「3年連続王者に対して、惜しくもシーズンダブルならず」ベルギー・プロリーグ第21節 シント・トロイデン-クラブ・ブルージュ

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勝ち点5差で7位に付けているシント・トロイデンは、3年連続のリーグチャンピオンでありながら、この5試合は3分け2敗と勝利から遠ざかり、リーグ4位にくすぶっているクラブ・ブルージュとホームで対戦。

シント・トロイデンのフォーメーションは3-4-2-1で、GKがシュミット・ダニエル、左WBに橋岡、左シャドーに岡崎、1トップに林と日本人選手4人が先発。対するクラブ・ブルージュは4-3-3の形。

試合はクラブ・ブルージュがボールを保持、シント・トロイデンは守備時には岡崎が中盤に下がった5-3-2の形でブロックを作って守る態勢。シント・トロイデンも林やブルーノがカウンターで裏を狙うのだが、なかなか良いタイミングでボールが出てこない。

13分にはオドイからスルーパスを受けたラングにPA内からシュートを打たれるが、シュミット・ダニエルが腕に当ててゴールならず。20分頃は一方的に攻められていたシント・トロイデンだが、24分にシュミットの裏へのパスに抜け出した林が、頭で押し出してドリブルからシュートを放つが右に外してしまう。

すると26分、クラブ・ブルージュは右サイドをブキャナンがワンツーから抜け出し、クロスをカットしようとしたヤンセンスがゴールに入れてしまい、シント・トロイデンがオウンゴールで失点する。

シント・トロイデンも、左からのボールを受けた林がPA内で上手く反転、後ろから相手に抱え込まれて倒れたが何とノーファール。カタールW杯なら間違いなくPKを取っていたプレイだった。

後半もクラブ・ブルージュが主導権を握る展開で始まるが、10分にコイタがドリブルからダイアゴナルの動きで入って来た岡崎にスルーパス、完全な決定機だったが岡崎のシュートはGKミニョレの体に当たってゴールならず。

しかし後半32分、右サイドから橋岡が縦突破から挙げたクロスにミニョレが飛び込んだのだがファンブル、ブルーノが逃さず押し込みシント・トロイデンが同点に追いつく。その直後にも右サイドを林が抜け出し、クロスにライツが飛び込むも上手くヒットせず。

その後は再びクラブ・ブルージュが猛攻、後半ロスタイムには左からミドルを打たれ、手前でバウンドした難しいボールをシュミット・ダニエルが上手く合わせて失点を防ぐ。そしてそのまま1-1のドローで試合終了。前回の対戦でシント・トロイデンが勝利しているので、この試合に勝てばシーズンダブルだったが、残念ながら1勝1分で終了。

日本人4人は、シュミット・ダニエルは随所で好セーブを見せて合格点。林、岡崎は相変わらず攻守に頑張っているのだがドタドタ感満載。彼らにスピードがあればね~。橋岡は得点につながるクロスはあったが、対面を抜く独力に欠けるところが惜しい。新しい代表に入れるのはシュミット・ダニエルぐらいかな~。

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