2007年12月28日

新・サッカーご意見番

岡ちゃんがやる気になっていると、どうも嫌な予感がしてしまうのは私だけでしょうか(笑)。

岡ちゃんはあんまり抽象的なビジョンとか構想とかを広げる器じゃないと思うんですがねえ。とにかく今代表に必要なのは、理想と現実を埋めるためのメソッドであって、単に理想ばかりを追いかけるだけじゃジーコジャパンの二の舞になってしまいますよ。これで「右脳サッカー」なんて妙なキャッチフレーズが広まらなきゃいいんですが・・・

さて、昨日は特に見たい試合も無かったので、フジ739でやっていたU-17W杯総集編を見ていました。

この番組は試合のダイジェストと言うよりは、U-17をお題にして日本サッカーの課題と展望についてパネラーが討論するという内容だったのですが、そのパネラーの面子が後藤建生・風間八宏・小野剛技術委員長・そして高木豊という顔ぶれだったのにはビックリしました。

小野氏は立場上の事もあってU-17の結果については前向きで高めの評価でしたが、元プロ野球選手でありながら3人の息子が全てヴェルディユースに所属している事でサッカーファンに知られる高木氏は、U-17の戦い振りについては「結果が出てない以上は0点で当然」とケチョンケチョン(笑)。

その意見を「日本サッカーの歴史を知らないから」で終わらせてしまうのは簡単なのですが、やはり日本を代表するプロスポーツを長年しょって立ってきた立場からすると、育成の問題とか経験不足とかを結果のエクスキューズにするのはナンセンスなのが当たり前で、そういう意味では常にブラジルの常識で意見を述べるセルジオ越後と考え方が似ている部分がありますよね。

最近は批判のための批判が目立つようになってしまった元祖ご意見番には引退してもらって、高木氏には新ご意見番として史上初の野球兼サッカー解説者としてデビューされてはどうですか?(笑)

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2007年12月27日

代表監督界隈の動向

いや、それはかえって逆効果なんじゃないかと(笑)。

しかし生死をかけた闘病中に監督を事実上解任させられてしまったオシムの心中は察して余りありますよね。おそらく、オシムはそれを態度や表情に大きく出すような事はしなかったでしょうし、もし本人が監督復帰の意思を見せたとしても家族は絶対に反対するでしょうが、「年内は回復を待つ」という最低限の筋も通せなかった協会に代わって平謝りしたいところですよ。

だいたい、今まで岡ちゃんが代表監督らしい仕事をしたのは、記者会見に1日だけの練習試合、そしてタイの視察ぐらいなもんで、いったいそれのどこが日本サッカーの危機なのかと(苦笑)。

ぶっちゃけ、カピタンらはこの機会に早稲田の後輩である岡ちゃんを協会の本流に復権させたいという思いが少しはあったんでしょうね。スポンサー筋としても、ほとんど一般客受けの事を考えない選手選考をし、記者会見でもレベルの低い質問には皮肉で返すオシムよりも、「最後は岡野~!!」で代表バブル勃興時代のイメージが定着し、会見でも率直明快な岡ちゃんのほうが受けが良いに決まっています。つーか、既にマスコミは右に習えで岡ちゃん大歓迎ですからね(笑)。

まあ岡ちゃん自身が9年前にそれで痛い目に遭っているので、周囲の雑音がどれだけ代表の強化に悪影響を与えるかは重々理解しているでしょうが、先輩に頭を下げられたら無下には出来ないのが体育会系学閥の常ですからねえ・・・何とかして協会周辺だけ一気に10年ほど時間が進められないものか(笑)。

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2007年12月20日

アーセナル対チェルシー、そしてトルシエ・秋田・FC琉球

昨日は録画しておいたアーセナル対チェルシーの試合を見ておりました。

しかしFCWCでのミランが、ゆったりしたパス回しからカカーのドリブルで一気にスピードアップする蜂の一刺しだとすれば、アーセナルはさしずめスズメバチの総攻撃って感じですな(笑)。10人で守りを固めるチェルシー相手にも個人技とパスワークでチャンスを作るんだからえげつないです。

とは言え、アーセナルもミランのカカーとピッポというタレントに比べると決定力で見劣りするのは確かで、結局得点はチェルシーGKチェフがCKにかぶった1点のみでしたが、もし浦和と対戦していれば1点どころの話じゃなかったでしょうね。

逆にチェルシーは、ドログバの代わりがシェフチェンコの1トップじゃなあ・・・あの前半の引きこもりサッカーで何かしろってのは身体能力の化け物であるドログバだからこそ何とか出来るわけで、これではシェヴァもあまりに気の毒だよね。後半こそ攻勢に転じましたが、逆に終盤はカウンターから何度もアーセナルに決定機を作られる始末。しかもこの試合でテリーが怪我で長期離脱とチェルシーの王座奪回はかなり厳しそうな雲行きですねえ。

そして現在ピッチ上の何よりもエキサイティングな(笑)FC琉球の状況ですが、何と引退宣言した秋田まで引っ張って来ちゃって、地上波のニュースやYAHOO!のトップはおろかAFCの公式サイトにまで登場と、FC琉球は今や浦和の次に有名な日本のクラブになってしまいました(苦笑)。

いきなりこれだけ世間の注目を一気に集めたのだから、裏の顔はともかくとしてやはり榊原氏のイベント屋としての手腕が一流なのは確かでしょう。

その榊原氏がどうFC琉球と関わっているのかが謎だったのですが、とある場所の情報によると、彼は沖縄にイベントプロデュース関係の会社を設立、クラブは野口オーナーのままでその会社と提携、そしてトルシエは会社側が雇う形になって琉球と雇用関係は無いそうですね。そう考えると、トルシエが単なるアドバルーンに過ぎない可能性も高いわけですが、とにかく今後も注目を集め続ける事は間違い無いでしょうなあ。

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2007年12月19日

Jリーグアウォーズ

ありゃりゃ本当にトルシエ来ちゃったよ(笑)。

この件については、一般人はともかくサッカーファンの焦点はどちらかと言うと黒い噂の耐えない榊原氏に当たっているわけですが、裏とのつながりは特に地方の興行関係とは切っても切れないものであり、プロスポーツの先輩である大相撲やプロ野球もこういう話と無縁ではないのを見ても、Jリーグがプロスポーツビジネスとして発展する以上、いつかは流れ込んできてしまう話なんですけどね。

まあ協会側もさすがにそういう事ぐらいは察知していると思いたいですが、いかんせん協会自体が広告代理店に牛耳られてますからねえ。まさに目くそ鼻くそ(笑)。

さて、昨日はいまいち日本人がでていない海外の試合を見る気が起こらなかったので、博報堂さんのお仕事であるJリーグアウォーズを見ていました。

MVPは予想通りポンテでしたね。もしかすると鈴木啓太もあるかなと思ったのですが、浦和がJ1優勝を逃してしまったのでACLでのインパクトが強いポンテになるのは仕方ないかな。ベストイレブンもかなり代表でのネームバリューが濃くでた面子になりましたね。鹿島の本山が入ってもいいんじゃないかとは思いましたが、じゃあ彼らよりインパクトがあったかと言われると微妙なところですしね。来期、他のチームからマークされた状態でACLの過密日程もこなして、そこでどういうプレイが出来るのかが問われるところでしょう。

つーか、ベストイレブンの面子を見るとFWが2人とも外国人でMFに本職のサイドが1人もいないのが、如実に今の日本サッカーの課題が出てますよね(苦笑)。来年は常連以外の新星が出てきて欲しいものです。

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2007年12月14日

FCWCミラン戦から一夜明けて

ミラン戦から一夜明けて、マスコミやネット上の意見なんかをぽつぽつと拾っているのですが、「ミランを追い詰めた!」とか「運が無かった!」みたいな誇大表現があまり無く、「ミランはやっぱり強かった」系の記事が多かったのはちょっと意外でしたね。

マスコミやファンが成長したのか、はたまた浦和には善戦して欲しいけど本音ではミランに勝ってもらっちゃ困る某広告代理店やどこぞの協会の印象操作が無くなったせいなのか(笑)。

さて、昨日は辛口でコメントをしましたが、今日はあえて誉めるべき点を書いて見ます(笑)。

日本が世界にデビューと言えば、やはり98年のフランスW杯アルゼンチン戦を思い浮かべますが、相馬のサイドに終始オッドを貼り付けていたように、かなりミランが慎重な戦い方をしていたとは言え、9年前に比べるとちゃんとサッカーの試合になっていましたね。

それはやはり日本選手のレベルアップが根底にあるのは間違いなく、鈴木とガットゥーゾ、闘莉王とカラーゼ、阿部とアンブロジーニなんかを比べても、選手の素質的にそれほど大きな差は無いと思います。ま、カカーやセードルフ、ネスタ、ヂダに匹敵する素材がいないのもまた事実なんですがね。

つまりミランと浦和の差はとにかく経験の差に尽きるわけです。かつてレッジーナにいた頃のピルロは、中村に毛が生えたようなひ弱なテクニシャンだったのですが、今や守備力では中村とは雲泥の差がついてしまいましたからね。

まだまだ日本は、各年代の代表が世界大会に出場し、選手は積極的に海外移籍し、FCWCに毎年日本のクラブを出場させるような努力が必要という事なんでしょうなあ。

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2007年12月13日

今日はいよいよ浦和対ミラン

今年に関しては開催枠があったのでアレですが(笑)、ACLという厳しく長い道のりを経てようやくたどり着いた目的地、欧州王者とのガチンコ対決がやって来ましたね。Jリーグが発足して14年、とうとうこの時がやって来たかと思うと本当に感慨深いです。

戦術的なポイントとしては以前のエントリーに書いたとおりですが、メンタル面で言えば、まずは落ち着いて浮き足立たない事、冷静にしかも集中する事に尽きると思います。

昨日はボカとエトワール・サヘルの試合を見た後に、1.5倍速でマルセイユとリバプールの試合を見ていたのですが、グループAは4チーム全てが勝ち抜ける可能性があったのもあってか、マルセイユが最初から異常なハイペースで上がりまくり、あっさりとジェラードに裏を取られて失点、その後もキレキレのトーレスを押さえきれずにバラバラな守備を突かれてカウンターから失点を重ね、結局0-4の大差で破れてしまいました。

実力だけで言えば、ボカとエトワール・サヘルよりもはるかに接近した対戦だったのですが、メンタルの持ちよう一つでここまで結果が変わってしまうのだから怖いですよね。夢の舞台を前にして、選手に完璧に普段通りでやれと言っても難しいかもしれませんが、「冷静にファイト」(by岡ちゃん)で行ってもらいたいですね(笑)。

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2007年12月12日

日本サッカーのオランダ化と日本サッカーの日本化

昨日は録画しておいた、天皇杯5回戦の名古屋対ホンダの試合を見たのですが、世界大会とリーグ戦後で契約更改の時期と重なった大会の差があるとは言え、FCWCでの浦和の試合を見た後だとガックリ感はひとしおですよね(苦笑)。

失点場面を良く見ると、1点目はホンダに中盤でボールを奪われても逆サイドにいた中村直が高い位置でボサッと立ったまま、ボランチの位置にいた藤田がマークを簡単に外してしまって鈴木がどフリーになって失点、2点目も中村直がタラタラとジョギングで中央をアリバイマークに行ったためにサイドががら空きになってしまい、スペースへと飛び出したホンダの選手のクロスから失点と、集中力も運動量も何も無いプレイぶりでした。

名古屋のワイドなオランダパスサッカーは、選手個々のレベルが高くなければ機能しないスタイルだという事はここでも何度か書いている事なのですが、いくらJFLのホンダが相手とは言え、ボールを蹴る技術以外に全てが劣った内容ではさらに勝てるはずも無いですよね。

今までの日本には無かったスタイルのサッカーで挑戦しようとしたセフの意欲は買いますが、結局選手個々を求められるレベルにまで高められなかったという意味では、残念ながら名古屋の監督選びはミスマッチだったのかなと思います。

そしてミスマッチと言えばつい愚痴ってしまうのが岡ちゃんの起用。

最近あちこちのブログを見ていると、有名どころであっても「日本サッカーの日本化を進めるためには日本人監督でいいんじゃないか」という論調が平気でまかり通っているのには驚かされます。

これも私がここでくどくどと書いている持論ですが、監督の仕事とは、まず第一に客観的な視点と戦略的な計画性が必要だと思っています。

オシムは「日本サッカーの日本化」という抽象的な言葉を出しはしましたが、それはあくまで単なるレトリックであって、裏では冷徹に日本選手の世界に対する能力の把握と、それをカバーするようなメソッドの再構築を常に行っていたはずで、夜中にプレミアリーグの試合を見ていたからと言って、「サッカー好きなんだな、おじいちゃん」という話では無いんですよ。

ジーコ時代にセリエやプレミアで日本人がどれくらい苦労しているのかも知らずに、客観的な視点がすっぱりと抜け落ちた「自由なサッカーで世界に勝てる」などという美辞麗句に日本中が踊りまくったのと同じ轍を、今度は「日本サッカーの日本化」というフレーズで踏んでしまうのでしょうか。

岡ちゃんは日本人にしては比較的客観的な視点を持っているほうだとは思いますが、メソッドについてはまだ何も見せてもらってませんからね。とりあえず今のところは否定的な立場とさせてもらいます。

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2007年12月07日

FIFAクラブワールドカップ開幕

岡田ジャパンだ地域決勝だJ入り承認だJリーグ最終節だ入れ替え戦だとドタバタしていたら、いつの間にかFCWCがもう今日から開幕なのですね。

そんなわけで参考のために昨日はCLのミラン対セルティックの試合を見ましたが、とにかくミランの試合巧者ぶりには舌を巻くしかありませんでした。

ミランは決して攻め急がずにしっかりとパスを回しながら全体のゾーンをコンパクトさを保ちつつ押し上げ、セルティックのロングボールに対してはセカンドボールを中盤がきっちりチェックしてゴール前に運ばれる前に食い止めるなど、とにかく攻守に走り回るような運動量の浪費を極力押さえたサッカーをやってました。

それでいて、セルティックの決定機は後半にブラウンがゴール前に抜け出した1回きりと、おそらく180分間試合をやってもセルティックは点が取れなかっただろうなと思わせる守備が出来るのだからさすがです。これじゃ、ワシントンや永井程度が個人で挑んでもどうにもならないでしょう。

もし浦和がミランと対戦する事があれば、やはりポイントはいかにミランDFラインの裏へとボールを運べるかに尽きます。なるべく高い位置でボールを奪い、田中達や永井、平川らが早いタイミングで動き出し、そこに小野がワンタッチでDFを越すボールを出せるような展開になれば多少の可能性が出て来ると思います。

ま、今の浦和にとってはセパハンやワイタケレに勝つ事自体が難問なんでしょうがね。とにかくミランに対する勝敗よりも、個人的には横浜を赤で染める浦和サポに世界が瞠目するのを見てみたいと思っています(笑)。

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