「日本が目指すべきは、ゲッツェの1トップが機能するドイツではないか」ロシアW杯欧州予選 グループ3 ドイツ-チェコ

ロシアW杯欧州予選の初戦でノルウェーを3-0で軽く退けた、W杯ディフェンディングチャンピオンのドイツ。2戦目のチェコ戦も同じく3-0で内容も結果も圧勝し、全くスキの無い強さを見せつけた。

この試合を見ていると、今のドイツが何故ここまで安定して強いのかが本当に良く分かる。その理由は、フンメルス、ボアテング、クロースと後ろのどこからでも正確なサイドチェンジが出せるところにある。

チェコは4-4-2のゾーン・ディフェンスで、セオリー通りに後ろで4-4のコンパクトなゾーンを作って、2トップがドイツのビルドアップにプレスをかけようとするのだが、Cが抑えられてもクロースが下がって3バックになり、いとも簡単にプレスを交わしてサイドチェンジを繰り出してくる。

チェコはボールサイドにゾーンを寄せて待ち受けようとするのだが、その逆サイドには常にキミッヒ、ヘクターのSBがフリーで高い位置に上がっていて、そこにサイドチェンジを出されて基点を作られるので、チェコはラインを下げられてしまい、ドイツに良いようにPAの近くでパスを回され、最後はミュラーが正確なシュートをドカン。

ドイツのフォーメーションは4-2-3-1で1トップはゲッツェだったのだが、両SBが常に高い位置で基点を作ってくれるので、ゲッツェは全くポストプレイやロングボールに競り合う必要が無く、サイドからのボールに反応してアクセントを付け、得点に絡む仕事に専念できていた。

日本には強力なセンターフォワードの不在という永遠の課題がつきまとっているが、もしドイツのように正確なサイドチェンジを繰り出すサッカーが出来れば、そういうFWは必要ないのではないか。香川や清武、久保建英君のような選手を1トップに出来れば、戦術的な自由度は一気に高くなるのではないか。先天的な身体能力の出現に頼るよりも、まずはDFのサイドチェンジ能力を高める。そのほうが日本にとっては世界への近道になるのではないだろうか。

 

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2016/10/10 | ワールドカップ

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