「久保は股抜きトラップからゴールでバスクダービーMOM」スペイン・リーガエスパニョーラ第17節 レアル・ソシエダ-アスレティック・ビルバオ

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3位のレアル・ソシエダがホームに7位のアスレティック・ビルバオを迎えてのバスク・ダービー。ソシエダはいつもの中盤ダイアモンドの4-4-2で、久保とセルロートの2トップにトップ下がダビド・シルバの形。オヤルサバルはベンチスタート。対するビルバオは4-2-3-1のフォーメーション。

前半2分、いきなり久保がシルバからのリターンパスをもらってドリブル、セルロートからの折り返しは合わなかったが、彼自身の好調さを見せつける。ビルバオも13分にニコ・ウィリアムズのクロスからイニャキ・ウィリアムズの兄弟コンビでシュートもソシエダGKレミロが防ぐ。

久保は17分にレミロからのボールをワンタッチでセルロートに送り、自分は裏抜けするがセルロートがファールで止められるなど、久保は終始トラップにミスが無く、次の選択肢をしっかり確保してプレイしているのでミスにならない。

ソシエダは前半25分にセカンドボールを拾って前線に残っていたセルロートにパス、振り向きざまにゴールを決めたシーンがオフサイドに見えたが、ビルバオの右SBマルコスが完全にラインから遅れていてオンサイドの判定、ソシエダが先制点を決める。

30分にはカウンターから久保のドリブルでゴール前に迫るが、最後は流れてGKにキャッチされる。38分には久保がリコからの縦パスに追いつけなかったが、すぐさまシルバがボールを奪い返し久保にパス、久保はトラップから股抜きでマークを剥がすと、左足でニアを抜くゴールを決める。思わずユニフォームを脱いでイエローカードのおまけ付き。

しかしビルバオも前半41分に、ソシエダのクリアを高い位置でカット、左サイド深いところからの折り返しをサンセトがワントラップからゴールを決めてまた1点差に迫り、2-1のスコアで前半を終了する。

後半早々、セルロートが故障でオヤルサバルが投入される。6分にシルバから右に流れた久保にパスも、久保がドリブルで仕掛けたところを被されてゴールラインを割る。しかし後半15分、ニコ・ウィリアムズのバックパスを拾った久保がPA内に侵入、アルバレスに後ろから引っ掛けられてPK&一発レッドを誘引。これをオヤルサバルが決めて3点目。

その後は10人になったビルバオに対してソシエダが自陣に引いた形になって完全に試合は膠着、久保はシルバ、エルストンドとともに後半31分に交代、そのままきっちり守りきって試合終了、3位をガッチリキープする勝利となった。

久保は公式のMOMに選ばれるのも納得の出来。狭い場所でもボールを失わず、今回は股抜きトラップからゴールまで決めた。まあユニを脱いでイエローは余計だったが(笑)。いつもなら軸足を抜いた強いシュートを外す事が多いが、久保の技術ならゴールにパスするような今回のシュートのほうが良いと思う。

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