ボルシア・ドルトムントに先発復帰する香川に対する希望と不安

マンUからドルトムントへの電撃復帰が決まってからは、日本よりもドイツの方で熱狂的な大騒ぎが続いている香川ですが、ドルトムントはロイス、クバと攻撃的MFの2人が怪我をしているために、いきなり今晩行われるフライブルクとの復帰戦から先発出場する事が確実となってますます世間はヒートアップしているようですね。

もちろん私自身も試合を大変楽しみにしているわけですが、香川がドルトムントで復活するために懸案となりそうなポイントがいくつかあるのも事実です。

まずは試合勘、焦りといったメンタルの問題。

マンUで香川がたま~に出場した試合では、速くプレイしなければならないという焦りからかトラップが乱れる事が多く、シュートも本来の香川であればDFやGKの動きの逆を取るようなタイミングで打つところを、無理やり遠目から蹴って外すという場面が多く見られました。

やはりマンUの場合はドルトムントと違って香川が前を向いてボールを受けられる位置が総じて低く、PAの中へ飛び込んでもパスが来ないのでシュートを打とうと思ったらどうしてもPA外側になってしまうという事情はあるのでしょうが、ドルトムントでもまだコンビネーションは出来ていないでしょうし、早く結果を出すという焦りで同じプレイになってしまう危険性はあります。

もう1つは、選手間の相性とフォーメーションの問題。

キッカーやビルト誌でも、4-1-4-1とか4-4-1-1、中盤ダイアモンドの4-4-2とフォーメーション予想が別れており、レヴァンドフスキが抜けた1トップもオーバメヤンやインモービレ、ラモスとまだ試行錯誤が続いているようです。

しかも、それらはロイスというスピードと決定力を併せ持った選手を核にカウンターチームとして構築されて来たベースがあるので、そこに香川というボールをたくさん触ってリズムを作っていく選手が入ってから10日も経ってない状況で、チームに違和感なくフィットするというのはあまりに希望的観測が過ぎるでしょう。

とは言え、悪い予測ばかりではありません。プレミアに移ってからの香川は明らかにフィジカルが向上して当たり負けしにくくなりましたし、1対1での守備とスライディング能力は飛躍的に向上し、ブンデスリーガでも例えサイドで使われても問題なくこなせるでしょう。それはすなわち、チームとして機能してなくても個人で持ちこたえられる可能性が高いという事でもあります。

ドルトムント時代は香川にビッチリマンマークを付けられると、それを嫌がってしょっちゅうボランチの位置まで下がってボールをはたき、またフラフラ上がって行くの繰り返しが多かったのですが、体ごと体当たりで吹っ飛ばされても笛が鳴らないプレミアを経験した香川にとっては、トップ下でのボールキープは難しくないタスクじゃないでしょうか。

まあ、とにかく今晩の試合はあまり希望や不安を持ち過ぎる事無く、なるべくフラットな視点で見るように心がけようと思っています。

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