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天皇杯準決勝2試合
冬休みモード突入中につき簡単に。
G大阪-広島(1-3)
いや、広島が強いというべきかガンバがカウンターに弱いというべきか。
とにかくガンバにとってはしょっぱなの失点が全て。これで広島が守備に集中してしまい、前線に高さが無くてバレーの切れがいまいちで、引かれるとなかなか点が取れない今のガンバの課題がさらけ出されてしまった。全体的な運動量も広島のほうが上回っていた。逆に広島は佐藤の調子が復活したのが大きいね。まあ内容からして順当な結果。
川崎-鹿島(0-1)
両チームともに攻撃がワイドで早く、攻めきる意欲も高くて非常にスピード感あふれる好試合。
運動量と1対1の強さで要所要所で川崎が鹿島を上回っていたが、何度かあった決定機を曽ヶ端にことごとく防がれ、逆に鹿島はその曽ヶ端からのロングフィードから本山がダイレクトボレーで一瞬にして点を取ってしまったのだから、鹿島は運が良いと言うか試合巧者と言うか。
川崎も負けたとは言え伊達にACLでグループリーグを突破したわけではない強さを見せ、来期のJ1では確実に優勝争いにからんで来そうだ。あとはジュニーニョ頼みの決定力をどう補っていくかが引き続き課題になるだろう。
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新・サッカーご意見番
岡ちゃんがやる気になっていると、どうも嫌な予感がしてしまうのは私だけでしょうか(笑)。
岡ちゃんはあんまり抽象的なビジョンとか構想とかを広げる器じゃないと思うんですがねえ。とにかく今代表に必要なのは、理想と現実を埋めるためのメソッドであって、単に理想ばかりを追いかけるだけじゃジーコジャパンの二の舞になってしまいますよ。これで「右脳サッカー」なんて妙なキャッチフレーズが広まらなきゃいいんですが・・・
さて、昨日は特に見たい試合も無かったので、フジ739でやっていたU-17W杯総集編を見ていました。
この番組は試合のダイジェストと言うよりは、U-17をお題にして日本サッカーの課題と展望についてパネラーが討論するという内容だったのですが、そのパネラーの面子が後藤建生・風間八宏・小野剛技術委員長・そして高木豊という顔ぶれだったのにはビックリしました。
小野氏は立場上の事もあってU-17の結果については前向きで高めの評価でしたが、元プロ野球選手でありながら3人の息子が全てヴェルディユースに所属している事でサッカーファンに知られる高木氏は、U-17の戦い振りについては「結果が出てない以上は0点で当然」とケチョンケチョン(笑)。
その意見を「日本サッカーの歴史を知らないから」で終わらせてしまうのは簡単なのですが、やはり日本を代表するプロスポーツを長年しょって立ってきた立場からすると、育成の問題とか経験不足とかを結果のエクスキューズにするのはナンセンスなのが当たり前で、そういう意味では常にブラジルの常識で意見を述べるセルジオ越後と考え方が似ている部分がありますよね。
最近は批判のための批判が目立つようになってしまった元祖ご意見番には引退してもらって、高木氏には新ご意見番として史上初の野球兼サッカー解説者としてデビューされてはどうですか?(笑)
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代表監督界隈の動向
しかし生死をかけた闘病中に監督を事実上解任させられてしまったオシムの心中は察して余りありますよね。おそらく、オシムはそれを態度や表情に大きく出すような事はしなかったでしょうし、もし本人が監督復帰の意思を見せたとしても家族は絶対に反対するでしょうが、「年内は回復を待つ」という最低限の筋も通せなかった協会に代わって平謝りしたいところですよ。
だいたい、今まで岡ちゃんが代表監督らしい仕事をしたのは、記者会見に1日だけの練習試合、そしてタイの視察ぐらいなもんで、いったいそれのどこが日本サッカーの危機なのかと(苦笑)。
ぶっちゃけ、カピタンらはこの機会に早稲田の後輩である岡ちゃんを協会の本流に復権させたいという思いが少しはあったんでしょうね。スポンサー筋としても、ほとんど一般客受けの事を考えない選手選考をし、記者会見でもレベルの低い質問には皮肉で返すオシムよりも、「最後は岡野~!!」で代表バブル勃興時代のイメージが定着し、会見でも率直明快な岡ちゃんのほうが受けが良いに決まっています。つーか、既にマスコミは右に習えで岡ちゃん大歓迎ですからね(笑)。
まあ岡ちゃん自身が9年前にそれで痛い目に遭っているので、周囲の雑音がどれだけ代表の強化に悪影響を与えるかは重々理解しているでしょうが、先輩に頭を下げられたら無下には出来ないのが体育会系学閥の常ですからねえ・・・何とかして協会周辺だけ一気に10年ほど時間が進められないものか(笑)。
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イタリア・セリエA第17節 インテル-ミラン(2-1)
FCWCに優勝したミランと、セリエで首位を独走しているインテルが対決する注目のミラノダービー。
試合はまずホーム側のインテルが攻勢に出て、イブラヒモビッチがフリーでボレーを打つ場面を作ったが、すぐにミランも修正を施してインテルに主導権を握られながらも要所ではきっちり押さえる展開になる。ミランはセードルフとガットゥーゾの両駆動輪にいつもの活発さが無かったが、守備の寄せの早さはさすがのレベルを保っている。
こうなるとミランのカウンターが冴える事になり、18分には裏に抜けようとしたピッポをコルドバが倒してしまい(つーかピッポの演技臭いが)、この日唯一好調を保っていたピルロが見事な弾道を描くFKを決めてミランが抜け目無く先制点をゲットする。
しかしインテルもそれしきではひるまず、カカーの危険なドリブルもイエローを消費しながらうまく切り抜けると、36分に左サイドへの展開から人数をかけて守るミラン守備陣の間を抜いてパスをつなぎ、最後はクルスが振りの早い鋭いシュートをニアに決めてインテルが追いつく。
後半が始まると試合はやや落ち着き、インテルも前半ほどの勢いは見られなくなってしまったが、それ以上にミランの落ち込みは激しく、ピッポとガットゥーゾに代えてジラルディーノとエメルソンを投入するものの肝心のカカーが全く動けなくなり防戦一方。
そしてとうとう63分にマルディーニの頭でのクリアをいち早く拾ったカンビアッソがミドルシュート、これを何故かヂダが目測を誤って反応していまい、ボールは無残にもヂダの足元を抜けていってインテルが勝ち越しゴール。残り10分からミランは測ったように全員が息を吹き返して猛攻にでるが、インテルがしっかり守り抜いて勝利。ミランはまたもジュゼッペ・メアッツァで勝てなかった。
インテルの強さは、まずスタンコビッチやヴィエラ、フィーゴが抜けても、この試合で活躍を見せたヒメネスや、キブ・サネッティのコンバートで穴を埋められる豊富な選手層にあるのは間違い無いが、特に攻撃面においては、シュートはもちろんクサビのパスでもクロスでもとにかくボールスピードが早く、またそのボールをミス無く受けられるだけのスキルが全ての選手に備わっている事に感心させられる。その辺は緩急をうまく使うミランと好対照をなしていると言える。
ミランは現状のコンディションではやれる事を全てやったかなという感じ。ロナウドはいつ復活するかも分からないし、攻撃陣の層の薄さはインテルとはまるで比較にならない。冬の補強がうまく行かなかったら、ビッグイヤーはおろかリーグ4位も危なそうだなあ・・・
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Jリーグ・ユース選手権サハラカップ FC東京-柏(2-1)
2-1という僅差の結果以上に、内容的に大きな差を感じた試合だった。とは言え個々のタレントという面で両チームに大きな差があったわけじゃなくて、とにかく一言で言えば判断の質の差。
柏の選手は、ボールは足元にきちっと止めるんだけど、そこから次のプレイを判断してしまうので、どうしても足を止めた状態でワンタッチ、ツータッチしてしまい、FC東京の選手に詰められて仕方なく横パスやバックパスという形が多くなってしまっていた。
しかし、FC東京の選手はトラップの方向が常に次のプレイにつながるように向けられているので、相手に詰められる前にフリーな状態でパスを出す事が出来ていた。
代表でのアジアカップもそうだったのだが、相手が守備陣形を整えているところにいくらパスでボールを回してクロスを上げてみても、それが点につながるチャンスになる事はほとんど無い。ミランと浦和の試合を見ても、一つ次のプレイに迷ったトラップをしてしまうと、あっという間にプレスをかけられて後ろ向きにされるかボールを奪われてしまう。
時間にして0.5秒、スペースにして1mほどの違いでしか無いが、そのわずかな積み重ねがチーム力の大きな差になってしまうのが現代サッカーなのだ。
ユース世代の育成については、小野や中村世代のようにまずボールを止めて蹴る技術を高め、パスだけでは点が取れないことに気付いて野洲高校のようなドリブラーの育成に注目が集まってきたが、ようやくパスやドリブルだけじゃなくて判断や個人戦術という部分を伸ばす事を手がけるクラブが出てきたのは感慨深い。
この試合を各クラブの担当者が見て、選手育成の参考にしてもらう事を痛切に希望する。本当は野洲旋風のようにマスコミがこぞって取り上げるようになってくれればいいんだけど、まあ無理だろうな(笑)。
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天皇杯準々決勝 広島-FC東京(2-0)
ついまた書いてしまうけれど、なんでこういうサッカーがリーグ戦で出来なかったんだろうねえ・・・
広島は森脇和をDFからボランチの底に上げた事で、高さのある盛田・槙野がCBの両側で使えるようになって守備が安定し、森崎浩と柏木が守備をサポートしつつ、佐藤と平繁が縦に動いて作ったスペースに入り込むことで非常に流動性の高いサッカーが出来ていた。
後半はさすがに息切れしてラインを上げられずに防戦一方になってしまったが、やはりCBの守備は終始安定していて平山やルーカスが入ってもそれほどの脅威とはなり得なかった。
逆にFC東京はトップの栗澤にボールが収まらず、鈴木と石川のサイドは好調だったがDFの押し上げが無くてSBとのコンビネーションが作れず、どうしても単発の攻撃で終わらざるを得なかった。後半に修正して押し込みはしたが、平山やルーカスのポジショニングの狙いがいまいち不明瞭で、クロスを上げても競り合ってクリアされて終わり、と淡白な印象は否めなかった。
しかしFC東京はとうとう原さんのやりたいデポルサッカーがいまいち噛みあわずに最後まで来てしまった感じだなあ・・・もっと平山が動けるようになっていればずいぶん違ったんだろうけどね。この試合を見ても動きは相変わらずで、おそらく彼はこのまんまで終わるんだろうなあ・・・
広島はこのサッカーがコンスタントに出来るとJ2の他チームにとっては脅威だね。さて、この戦力をどこまで維持して開幕を迎えられるのかどうか。
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フランス・リーグアン第19節 マルセイユ-ルマン(1-0)
順位ではルマンが上だが、地力では格上のマルセイユが相手とあって、ルマンにとっては底力が試される試合。松井はいつものように左ウイングで先発。
マルセイユのサッカーは非常にシンプルで、とにかく後ろがきっちりと守ってニアングとシセの身体能力で攻めるという形のみなのだが、ルマンのような個の能力が劣る相手には非常に効果的で、14分にバイタルのエリアをナスリに使われ、サイドのスペースに抜け出したニアングが浮き球をコースに決めてマルセイユが先制する。
その後は少しマルセイユの勢いが落ちた事もあってルマンがマルセイユの攻撃を受け止め始め、松井の右サイドからのシュートがバーに当たったり、セセニョンの強烈なミドルがわずかに外れるなど惜しい場面を作る。
後半12分からルマンはルタレクを投入して2トップにした事でマルセイユのスペースをルマンが使えるようになってクロスを上げる場面が増えるのだが、マルセイユのCBも強くてなかなかデメロも競り勝てない。最後はルマンが攻勢を強めてセットプレイから惜しい場面は作るのだが最後までマルセイユのゴールは破れず、ルマンは今年最後の試合で勝ち点を取って終わることは出来なかった。
個のレベルでは確かにマルセイユが上だったが、後半の試合運びを見てもチーム力としてさほどルマンが見劣ってはいなかっただけに、序盤にあっさりと失点してしまったのは非常にもったいなかった。マルセイユが基本的にSBがそれほど上がらず、縦のスペースを消されていたので松井もアーリークロス以上の仕事をさせてもらえなかった。ルマンは年明けにたくさんいる怪我人が戻ってからどう盛り返せるかというところか。
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天皇杯準々決勝 G大阪-清水(1-0)
休日モードなので戦評は簡単に。
コンパクトな2ラインディフェンスからロングボールで高さを活かした戦い方が特長の清水は、フィジカルよりもテクニックでポゼッションサッカーをするガンバにとって非常に相性が悪く、今期のリーグ戦では1分け1敗とガンバに勝ちが無かったのを証明するような試合内容だった。
ガンバはほとんどの時間帯でボールを支配しながら、2トップが厳しくマークされて中盤に個人技で1対1を打開できる選手がいないために、どうしても1つ中盤で手数をかけないと前線までボールを持っていけず、清水の早い戻りで中とサイドにきっちりと蓋をされ、結果的に確率の低いクロスとミドルでしか攻撃の糸口を作れなかった。
清水もやはりチョゼジンとフェルナンジーニョ不在の影響は強く、矢島と岡崎が走り回って起点を作っても、そこからなかなか攻撃に変化が作れず、CBの位置取りが低くてセカンドボールに対する強さが無かったガンバの守備を崩しきることは出来なかった。
結局試合は延長にもつれ込み、こう着状態が90分続いた後で互いに訪れた気の緩み、それをガンバがものにして清水は決め切れなかった事がこういう結果になってしまった。
清水はこのメンバーで出来ることをやったとは思うが、ガンバは現状のベスト布陣でこの内容なのはいささか情けない。来期はACLに挑戦することを考えれば、清水以上に固いサッカーをやって来るチームはたくさんあるわけで、そういった相手を崩せるような個人技やセカンドボールを拾わせずに相手を窒息させるような守備という部分をもっともっとレベルアップしないといけないのは間違いないだろう。
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