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2010年04月30日

「インテル守ってる」欧州CL2010 準決勝第2レグ バルセロナ-インテル(1-0)

シュート数15:1、ボールポゼッション76%:24%という極端な数字を見ると、数値の劣っているほうが勝ち抜けたとは到底思えないよね(笑)。

しかしその原因となる、前半28分という早すぎる時間に起こった、バルサのカンテラ出身であるモッタの退場が、かえってインテル勝ち抜けのポイントとなったのはなんとも皮肉な事である。

これにより、それまでボールポゼッションは劣勢ではあったがそれなりに攻めていたインテルが完全に攻める意欲を失ってしまい、DFラインはピッチ1/4の高さからは上がらず、フィールドプレイヤー10人全てが自陣に入って、ボールを奪っても前に走り出すのはせいぜいスナイデルぐらいと、カテナチオここに極まれりというような戦い方で、残りの70分間を貫かざるを得なくなった。

しかし、そこはさすがモウリーニョという守備で、縦に5mも開かない異常にコンパクトなゾーンを鹿島とは違って(笑)必ずPAの外側をキープしつつ細かく上下させ、パスは回させてもドリブルの加速は決して許さず、誰かが前へとマークに出ても最終ラインの頭数は常に揃える流動性を保ち、DFライン裏へのボールは決して集中力を切らさず、GKジュリオ・セーザルが好調を維持して好セーブを連発し、ピケのシュート以外はそれほどの決定機をバルサに作らせなかったのは見事と言うしかない。

バルサは以前にヒディンク率いるチェルシーに、同じような戦法であわや敗戦というピンチを迎えた事があったが、やはりその場合と同様に、フィジカルと高さが勝る相手に徹底的に守られると崩せないという弱点を露呈してしまった。あれだけフリーでクロスが上げられても、やはり中でヘッドが期待できるのがイブラヒモビッチだけでは厳しかった。

もう一方の試合はバイエルンがホームのリヨンを0-3で一蹴し、決勝の対戦はインテル対バイエルンとなった。ともに戦術に強みを持つ名将対決、オリッチやロッベンといった攻撃陣が好調のバイエルンと、守備のインテル。いや、実に楽しみな対決だね。つーか、この対戦を一番喜んでいるのは、決勝の舞台であるサンチャゴ・ベルナベウの住人達だろうね(笑)。

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2010年04月29日

「全勝は全勝だけど」ACL2010グループF 鹿島アントラーズ-全北現代(2-1)

これで鹿島はACLのグループステージ全勝という偉業を引っさげてベスト16へと駒を進めることになったわけだが、ちょっとその結果からは恥ずかしくなるような内容だったかな。

鹿島は、1位通過のために勝たなければならない全北が、前に出て来るところを1対1で厳しく当たり、つなぐところと蹴り出すところをうまく使い分ける、ウェルバランスな立ち上がりを見せて序盤にいくつかチャンスを作ったが決められず、徐々にミスが増えて全北のペースになりかけたところで2点をポンポンと取った時には、これは鹿島の楽勝になるかと思われた。

しかしそれ以降は、以前から指摘している鹿島のコントロール癖というか、ペースを落として慎重に対処しようという気持ちがプレイに出てしまう傾向が出てしまい、鹿島のDFが相手の前線を置き去りにしてラインを上がることが出来ず、相手ボールに対してズルズルとラインが下がってセカンドボールを支配され、後半途中から興梠が下がると全くカウンターのチャンスすら作り出すことが出来なくなってしまった。

連戦の疲れというものもあるんだろうが、小笠原と中田のボランチが後半になるとほとんどプレスをかけられなくなって、中盤でのボールコントロールもままならなかったのは、W杯を狙う選手としては物足りないプレイになってしまったと言える。

さて、これで鹿島のベスト16は予想通り、浦項との監督兄弟ダービーとなった。広島との試合を見る限りでは全北ほどの強さは浦項には無く、鹿島の優位は揺るぎそうにないが、今までの結果を見るまでも無く、そういう時ほど罠が待ち構えているのがサッカーと言うもの。とりあえずはメンバーとコンディションをきっちり整える事だろう。

オリヴェイラ監督には是非ともACLでも結果を出して、ブッフバルト次期日本代表監督というたわけた噂を一掃して欲しいところである。ってのは今の協会に対しては極めて淡い期待だけど(涙)。

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2010年04月28日

「何よりも川崎だけは嫌?」ACL2010グループG 河南建業-ガンバ大阪(1-1)

西野監督は勝つ気だったようなコメントをしてたけど、本当に勝つつもりなら二川と遠藤を両方外して、アウェイでルーカス実質ボランチに安田SBとかあり得ませんから(笑)。

まあ、ガンバとしては川崎が来たら最悪とは言え、さすがに城南アウェイのほうがいいとは考えなかっただろうけど、Jリーグ次節の鹿島との試合と、ACLで最悪のカードが来るかもしれないリスクを考えたら、温存策であわよくば一位突破できればというところだったのだろう。

試合は、最初から勝ちだけを狙ってガンガン攻めてくる河南の前に、パスワークの要がいないガンバは当然押され気味になり、しかもリーグとの連戦で全体的にお疲れムードで守備の寄せがいつもより一歩遅くて危ない場面が多く、すっかりルーカスと息が合っている宇佐美の技ありシュートを守ってロスタイムまでリードできたのはラッキーな面があったので、ガンバとしてはちょっともったいなかった結果だったけどね。

これで次は城南相手に決定したけど、城南対策は、すなわちラドンチッチ対策に尽きるだろう。彼のポストプレイと高さ、意外と上手くて素早い足元は要注意である。ガンバのCBはあまり安定感があるとは言えないだけに、ここで劣勢に立たされるとかなり厳しくなるかもしれない。

と言うか、まずは中国での死闘になりそうな川崎の試合が先だよね。これで川崎が勝たなかったら日本勢としては元も子もないので、怪我人が多くて大変だろうけど何とかしてグループリーグ突破を決めて欲しいなあ。

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「サッカーはメンタルゲーム」ACL2010グループH サンフレッチェ広島-浦項スティーラーズ(4-3)

浦項が1位抜け争いでプレッシャーがかかっているのに対し、広島は失うものが全く無い気楽な立場だったとは言え、グループリーグで最初からこういう試合が出来ていれば、と思わざるを得ない気持ちのよい内容だった。

グループリーグ序盤では、中盤にパスを出すのでさえ足を止めておっかなびっくりだった広島の選手が、この試合では少しでも前にスペースがあればドリブル、思い切りの良い縦パスとサイドをからめて2~3人目の動きを交え、急造チームゆえの守備連携にこそミスが多発して3点を奪われてしまったが、前半に関してはどっちが上位だか分からないほどに広島が浦項を圧倒していた。

後半になって、浦項もお兄さんそっくりのオリヴェイラ監督に発破をかけられたか、それまでとは全く違うフィジカルの優位性を生かした強引な攻めで広島から2点を奪って同点にまで追いついたが、広島も気持ちを切らさずに最後まで運動量を切らさず攻守に積極的な姿勢を見せたことが、後半36分のPKにつながったと言える。

そのPKで、広島はまたも佐藤がちょんと蹴って後ろから走りこんだ槙野がインサイドで流し込むトリックプレイを見せて話題になったけど、あれなら普通に蹴ったほうが確実だと思うのは私だけだろうか(笑)。

これで広島のACL初陣は終了したが、後半3戦を3勝で折り返したこの経験を来年に活かせないのは非常にもったいない。レギュラーから7人を変えた急造チームがこれだけやれるのは、広島というチームのポテンシャルの高さを物語っている証拠でもある。現在、リーグは現在6位で3位まで勝ち点4とチャンスは十分にあるので、是非来年の切符をもぎりとって欲しいところである。

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2010年04月27日

「浪速の飛車角そろい踏み」J1第8節 ガンバ大阪-FC東京(2-0)

ルーカスと遠藤と言う、ガンバの攻撃を牽引する両輪、飛車角がいるといないとで、ここまで大きくチームが変貌するものなのかとさすがに驚かざるを得なかったよね。

その2人がいない前半のガンバは、大塚と宇佐美の若手2トップが東京のフィジカルに負けてほとんどボールを収める事ができず、攻撃のつかみどころはほぼDFライン裏へと単純なロングボールを放り込むのみ。

そして縦へのパスを容易に奪われては石川を中心として3バックのサイドのスペースを使われ、数え切れないぐらいのクロスを上げられる始末で、幸いにも東京の中に詰める人数がそれほど多くなかったのと、梶山不在でボールを奪ってからの緩急が付けられず、単調なクロスのみになってしまったおかげで、何とか無失点で前半を終える事ができた。

逆に東京側とすれば、少なくとも2度はあった決定的なチャンスに得点を上げる事が出来ていれば、その後の展開は大きく違う事になっていたはずで、石川にまだ得点感覚が戻ってないし、リカルジーニョはまだフィットせず、平山もいまいち伸び悩みと、得点力不足を象徴するかのような試合経過になってしまった。

そして後半にルーカスと遠藤が加わると、確実にボールを収めた上に、単なるバックパスではなくて攻撃の流れを殺さずにボールをつなげられるルーカスと、短いパス交換で相手のプレスの勢いをそぎつつ、ゾーンの間へとスルスルと入り込んでは隙を逃さずピンポイントのパスを送り込んでくる遠藤のおかげで、ガンバがその後は完全にボールを支配し、ルーカスの無回転ミドルと、遠藤のDFをあざ笑うかのような宇佐美へのプレゼントアシストで東京を突き放すという、絵に描いたような両者の復活劇を見せ付けた。

初得点を挙げた宇佐美も、前半は東京のプレスとカバーに苦しんで足元へとボールをもらう動きだけに終始していたが、後半は確実にスペースを作ってボールをつなぐ2人が入った事で、動き出しの思い切りが良くなって、2点目につながるワンツーの動きも出来るようになって来た。そう考えると、さらに今後が楽しみな存在だ。

FC東京にも、梶山の復帰と言う明るいニュースがあり、後半に彼が入ってからは多少攻撃にタメらしきものが出始めはしたのだが、ガンバほど劇的な変化はもたらす事は出来なかった。いい形は作ってるんだけど、そこからの厚みと言うか緩急、選手がチャンスを読んで自主的に攻守を切り替える応用力、そういったものがベストに近いガンバとの小さくない差を感じた試合だったね。

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2010年04月26日

「ロシアリーグ初登場」ロシア・プレミアリーグ シビル・ノボシビルスク -CSKAモスクワ(1-4)

日曜はJリーグにしておこうかと思ったんだけど、ロシアリーグの中継が今週から始まったと聞いてついついそっちを優先してしまった(笑)。

ロシアリーグについての予備知識なんか当然全く無くて、モスクワ勢とCLで有名になったルビン・カザン以外は雑魚なスコットランドみたいなものを予想していたんだけど、この試合でCSKAが対戦したシビル・ノボシビルスクのような最下位チームであっても、しっかり組織的なサッカーをやっていたので驚いてしまった。

しかしシビル・ノボシビルスクがいくらラインを上げて果敢なサッカーをしたとしても、決定力が無いのとカウンターに対する脆弱性を持っていたのではこの成績も仕方ないね、というところか。

本田は4-4-2の左サイドで出場。クラシッチが次の試合のために温存らしく、前線はギリェルメとジャゴエフの2トップだった。つーか、あのギリェルメがいつのまにCSKAモスクワに(笑)。

報道では本田がアシストをした事が大々的に伝えられているが、基本的には相手がラインを高く上げて攻めていたので、サイドで守備をこなしつつおとなしい働きに終始していた様子。セットプレイもほとんどジャゴエフが蹴っていたし、怪我を抱えているとかの理由で無ければ、やはりジャゴエフ優先のチームオーダーは動きようが無いといった感じ。まあ、今は試合に出られるだけで良しとしないとね。

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2010年04月25日

「お話になりません」J1第8節 川崎-神戸(3-0)

結果だけを見れば川崎の快勝なんだけど、川崎の出来がどうこうと言うよりも神戸の守備のひどさが目に余ってしまったね。

三浦監督のサッカーは典型的な4-4-2のゾーンディフェンスなんだけど、ゾーンを作るのはいいけどそこからマンマークへと移行する場面での動きと判断がバラバラで、1点目のPKはアタックに行ったところを簡単に1対1で交わされ、カバーが遅れてPA内で足を出してしまってPK、黒津の得点も4人がワラワラとボールにつられてそこを抜けられたら誰もいないといった有様で、ここまでひどいディフェンスは久々に見たような気がした(笑)。

攻撃でも、ボッティを使わないおかげで中盤でボールが収められず、パターンはロングボール一辺倒。それでも、都倉の高さとフィジカル、小川のスピードとテクニックで前半はそれなりに危険な場面を作り出してはいたのだが、後半になって怪我の都倉を下げたらほとんど形が作れなくなってしまった。

大久保がフェイスガード付きとは言え復帰したのは神戸にとって良いニュースだが、ちょっとそれ以外の部分が悪すぎて光明が見えないねえ・・・残念ながら、山内氏が書いているように今年は相当な降格のピンチではないだろうか。

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2010年04月24日

フレッシュ・ワロンヌ2010

この時期は歓迎会などでいろいろと飲みの席があり、酒が入るとサッカーはつらいので自転車のフレッシュ・ワロンヌを見てました。と言っても、酒入りで自転車レースを見るともれなく寝落ちがついて来るのも事実で、2日に分けて見る事になってしまいました(笑)。

初めて今年からJSPORTSで中継、と言うかおそらく日本初登場となったレースですが、ゴール地点の2km手前から始まる「ユイの壁」という、平均勾配9%、最大斜度26%という激坂があって、アムステルゴールドレースの最後の登り以上に厳しいコース設定で非常に面白かったです。

レースはほぼ集団状態で最後のユイの壁に入り、クレーデンやコンタドール、ホアキン・ロドリゲスといったステージレースのクライマーがアタック合戦を繰り広げる中、アムステルゴールドレースで好調振りを見せていたエヴァンスが彼らを最後に抜き去って見事な勝利を飾りました。

CLのバルセロナ同様に、コンタドールらのスペイン勢ははるばる陸路でやって来た選手が多く、自転車の場合はそもそもサッカー選手とは心肺機能が違うのでバルサほどでは無かったにせよ、やはり疲労の影響はあったかもしれませんね。

にしても、相変わらず春先のエヴァンスは強い。昨年はアルカンシェルも取ったし、今年はジロ・デ・イタリアを狙うと公言しているだけに、いよいよシルバーコレクター返上の時がやって来るのか、グランツールでの活躍に注目ですな。

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