフィジカルやスキルに劣る分、そういうプレッシャーのかかる時ほど冷静にプレイできる嫌らしさでカバーする必要があるのではないかと思ったのだ。

オシムも長谷部もJリーグが大事、との言葉を口にしたが、Jが欧州のレベルに追いつくにはまだまだ遠い年月がかかる。おそらく、今大会で健闘した日本の選手には欧州などからオファーが多数来るだろう。是非とも、この悔しい経験を次の高いステップへとつなげて欲しいものである。

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日本の夢が終わった。

とりあえず、日本代表の皆さんにはお疲れ様でしたと言いたい。

でも、8年前はトルシエの逆噴射、4年前は責任の擦り付け合いと逃避で終わっていた日本だが、今回はある程度合格点と言える結果を出しただけに、きっちりと自己を見つめなおすべき良い機会だと思う。

ここで感動ありがとうだけで終わってしまっては、長野五輪のジャンプ陣や、トルシエ以外のユース代表が踏み続けてきた轍を繰り返してしまう事になってしまう。

今回のPK戦一つとってみても、PK戦は技術とメンタルの両方が必要な、高度な戦略が必要な戦いだけに、日本の経験不足がモロに出てしまった結果であると言える。

とりあえず今回の日本は、ようやく世界と対等に戦える舞台まで上がって来た。残念ながらそのタイミングは4年ほど遅れてしまったが、ポジティブな状態で次の4年を始められるのは僥倖である。あとは、協会がそのバトンを「あ、○○って言っちゃったね」みたいに変な落とし方をしない事である。

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2010年06月29日

「個人能力が試される」南アフリカ・ワールドカップ パラグアイ戦展望

いつも通り、これから日本が対戦するパラグアイについての分析と展望を書いてみ・・・たいところなんだけど、パラグアイは日本の後のグループだったので、いろいろ疲労が溜まって寝落ちが多く、今まであんまりまともに試合を見てません(苦笑)。

なので断片的な情報だけでの判断で申し訳ないですが、今回のポイントとなるのは、いかにしてパラグアイを個人で止めるかと言う点に尽きるのではないかと。

今までは単純なドリブル突破のカメルーン、パスサッカーのオランダ、パスとパワープレイのデンマークというサッカーを日本は経験してますが、今回のパラグアイはそれまでの対戦相手とは全く違うサッカーをやって来るでしょう。

巷では、パラグアイは堅守から速攻カウンターのチームだと書かれていますが、おそらく日本に対してはゆっくりと前に出る戦いを挑んでくるのではないかと思います。

何故なら、パラグアイの選手は日本の選手よりもキープ力が高く、かっちりと安全にパスを回していればポゼッションで優位に立てるのは明らかで、そうやってパスを回しているうちにスペースが出来れば、その都度ドリブルで突っかけていくやり方のほうが、セットプレイと言う武器を持つ日本に対しては有効なはずです。そうやって日本を守備に張り付けて走らせれば、日本のほうが早くスタミナが落ちるはずなので、そこからじっくり料理していけばいいだけです。

それに対して日本は、とにかく1対1で出来る限り負けない事、そして激しく当たって相手に余裕を持たせるプレイをしない事でしょう。相手にFKを与えたら、逆にそれを跳ね返せばカウンターのチャンスだと割り切るぐらいでいいと思います。

パラグアイはボールを奪われたら、高い位置の選手がボールホルダーに素早くプレスをかける割に、後ろの選手はマークについて上がらない場面が多いので、バイタルエリアにしばしばスペースを空けがちになります。日本は、そのプレスを交わしていかにバイタルまでボールを運べるかが、相手の守備を打ち破るポイントになるでしょう。

その意味でキーマンとなるのが遠藤の存在。本田にはおそらくマークが集中するので、バイタルに入り込む大久保や松井に素早くボールを配給する事が求められます。遠藤に中田のようなキープは無理なので、相手より先に動いてボールを受け、早いタッチで縦につなげられればチャンスは必ず作れるはず。

コパ・アメリカで受けた屈辱から11年、今がまさに日本がここまで歩んできた成長の証を見せ付ける時ですな。とにかく皆、死ぬ気で倒れるまで走って頑張れ!

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2010年06月25日

「こりゃ本田一面は仕方ないよね」南アフリカ・ワールドカップ グループE 日本-デンマーク(3-1)

いや~、こういう事ってあるんだねえ。

と、その前にまずは岡ちゃんには謝っておかないと。本番前には散々くさして申し訳なかったです。正直すまんかった。

まあ、ここで岡ちゃんくさしたら日本が勝ち進めるのならば、これからいくらでも頭下げますって気分だけどね(笑)。でも勝負師としての強運には感服するしかないけど、これまでチビッ子コンセプトで2年半を無駄に費やした指導力については到底合格点は挙げられないので、続投するのだけは勘弁だけど。

とは言え、日本の試合への入り方は危なかった。日本が4-2-3-1にして1ボランチのCポールセンにプレッシャーをかけようとしたのだが、デンマークがロンメダールを中に置いてトマソンをアウトサイドに配する奇襲をかけて来たことで日本のマークが混乱し、トマソンを度々フリーにしたり、サイドががら空きになっているところを突破されたりと、よくこれで失点につながらなかったなという危ない場面を連発させてしまっていた。ここでもし先制されていたら、日本が試合をひっくり返すのは相当困難になっていただろうと思う。

そういう状況だったからこそ、17分に飛び出した本田のFKでのゴールの価値は、千金にも万金にも値した。

あれが決まったおかげで、守らせると強いデンマークがさらに前がかりにならざるを得なくなったし、30分に遠藤が決めたFKの場面でも、デンマークGKセーレンセンは、完全に本田が蹴る事を予測したポジショニングを取っており、隠れたアシストになったと言える。

高地+ジャブラニ効果で絶対に入らないだろうと言われていた無回転FKを決めた事はもちろん、カメルーン戦でのかぶったクロスのトラップが軸足に当たった時に、もしボールが彼の左足の前に転がっていなかったら、この試合に臨む状況や雰囲気がまるで違うものになっていたであろう事を考えると、つくづくこの男の勝負強さというか運の引きの強さというものは凄まじいと言うしかない。

本田はそれ以外の場面でもMOMにふさわしい働きで、前線ではデンマークの高さとフィジカルに屈せずイーブンボールを確実にものにし、1対1で抜けそうな場面は迷わず突破、そして冷静な判断で確実なパスを味方に出すなど、イタリア式採点なら8をつけられる文句なしの貢献であった。きっと、オシムも全新聞一面本田でも許してくれるだろう(笑)。つーか、マジで来期はビッグクラブにいるんじゃなかろうか。

さらに、この試合は先制点を取れた事は当然だけど、PKを1つもらってしまったとは言え、審判がボディコンタクトに厳しい判定をしてくれていた事も日本にとってはラッキーだった。イライラし始めていたデンマークの選手がひじを使い出した事にイエローが出されたおかげで、かなり相手の勢いが削げられたように思う。でも、大久保のセルフジャッジはあまりにいただけないけどね(苦笑)。

さて、次の相手はパラグアイである。個人技と運動量がある南米勢は、攻撃が単調になりがちで対策を立てやすい欧州勢よりも日本にとっては難しい相手だし、不調のイタリアが来るよりも厳しい対戦になるとは思うが、パラグアイも守備的な相手を攻め勝つだけのパワーは持っていないので、この試合のように先制点を決められれば勝つチャンスは十分にあると言える。

2002年にはベスト16に満足してトルコ相手に不完全燃焼で終わってしまったが、勝つにしても負けるにしても、今度こそは全てを出し尽くして欲しいものだ。

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2010年06月23日

「とにかく裏へ、速く」デンマーク戦展望

試合はまだ明日の深夜だけど、とりあえずデンマーク戦の展望を書けるうちに書いておこうと思う。

カメルーン戦では、右ウイングのロンメダールが1得点1アシストと大活躍したが、言うまでも無くデンマークの攻撃を封じるには、彼とベントナーをいかに抑えるかが重要になる。

デンマークは攻撃時になるとどんな時でもロンメダールを右サイドの高い位置に張らせる極端な右偏重の形を取っていて、ロングボールを受けたら1対1でドリブル勝負、サイドを駆け上がってパスを受けたら早いタイミングでクロスを上げ、そこにベントナーや左ウイングのグレンケアを飛び込ませる形がほぼ全てであると言っていい。従って、彼をいかに封じるかがまず大きな鍵になって来る。オルセン監督は空中戦を仕掛けると言っていたようだが、今までとそれほど闘い方は変えてこないはず。

カメルーンは彼に対してあまりにおそまつな対応で失点を喫してしまったが、基本的に長友が裏を取られないように縦を切って、切れ込んでくるドリブルを大久保あたりがしっかりケアすればそこまで恐れる相手ではないと思う。グレンケアも、飛び込んでくる動きにさえ気をつければいいので駒野1枚で十分だろう。

そしてベントナーの場合は、高さ的な脅威はそれほどでも無く、図体が大きい割には柔らかくて敏捷な身のこなしでスルーパスに反応したり、クロスに飛び込んだりというストライカー的な地上戦の動きに注意が必要。シュート力と決定力はそれほど高くないので、彼の動きに遅れずについて行って簡単にはPAの中に入れさせない事だ。

相手の守備については、陣形が整っているところにクロスを上げてもまず点は取れない。カメルーン戦でリードを奪った後は、ゴール前に4人のDFを狭い感覚で並べてサイドへとボールを誘導し、そこでボールを持った選手に対しては中盤から1枚が必ず流れてカバーに行き、中盤に返したボールを前線が挟み込んで奪うという、非常に固いリトリート守備を見せていた。

ただ、カメルーンが先制点を含む少なくとも2回はあった超決定機は、いずれもDFのオートマティックなボール回しを前線がカットしたもので、中盤が攻撃に備えて前に出た事でDFラインとの間にスペースが出来、そこに相手選手が入って来ると非常に脆い事を露呈してしまっていた。とは言え、日本がそんな事を四六時やっても消耗するだけだし、カメルーンのように前線がプレスをかけても同じようにボールが取れるとは思えないので、プレスをかける時は徹底してかけるメリハリが必要なのは言うまでもない。

とにかく、デンマークの守備陣は細かい動きに対応する事が苦手なので、日本に必要なのは相手がしっかり守備陣形を作る前にアーリークロスやDFラインの裏へのパスなどで素早くボールを送り込む事。そして、そこから中盤が押し上げて縦のパス交換をしてバイタルエリアでのマークを乱れさせ、瞬間的な飛び出しにスルーパスやクロスを合わせる事だ。焦って確率の低いミドルシュートなどで攻撃をすぐに終わらせず、バイタルに誘っておびき出したところで隙を突く冷静さ、コンビネーションが欲しい。

展開としては、デンマークは勝つしか突破の道が無いのである程度攻めに重点を置いたサッカーをして来るのは間違いない。まずはオランダ戦のようにスペースを与えず、ロンメダールを消しながら少人数でカウンターを狙う戦い方で前半を終わらせる事が望ましい。岡ちゃんは先発の布陣は変えてこないだろうし、変える必要も無い。ただ、交代は中村ってのだけはもう勘弁だけど(笑)。

そして最後の勝負どころは運動量。日本のほうが純粋なスタミナがあるかもしれないが、デンマークはここまで全て高地の試合で体は順応しているはず。日本は低地でのオランダ戦の後だけに、ここで調整に失敗して後半に失速してしまうようだと相当危険である。日本代表は自分の一部だと言い切っているオシムのためにも、最後は走り勝って勝利をつかんで欲しい。

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2010年06月19日

「本当の勝負はどのみちデンマーク戦」南アフリカ・ワールドカップ グループE 日本-オランダ(0-1)

スナイデルのシュートが川島の手に当たっていただけにねえ・・・うーん、もったいなかった。

日本は事前に予想した通り、アンカーを置いた布陣でコンパクトなブロックを作ってバイタルエリアを自由にさせないディフェンスを形作り、あまり逆サイドが高い位置を取れなかった事で攻撃の機会はそれほど作れなかったが、前半はほぼオランダにスピードのある攻撃を許さなかった。

しかし後半開始直後に、DFラインがあまり押し上げられずに日本の中盤にスペースが空いてきたなと思ったら、セカンドボールをさくっと拾われ、フリーにさせてはいけない選手の筆頭だったスナイデルにズドン。川島も反応はしていたんだけど、あのスピードで飛んでくるミドルはJリーグには全く存在しないので、あれを責めるのはちょっと気の毒だった。

それから、日本は中村を投入はしてみたが、相変わらずフラフラとボランチの位置まで無意味に下がってくるだけで高い位置で基点を作るような働きは出来ず、それでも日本は積極的に押し上げて大久保の個人技や遠藤の運動量でオランダゴールまで迫りはするものの、全体的に疲労のせいか肝心な部分でミスが多くなり、玉田や岡崎を投入しても流れは変えられず、今回の交代策はことごとく不発。つーか、中村の空気読めなさは相変わらずっつーか何つーか。

最後は闘莉王を上げて、日本もクロスに闘莉王が頭でそらせて中に飛び込んだ岡崎が絶好のチャンスを作ったが、シュートはゴールの上にさようなら。岡崎、あれが決められるようなら欧州でもプレイできるんだろうけどなあ・・・

オシムは大久保と本田にご立腹だったけど、これはオシムサッカーをやっているチームではなくて、岡田サッカーをやっているチームなのだから、何かしら強引さとそれがもたらすラッキーが無ければ、残念ながらオランダにはまず勝てないからね(笑)。

まあ、オランダ戦は負けて当たり前の試合。本当の勝負はどのみちオランダに引き分けたとしてもデンマーク戦である。デンマークの攻撃は、今日の調子の悪い&日本を舐めてきたオランダに近いレベルにはある。同じようにスペースを与えない守備から、相手のミスから得点につなげるような、抜け目無い試合を見せて欲しい。

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「4-1-4-1か4-4-2か」オランダ戦展望

オランダ相手の攻略法を練るのに、オランダ対デンマークの試合をじっくり見たけど、やっぱどう考えても勝つ見こみは10%以下だよね(苦笑)。10回試合やったら、10回とも負けるよ、うん。

で終わってしまっては意味が無くなってしまうので、勝つとは言わないまでも1点差ぐらいで終わる、滅茶苦茶ラッキーでドローと言う線で対策を考えてみた。

オランダの攻撃の特徴は、DFラインからでもボランチからでも、いつでも強くて正確な縦パスが出て来ることで、デンマークはそれに対して極めてコンパクトな4-4の2ラインディフェンスを敷いていたんだけど、オランダはその狭いゾーンの中でもきっちりとパスをトラップし、そこからDFラインの裏へとスルーパスを繰り出してくる。

つまり、オランダの攻撃を止めるには4-4では足らず、4-1-4の9人でゾーンを固める、つまり阿部が勤める事になるであろう1ボランチが、オランダの多彩なバイタルエリアでのプレイを止める働きが求められる。ただ、コンパクトにしただけではDFからスパーンと裏を取られるパスが出てきてしまうので、前線がチェイスしてDFに対してプレッシャーをかけるのか、コートジボワールのようにゾーンを下げて10人で網をかけるのか、という使い分けが必要になって来る。

前回のオランダ戦や韓国対アルゼンチンの後半のように、ひたすら前線から追い回すと70分で必ず息切れを起こすし、単にゾーンを下げるだけでは攻撃への切り替えが遅くなる上に、コートジボワールの1対1に遠く及ばない日本の場合、どんどんと足元へとパスをつながれてずるずる下がり、正確で強烈なミドルを持つスナイデルの危険が増してしまう。

その連鎖を回避するために必要となるのが、日本が攻撃機会に何をするかという部分である。

オランダの守備は、攻撃で両サイドが高い位置取りを取るために、相手がセンターFWに当ててくるボールに対して、厳しくマークする事で攻撃を遅らせ、その間に他の選手がフォローに入るパターンが基本である。デンマークはその守備に対し、高い位置取りをする右ウイングのロンメダールにサイドチェンジをしたり、マーキングに対してタイミングをずらせた時にシュートまで持って行くことが出来ていた。

従って、日本は完全に4-1-4でゾーンを作ってしまうと、1トップだけが孤立する状態になってしまうので、中盤で1枚削った4-1-3の形にして、ボールの逆サイドにいるウイングが高い位置に張り、オランダのクロスに対しては中央で跳ね返せばいいとある程度割り切って、ボールを奪ってから素早くサイドチェンジをする事によってサイドに基点を作り、DFラインを押し上げる時間を作り出すようにするのがいいのではないか。

韓国戦の後で、オシムは後半のような戦い方を韓国は前半からすべきだったと語っていたが、ロッベンがいないと仮定したオランダであれば、先制点を取られるまではじっくりと網をかけた態勢でスタートするほうが良いと思うのだが・・・

事前の情報では、岡ちゃんは矢野または玉田、そして本田の2トップを試していたようだが、さて勝負師岡ちゃんはどう出て来るのか。何にしても楽しみである。

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