「原口がビッグチャンス演出も、交代後にチームは逆転」ドイツ・ブンデスリーガ第16節 ウニオン・ベルリン-ホッフェンハイム

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カタールW杯からクリスマス、そしてウィンターブレイクと2ヶ月もの長い中断から明けたブンデスリーガ。5位と絶好調のウニオン・ベルリンは11位のホッフェンハイムとホームで対戦。原口は3-1-4-2の右インサイドハーフで先発。対するホッフェンハイムは3-4-2-1のフォーメーション。

試合の序盤は、アウェイのホッフェンハイムがハイプレスを仕掛けてハーフカウンターから何度かチャンスを作る。9分には、ホッフェンハイムのビショフがゴール前でフリーの決定機があったもののキックミスで命拾い。14分に、原口の守備でボールを奪って左からクロスも、体に当たったボールはゴール右に外れる。

15分を過ぎるとホッフェンハイムの勢いが落ちてウニオン・ベルリンがペースを握る。前半24分に、ウニオン・ベルリンのFKからホッフェンハイムのFWベブーが手を上げて思いっきりハンド、当然PKが与えられたが、シエバチュのキックはホッフェンハイムGKバウマンにコースを読まれて止められる。

このPK失敗でまた試合の流れをホッフェンハイムが押し戻し、膠着状態の時間帯が続く。すると43分にホッフェンハイムは自陣からのカウンターで右サイドへ展開、ニアゾーンへ飛び込んだべブーがスルーパスをダイレクトで流し込みホッフェンハイムが先制する。

後半開始早々、CKの流れからPA左でマイナスの折り返しを受けた原口が縦に突破、クロスをフリーのCBクノッヘがシュートもゴール左に外してしまう。10分には左からのクロスに原口が中で潰れ、裏でフリーになったトリメルがボレーもバーの上。そして後半18分に原口は交代で下がる。

ウニオン・ベルリンは後半26分にギーセルマンの決定的なヘッドをGKバウマンのファインセーブに阻まれたが、そのCKから今度はドゥヒがゴール右にヘディングを決めてウニオン・ベルリンが同点。このあたりから、ホッフェンハイムは中盤でプレスがかからず、サイドチェンジを通されてフリーでクロスを上げられるシーンが増える。

それでも何とかホッフェンハイムは耐えていたが、後半44分にウニオン・ベルリンのCKでバウマンが飛び出したところを、またドゥヒが先にヘディングを流し込み、とうとうウニオン・ベルリンが逆転する。

当然、ホッフェンハイムが前に出る展開になるが、ロスタイム6分にウニオン・ベルリンがカウンター、最後は右サイドでボールを受けたレヴェリングがバウマンのニアを抜くシュートを決めて勝負あり。ウニオン・ベルリンが3-1で逆転勝利を決めた。

原口が下がってからの逆転勝利はちょっと後味が悪いけど、相手のボランチに終始マークを受けながら、常に幅広く動いてパスコースを作り、攻撃を円滑にさせようという献身的な働きが、最後に相手の足を止めたとも言える。まだまだ代表を諦める年ではないので、頑張ってほしいね。

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