« 2007年09月 | メイン | 2007年11月 »

2007年10月31日

J2第48節 草津-東京V(2-2)

とにかく、強豪を倒すにはこれだというお手本を見事に草津が見せてくれた試合。

草津は、前線の4人を素早くプレスで囲い込み、個人技で交わされても高い集中力でカバーし、ボールを奪うと一気にサイドが攻めあがって秋葉を中心に長いサイドチェンジをそこに通すといった、ボールを細かくつないで攻めてくるヴェルディを研究し尽くしたサッカーをやっていた。

さすがにフッキは完全に止めきれずに個人技で2点を奪われたが、後半最後に同点に追いついてからは意気消沈したヴェルディを立て続けに攻めてさらに2度の決定機を作るなど、後半に逆転を許してからも高い集中力と運動量を貫いた戦いは見事だった。この試合だけを見れば、現在11位に留まっている事が信じられないような内容だ。

ヴェルディはさすがに8連勝でちょっと慢心があったのか、序盤は安易にシュートを打ちすぎる場面が目立ち、草津の先制点も飛び込んだカレカが全くのどフリーだった。相変わらずフッキはJ2では止められない勢いなので、点を取る事に関しては問題はあまり無いだろうから、守備面でいかにミスを少なく守れるかが昇格へのポイントになりそうだ。

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | Jリーグ

2007年10月30日

フランス・リーグアン第12節 ルマン-トゥールーズ(1-1)

前節レンヌに3点差負けのルマンと、公式戦連敗中のトゥールーズという最近結果が出ていないチーム同士の対戦らしく、全体的に低調なままで推移した試合。

トゥールーズはバネの塊のようなマンサルを筆頭として個人能力でルマンを上回りながら、試合開始直後以外は守備に人数をかけた引きこもりサッカーで、もちろんルマンもそういう相手に早いパスワークで切り崩す事も無く、足元へのパスと単独ドリブル、ヤケクソミドルでしか攻められずに得点の匂いが全くしないままで時間が経過。

後半も10分を過ぎるとようやくSBが攻撃参加して来るなどルマンに攻撃の流動性が出始め、14分にロマリッチからのパスを受けたセセニョンがドリブルで切れ込んでのミドルを決めてルマンが先制するも、セットプレイで怪しいオフサイドトラップをかけたりして危ないなと思っていた矢先にFKから中途半端なマークで2人をフリーにしてしまって案の定同点にされて終了。

松井はセットプレイを全く蹴りにいかないなど腰の調子が悪い様子で、いつもの果敢なドリブルもほとんど見られなかったが、良いクロスを数本上げるなどキックの精度はまずまずで、運動量も怪我を考えれば頑張っていたほうだった。今の状態でプレイの質どうこうは言えないだろうから、とにかくクリスマス休暇まではだましだましやって行って欲しいところ。

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | フランス・リーグアン

2007年10月29日

J1第30節 広島-千葉(2-2)

週末に久々に見たスパサカでも、ウェズレイを擁している上に各ポジションにユースやA代表経験者がずらりと並んでいながら、何故残留争いの位置にいるのか分からないと言われていた広島だが、試合を見ればこれは残留争いをするのも仕方ないと一目瞭然だった。

それはまさに五輪代表が抱える悩みと同じで、森崎和や戸田といった中盤の選手をDFに起用していながらポゼッションが出来ず、対人に不安があるせいかラインの押し上げが弱すぎて中盤が間延び、当然サイドもなかなか良いタイミングで上がって来れずと、チームコンセプトがまるで具現化されていない。交代で入ったDFのストヤノフが攻撃で気を吐いているようではなあ・・・

柏木も五輪と同じく(笑)やたらと走り回って攻守にからもうとするのだが、間延びした状態ではまだ弱い対人スキルの粗が目立ち、それほどチーム内で機能しているとは言い難い。怪我とかコンディションの問題では無さそうなだけに、佐藤寿人あたりに決定力が戻ってこないと、このままズルズル行ってしまうかもしれない。

千葉は試合終了間際に2点を取って追いつく粘り腰を見せたが、広島守備陣がラインが深くてPA内にやすやすと侵入を許していたのだから、前半に数多くあった決定機を1つでもものにしていれば楽に勝ち点3が取れたはずだ。まあ、新居が結果を出して青木もまずまずのプレイ振りで、選手層が厚くなって来たのは来期に向けて良い兆候ではある。

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | Jリーグ

2007年10月27日

J1第30節 柏-神戸(1-3)

何でまたこう戦評を書きにくい試合が続くかね(笑)。

台風が襲来してピッチの上に水溜りが出来る状態の日立柏サッカー場での試合は、まさにサッカーというよりはラグビーフットボールのような試合で、いかにしてボールを相手陣内に放り込むかの争いとなった。

前半こそホームの柏がボールに対する集散が上回ってフランサの浮き球に抜け出した太田がゴールを決めるなど優勢に展開するが、後半22分に小林祐三が2枚目のイエローで退場すると状況は一変、数的優位に立った神戸が完全にポゼッションを掌握し、後半28分に長いFKを南がうっかり飛び出してしまってボールがゴールに吸い込まれてしまうと、30分と35分に立て続けにレアンドロにゴールを決められて神戸が逆転、試合は1-3でアウェイの神戸がものにした。

激しい雨中での試合は、ポゼッションと同時に何かのミスが無いとなかなか得点にはつながらないものだが、GKの判断ミスがお互いに1度、セットプレイのマークミスが柏にあってそれが試合を決めてしまった。

まあこんな試合で何かをどうこう語るのは無駄でしかないが、第3者からするとたまにはこういうセリエの残留争いのような試合を見るのは結構楽しかった。柏ファンの方すいません(笑)。

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | Jリーグ

レンジャーズ対セルティックのオールドファーム

昨日は先週行われたレンジャーズ対セルティックのオールドファームダービーをようやく見たのですが、これがまたまた戦評を書く気にならない試合で・・・

何しろボールはひたすら縦方向に行ったり来たりで、ボールを展開するとか落ち着かせるとか散らすといった言葉は全く存在せず、そうなると中村の存在感が皆無になるのは当然で、こちらは「消えるとはこういう事だ」と言わんばかりの消えっぷりでしたね(苦笑)。よく後半10分まで使われたもんだ。

アドレナリン出まくりのダービーマッチは、どうしても日本人にはついて行くことが出来ずに旅人君もかつてのローマダービーの時には消えがちになっていたのですが、この試合の中村は今までの日本人ダービーマッチとしては最高の消え方だったように思います。せめてコンディションが良ければ、もう少しゲームの流れに乗れたんでしょうがね・・・

セルティックも最初の2失点は集中していれば防げた失点で、今期はこういう失点が多いのが気になりますね。戦術がそう大きく変わっているわけではないし、浦和の場合とは逆でセルティックは勝ち慣れや慢心といったメンタルの部分が大きそうです。

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | 戯言'07

2007年10月26日

守備のお手本をチェルシーに見る

昨日はJSPORTS3で見られるCL唯一の試合、チェルシー対シャルケ04を見ておりました。

それにしても、最近は特にJSPORTS3でのCLの扱い量が減っていますね(涙)。サッカー見たけりゃサッカーのセットに入れって事なんでしょうが、あの分かりにくい分類とフジ739の扱いは本当にどうにかなんないんでしょうか。そろそろ契約を変更しなくちゃなあと思ってパックの説明のページを開く度に憂鬱になります(笑)。

と愚痴は置いとくとして、試合はシャルケGKノイアーが前半のわずか4分に角度の無いところから打たれたマルダのシュートをなんとトンネル、これで試合の興味は一気に消滅、あとはチェルシーが余裕で完封。チェルシーの2点目はオフサイドだし、ゴール前での抜け出しを手で倒されてもファールも取ってもらえなかったし、シャルケには運もありませんでした。

チェルシーはエンターテイメントとしては最悪のサッカーでしたが、マイボールになるとしっかりとゾーンを上げてコンパクトネスを維持しつつ、中盤もマケレレを筆頭に愚直なチェイスを続け、CBはクロスやロングボールに対してマークを外す事無く跳ね返し続けと、まるで浦和に対して「守るとはこういう事だ」とお手本を見せているような内容でしたね。

まあ、今の浦和は戦術やメンタルという事よりも、連戦を続けてきた疲労で守れない状況になっているのだとは思いますが、同じような連戦が当たり前のビッグクラブがCLの終盤で疲れを感じない試合をやれるのが不思議ですよね。それはクラブの健康管理の差なのか、歴史と慣れによるものなのか、もしかして「ド」の力なのか・・・(笑)

あと、登録リンクに「海外サッカー情報局」を追加しました。

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | 戯言'07

2007年10月24日

ACL準決勝第2レグ 浦和-城南一和(2-2PK5-3)

いや、浦和はよくこれで勝ちあがれたよ(笑)。

試合の内容は完全に城南のもので、レッズが前半21分にワシントンの胸トラップからの豪快なゴールで先制すると、とたんにレッズの悪癖が顔を出してDFラインが押し上げられない、サイドがDFラインに吸収されて5バックになる状態が最後まで続いたのが予想通り苦戦の原因だった。

前半は何とか無失点で切り抜けたものの、後半の11分に深い3バックの横のスペースを使われ、坪井が1対1で軽く抜かれてまず1失点、フィードの跳ね返しをイタマルに拾われてミドルのこぼれ球を押し込まれて2点目と、あっという間にアウェイゴールのアドバンテージを消されてしまった。

2点目のすぐ後に、セットプレイの折り返しを長谷部が決めて同点にしたが、終始運動量が落ちずにSBの積極的な上がりと中盤のポジション回復力、前線のチェイスをしつこく繰り出す城南の前にレッズはポゼッションでの劣勢を強いられたままで、たまの決定的なチャンスもワシントンやポンテが決められずに延長を経てPK戦に突入。

PK戦では城南の崔成国が正面のボールを都築に弾かれ、浦和は5人目の平川のボールがGKに読まれながらも、浦和サポーターの祈りが乗り移ったのか何故かゴールに決まってレッズが何とか決勝に勝ち上がりを決めた。

決勝の相手はセパハンが有力視されているが、川崎との対戦では攻撃力こそそれほどでも無いものの、GKを中心とした守備力は相当なもので、第1戦のアウェイで負けてしまうと阿部と闘莉王が怪我をしてしまった浦和にとってはかなり厳しい状況になるのは確かだろう。どん引きの悪癖を修正して組織で攻撃的な守備を発揮できるかどうかが決勝のカギを握る事になりそうだ。

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | アジア・チャンピオンズリーグ

2007年10月23日

フランス・リーグアン第11節 レンヌ-ルマン(3-0)

最近仕事が無性に忙しいので(涙)簡単に。

ランク上では上位対決となった試合だったが、内容的にはレンヌのほうが一枚上手で、中盤での激しいプレスに加えて守備の戻りも非常に早く、中盤を制圧されて長いボールをサイドに出すしかなかったルマンの攻撃に対してもマークが外れる事も無く、ルマンはほとんどフリーな展開からゴールを狙う場面を作れず、セットプレイやミドルなど単発的なチャンスを作りはしたがどれも決まらずに3-0で完敗。

守備面でも、先の2失点はいずれも混戦からDFの裏へ出されたパスにDF陣が付いていけなかったミスで、アウェイのせいなのかルマンの選手は全体的に集中力に欠けていた。

松井もボールを持ちはするもののレンヌの素早いマークになかなかフリーにさせてもらえず、クロスの精度も悪かった。後半10分で交代させられたが仕方なし。レンヌのプレスをかいくぐるような早いパス回しがルマンにあればまだ活躍できただろうが、そこまでのチーム力は無いからなあ。

kobayashi : Permalink | トラックバック (0) | フランス・リーグアン