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J入りをかけた戦いにも注目
昨日は飲み会があったせいで、帰ってくるなり撃沈で当然サッカーのサの字も見ておりません(笑)。
とは言え、次のアクションコラムで取り上げた事もあって個人的に気になっていた、JFLの栃木対鳥取の大一番だけは結果をチェックしましたけどね。
巷ではJの優勝・残留争いの激戦に注目が集まってますが、栃木SC・ファジアーノ岡山・ガイナーレ鳥取・カターレ富山・ニューウェーブ北九州の準加盟クラブがJ参入をかけたJFLでの戦いも熾烈になっています。
JFLは残り4試合という状況で、HONDAが勝ち点63で首位を独走しており、J入りの条件である4位までには岡山・栃木・鳥取が入ってますが、富山は5位とはいえ栃木や鳥取よりも1試合少ない消化数で勝ち点では鳥取と並んでおり、5位から8位まではわずかに勝ち点差が3と、1試合で天国と地獄が入れ替わる物凄い状況で、しかも16節は岡山と栃木、最終節は富山と岡山の直接対決が残ってますからね。残念ながら北九州はほぼ脱落ですが・・・
サブプライムローン問題から発生した世界同時不況で日本の地方経済も影響を受けつつある中では、JFLに留まってしまう事がクラブ体制の縮小につながってしまう心配もあるわけで、上がれるうちに上がっておきたいというのがどこも本心でしょう。
実質3つのJ入りの椅子を、今年晴れて獲得できるのは果たしてどこでしょうか?
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U-16アジア選手権サウジ戦
昨日はかなり前に録画してあったU-16アジア選手権のサウジ戦の存在に気付き、このまま消すのももったいないので試合を見てみました。たまたまNHKのBSでやってたのに気付いてその時録画したまま忘れていたのですが、他の試合も放送してたんでしょうかね?
そのサウジ戦ですが、試合の序盤はサウジのフィジカルと個人技で悠々とボールを回され、日本は何とか人海戦術でシュートまで持ち込ませないという試合運びで、こりゃまるでダメだなあと思っていたら、前半のうちに宇佐美のCKから杉本が得点、前半の終わりには相手のオウンゴールで2点と、思わぬラッキーな展開に。
後半になるとサウジの押し上げが落ちて日本の出足が良くなり、前半では少しプレスがかかっただけでビビって無理なパスを出していた日本が突然パスをつなぐようになり、宇佐美が5人抜きのドリブルを見せるなど日本が内容で圧倒、追加点こそ入りませんでしたが、試合の中でみるみる成長する姿は若年代らしい初々しさで見ていて面白かったです。
この年代はゴールデンエイジ復活の世代と呼ばれていますが、確かに今までのU-16で散々見たような、そこで何でそのプレイを選択するんだと聞きたくなるようなトンデモ判断や、戦術をこなすのでいっぱいいっぱいな余裕の無さというものはあまり感じられず、比較的大人びたプレイが出来ていたように思います。
ただ、まだまだフィジカルの面で物足りないものがあるのも確かで、ロングフィードの精度やボールキープでの体の使い方、ディフェンス時の寄せ方といった部分は、世界はもちろんサウジと比べてもまだ劣っている部分だと思います。世界と戦うには運動量と技術だけでは勝てないわけで、チーム力の穴を出来るだけ小さくしていく努力が必要ですからね。
あと、やっぱり特筆したくなるのはガンバユースの宇佐美君。1対1であれば確実に交わせるドリブルテクニックはもちろんの事、スピードとシュート力を併せ持っているのは近年の日本選手としては傑出した才能だと思います。が、日本のタレントに付き物の王様ぶりも傑出しているのが何ともかんとも(苦笑)。後半は少しボールを追いかけるようになりましたが、前半は自分から2mボールが離れたら我関せずの状況でしたからねえ・・・
残念な事にモリシが今期での引退を発表してしまいましたが、オシムがユースの指導をやらないのであれば、地味だけどこれも日本選手の中では傑出した才能である、モリシのオフザボールと守備での貢献をタレント連中に叩き込んで欲しいのですが・・・って逆にモリシが選手からいじられるから無理だな(笑)。
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スコットランド・プレミアリーグ セルティック-ハイバーニアン(4-2)
CLがかなり厳しい状況になり、リーグ戦も暫定首位ながらFWに怪我人続出で現在4位の難敵を迎えたホームでの試合。ちなみにハイバーニアンには8月までセルティックに在籍していながら、出場機会を求めて移籍したライオダンがいる。
セルティックはマクドナルドと初先発19歳のシェリダンが2トップを組んだが、やはりポストプレイでの働きは不十分で、高い位置から激しいプレスをかけて来るハイバーニアンに対してなかなか中央をからめて攻める事が出来ない。その分、左SBに入ったロブソンの再三の上がりからクロスを上げるのだがこれもなかなか得点にはつながらない。
ロブソンが上がりまくるので右SBのヒンケルは後ろに下がらざるを得ず、中村も良い体勢でボールを受けられるような場面はほとんど無かったが、31分に中村の低い弾道のCKをマクマナスが合わせてセルティックの先制点に一発で貢献して見せるあたりはさすが。そして34分にはスルーパスをマクドナルドがスルーし、シェリダンがGKを交わしてセルティックは2点目を決める。
が、40分にフレッチャーのミドルがニッシュの頭でコースが変わってハイバーニアンが1点差に迫ると、後半はハイバーニアンの出足が蘇り、4分にカウンターからのクロスをフレッチャーに綺麗に合わされ同点。
雨が強くなったのもあってか、ストラカン監督は中村を下げてマクギーディを入れ、パスよりも個人勝負の賭けに出たが、30分にCKからローフェンスが頭で決め、その後もブラウンが追加点を挙げて何とかセルティックはホームで勝利を挙げた。
非常に苦労した試合ではあったが、サマラスとフェネホール・オフ・ヘッセリンクが2トップだった時に比べると、確かに前半はかみ合わない場面が目立ったものの、得点を挙げた時間帯ぐらいからは中村も良くボールに絡むようになり、この組み合わせも悪くないんじゃないかという印象を持った。
しかし、決して悪い状態じゃないマクギーディが控えになっているのを見ると、例え中村がこの冬で日本に帰ったとしても、水野が今期出場できる可能性はほとんど無さそうだねえ・・・ライオダンのように、中位チームぐらいに移籍する方法は無いんだろうか。
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J1第30節 大宮-千葉(2-1)
いやしかし、最近はブンデスなんかを見るよりJの試合を見る方がはるかに楽しいね(笑)。
そんなJの中でも今節一番の裏天王山がこの試合。大宮は6連敗中、対する千葉は6戦負けなしと実に対照的な最近の成績。
大宮はここで負けてしまうと本当の崖っぷちに立たされてしまうとあって、ホームの大声援をバックに火が出るように千葉を攻め立てる。と言っても無謀にやたらと攻め上がるのではなくて、コンパクトな陣形を保ちつつ中盤をダイレクトでつなぎ、千葉のSB裏のスペースを素早く使う非常に理詰めの攻めになっていて、思わずほう、と感心してしまう。
しかし千葉も大宮の執拗なサイド攻撃に対して辛抱強く守り続け、大宮の決定力不足もあって厳しい時間をしのぎきると、逆に19分に大宮DFの縦パスを深井がカット、その折り返しを谷澤が見事なコントロールでゴール墨に流し込んで千葉が先制してしまう。
大宮はこの失点で一瞬攻めのペースが緩んだが、すぐに気持ちを盛り返して反攻し、35分に何度も続いたセットプレイから、最後にはゴール前でのサイドチェンジのボールを小林大悟が綺麗に決めて同点に追いつき、後半2分にはラフリッチがゴール前で倒されたのが微妙な判定でPKになり、とうとう大宮が逆転する。
後半も15分を過ぎると両チームの運動量が落ちて中盤にスペースが空き始め、交代選手も次々に投入されてゴール前での攻防が続くようになるが、なかなか決定機を作るところまでは持ち込めない。
42分にPA内へと抜け出そうとした深井を波戸が後ろから倒してしまって一発レッドで退場するが、PAすぐ外からのFKはボスナーが壁にぶつけてしまい、その後の千葉の猛攻も大宮が守りきってノルマの勝ち点3をゲットして終了。
何より最後まで運動量と集中を切らさなかった大宮の組織力が見事で、何でこのチームが6連敗して残留争いをしているのだろうと思ってしまうのだが、ラフリッチが身長が高い割には空中戦が強くなく、今までのようにロングボール主体の攻めだと厳しかったのだろう。今日の試合のようにロングパスじゃなくてPAに近い位置から足元へとパスを出して体の強さを活かした攻めが出来るようになれば、残り4試合を五分以上で乗り切れるかもしれない。
千葉は新居を1トップにして中盤を厚くしたカウンター狙いだったが、あまり新居が機能していたとは言えず、カウンター中心でアウェイをしたたかに戦うのがヘタクソな日本の事情をミラー監督がよく理解していなかったのかもしれない。PKの判定に監督が不満を述べているようだが、それ以外の判定は家本主審とは言えおおむね妥当で、内容が反映された結果だと思う。残りの対戦はチーム力が上向いているチームが多いだけに、相手に負けない気迫を見せて行かないと厳しそうだ。
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ドイツ・ブンデスリーガ第9節 バイエルン-ヴォルフスブルグ(4-2)
昨日は久しぶりに早いタイミングでの海外組のレポートを書こうと、ヴォルフスブルグの試合を見ました。
が、何かと行事が多い秋の週末疲れでウトウトしながらの観戦になってしまい、バイエルンに逆転を許してからは完全に寝落ち(笑)。なので雑感程度の感想でご勘弁を。
リーグ戦ではヴォルフスブルグよりも下の順位にいるバイエルンだが、それを証明するかのようにヴォルフスブルグが早々にPKをゲット、33分には長谷部のクロスにジェコが頭で合わせてホームなのに2点のビハインドを許してしまう展開。
ヴォルフスブルグも2点を取ったとは言え、ボールは当然ながらバイエルンに支配され、41分にはあっさりとリベリのマークを外してしまって1点を返されてしまうとあとはずるずると失点を重ねてしまった。やはりドイツのサッカーは1対1での勝ち負けが基本なので、思いがけず2点を先行出来てしまった事で受身になり、個々の選手の出足が鈍くなるととたんにダメダメになるね。
長谷部もアシストはしたけれども攻撃面で働けた場面は少なく、主に中盤の右に張り付いてスペースを埋めて早い展開を封じる役目に奔走していた感じで、同点になった後半の早い時間に交代。もう少しボールを奪った後に前の選手を追い越していくような動きがあれば良かったのだが、そういう時でも上がりを躊躇する場面が多かったかな。
とりあえずそんなところで今日はおしまい。
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J1第30節 名古屋-磐田(0-0)
いや、今朝自分のサイトにアクセスしようとしたら変なHPに飛ばされてしまって慌てました。いろいろあせって調べてみたら、どうやらgazfootbal.comのドメインの延長を忘れていたらしくて、25日付けでフリーになっちゃってたみたいですね。
ドメインの有効期限切れのメールは来ていたはずなのですが、ここ最近は英文のメールは全てスパムとして処理されているので気が付きませんでした。その隙に誰かにこのドメインを取られていなくて本当に良かったです。ってそんな奴はおらんか(笑)。
さて無事復活したところで土曜日の試合。ここ最近勝ち星の無い名古屋だが、名古屋自体の出来の悪さというよりも磐田の健闘が光った試合だった。
今までの磐田は、攻撃面で各選手の優れた技量が発揮される場面がしばしば見られはしたが、こと守備となると受けに回るとあっさりゴールを奪われてしまいがちだったのだが、この試合での磐田は終始名古屋のパスワークに対してマークを外さすにしっかりと食らいつき、さすが基本を重んじるオフト監督らしい忠実度の高い守備を見せていた。
名古屋はそこそこサイドまでボールを動かせはするものの、そこまでのパスワークに速さや大きさというものが無く、素早くマークに動く磐田の守備を最後まで崩しきる事が出来なかった。中村直やマギヌンがいればまた意外性のある展開が出来たのかもしれないが、いかにヨンセンとてしっかりマークに付かれた状態ではどうにもならなかったというところか。
鹿島がFC東京に敗れたために名古屋は首位に対して勝ち点1にまで迫る事になったが、優勝まで手が届くにはこういった苦しい試合できっちり勝ち抜ける力が必要になって来るのは確かで、ピクシーの監督としての手腕が本当に問われるのはこれからだろう。
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チャンピオンズリーグ、全国社会人決勝大会
たまには海外トップレベルの試合を見ておかないと、と昨日はチャンピオンズリーグのアトレティコ・マドリー対リバプールの試合を見ておりました。
Jや代表ばっかりの試合を見ていて、いきなりワールドクラスの試合を見るとその落差にがっかりするかもと思いましたが、意外にも技術的にはJとそれほどのレベル差は感じず、特に前半のアトレティコのかったるい試合運びには、画面に映ったサポーターの肩を思わず叩きたくなる親近感を感じました(笑)。
ただ、明らかにJとは差を感じる部分もあって、特にリバプールのキーン、アトレティコのアグエロといったFWがトップスピードで走りながら足元にぴたりとトラップする技術は、残念ながら日本ではほとんど偶然にしか見られないシーンですよね。
そのスルーパスをぴたりと足元に収めて先制点を流し込んだキーンにしても、その得点以外はダメダメだと粕谷氏にコテンパンに言われていたのですから、どれだけ贅沢な悩みなんだよと突っ込んでしまいました(笑)。
さて、先日注目ネタとして挙げていた全社決勝ですが、全社ルートからの地域決勝出場を目論んでいた松本山雅は、残念ながら3決でホンダロックに敗れ、今期のJFL昇格への道が絶たれてしまいました。それについて、現地で観戦していたおなじみ「びりけん」さんからレポートをいただいています。
四泊五日、新潟に行って参りました。私にとっては海を見てサッカーを見て食べて飲んでの楽しい五日間でした。同行者にとっては、毎日が天国と地獄の綱渡りのような、たまらん日々だったようです。
すでに地域決勝行きを決めている長野パルセイロは緒戦の矢崎バレンテ戦こそPKまでもつれましたが、あとはかなり楽に勝ち上がり、あっさり優勝を決めてしまいました。恐らく来月あいまみえるであろう加古川、町田、長崎といったところが早々と消えるのをよそに、このKYっぷりがチームカラーというかなんというか。準決勝の相手ホンダロック、決勝のNECトーキンには申し訳無いけど、北信越でしのぎを削ったJSC、そして松本山雅のほうがはるかに強いと感じました。しかし、この両チームに敗れた松本は、本当にあと一歩のところで地域決勝のチケットを逃してしまいました。何故か?
松本山雅、この大会の前に天皇杯をJ2湘南と戦い、見事ジャイアントキリングを果たしてしまいます。そのことで、ただでさえ厳しい山に入ってしまった松本に対してどのチームを照準を合わせてきたように見えました。ただでさえ五連戦という狂気の沙汰のような日程で、死に物狂いで襲いかかってくる敵と切り結ぶ松本の戦いぶりは壮絶でした。実は松本の選手の一人と偶然風呂場で行き会ったのですが、両足のみならず両腕までも深い傷を負っていました。サッカーは戦争、なんて本当の戦争を知らないやつのタワゴトだと思っていましたが、まさに手負い傷を負った兵士のような姿に息を飲みました。とはいえ、長野のアシスト(もし準決勝で長野がロックに敗れていたら、トーキンに負けた時点で全社枠は埋まっていた)を活かせなかったのだから、彼らもまだまだということです。
嫁さんはサッカーそのものに関してはまったく無知な人なのですが、3決でロックが決勝点を挙げたコーナーキックの直前、やられる、とつぶやきました。それは今大会の松本があまりにセットプレーに弱かったからか、それとも素人目にも明らかなほどマークがズレていたからか。もう少し時間が経って、彼女がショックから立ち直ったら尋ねてみようかと思います。
松本やJSCの屍を乗り越えて石垣島を目指すパルセイロにとって、もはやJFLは夢ではなく、義務です。ちらほら地域決勝の組み合わせの噂も聞こえてきますが、北信越は毎年死のグループで、そこを少しでも風通しよくするのが、生き残った者のつとめなのですから。
ネットで松本の試合内容についていろいろと見ていましたが、準決勝と3決では、勝ち越せる決定的なチャンスがありながら決められなかったのが運命を分けてしまった感じですね。
ここしか今期の道が無いという精神的重圧の中で、毎日昼間に行われる連戦を闘う選手の精神的・肉体的な疲労度は想像を絶するものであり、その状況で決定力を責めるのはあまりに酷な事のような気がします。
とりあえず、松本の皆さんお疲れ様でした。長野には松本の分まで頑張ってJFLへと上がって欲しいですよね。
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ACL準決勝第2レグ 浦和-G大阪(1-3)
つくづく、サッカーというスポーツはメンタルと運動量が重要なんだなという事を思い知らされた試合だった。
試合の前半は完全に浦和のもので、最近のリーグ戦の不調は何だったんだというぐらいに全ての選手の出足が鋭く、高い位置からの激しいプレスでガンバのパスワークを寸断して前線に全くボールを送らせず、ボールを奪うと小気味良いリズムで素早くFWまでボールを送り、キレがよみがえった高原とポンテ、エジミウソンの個人技でガンバの守備陣に圧力をかけ続けた。
ガンバも集中力を保って最後までマークを外さずに食らいつき、何度もあったセットプレイのピンチをしのぎ続けていたのだが、とうとう36分にロングボールからのクリアミスを高原に拾われ、鋭く振りぬかれた右足からのシュートがサイドネットに突き刺さり、浦和が待望の先制点をゲットする。
これで勢いに乗るかと思われた浦和だったが、前線の3人の活発さは代わらないものの後ろからの押し上げが徐々に鈍り始め、浦和がペースを握り続けてはいたが先制点までのセカンドボール支配があまり見られなくなってしまう。
そして後半になると、浦和の気持ちが守りに入ったのかスタミナ切れになったのか、それとも両方なのかは分からないが、とたんに浦和の選手の足が止まってしまい、ロニーの代わりに佐々木を入れて中盤を厚くしたガンバがやすやすとボールを支配してしまう。
当然そうなるとガンバにセットプレイのチャンスがやってくるわけで、後半開始6分に遠藤のCKをガンバ山口がドンピシャで合わせて同点に追いつくと、27分にはまたも遠藤のCKからニアに入り込んだ明神がスライディングで触り、このボールがファーサイドのポストに当たってラインぎりぎりで転がったが、これをレッズの山田がクリアしきれずに半分オウンゴールのような形になってガンバが逆転してしまう。
ここから浦和は永井、田中とFWを次々に投入してアウェイゴール差を逆転する2点差をつけるために超攻撃的布陣へと変更するが、後ろにぽっかり空いたスペースを当然のようにガンバに使われ、31分にゴール前でのパスワークから最後はフリーで右サイドに侵入した遠藤がダイレクトで流し込み、これで浦和はジ・エンド。あとは難なくガンバが逃げ切って初の決勝へと駒を進めた。
浦和にはもともとスタミナの問題があったのかもしれないが、それにしてもいきなり後半開始からあそこまで状態が悪化するとは思わなかった。それならば、ペースを完全に握っていた前半のうちに2点目、3点目を取っていればガンバにもあきらめが出たかもしれないのに、1点目で満足してしまったのか、そこから後ろの押し上げが緩くなってしまったのが非常にもったいなかったと言わざるを得ない。
これで浦和はACL、そしてほぼリーグも望みが無くなり、監督交代の声が上がるのも時間の問題だろうが、前半の高いレベルのサッカーを見ても浦和の問題が主にメンタル部分にあるのは明白で、ブッフバルト監督の復帰も噂されているが、どちらにしても選手を統率できるカリスマのある監督で無いと厳しいのかもしれない。
ガンバはまさに快勝だったが、第2レグを0-1でしのいで予想通り決勝進出を決めたアデレードは、浦和よりもさらにパワーと高さ、フィジカルがあり、さらにGKとCBは鉄壁と、浦和相手のように失点してもセットプレイで得点という方法を期待するのは難しく、いかにして相手のペースになっている時間帯に失点しないかという集中力が求められる。
ガンバよりもまだフィジカル志向が強いはずの鹿島があっさりと敗れてしまったように、もともとアデレードのようなパワースタイルは日本の苦手とするチームではあるが、シドニー五輪のアメリカやドイツW杯でのトラウマを一掃してくれるような勝利をガンバには期待したい。
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