「”すり合わせジャパン”は果たしてドイツに通用するのか」カタールW杯ドイツ戦展望

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4年ぶりのワールドカップも始まってみれば早いもので、もう今晩10時に日本の初戦、ドイツ戦がやって来ます。なので、恒例の試合展望をやってみます。

まず、キッカー誌が月曜に予想したドイツのスタメンを並べてみます。

GK:ノイアー
DF:ケーラー、ズーレ、リュディガー、ラウム
MF:キミッヒ、ギュンドアン
MF:ニャブリ、ムシアラ、ザネ
FW:ハフェルツ

このうち、ザネが怪我をしたという情報なので、2列目がムシアラ、ミュラー、ニャブリの並びになるか、4-3-3にして中盤にギュンドアンが入るか、予想は分かれるところです。

日本のスタメン予想はこちら。

GK:権田
DF:酒井、吉田、冨安(板倉)、長友
MF:遠藤、守田(田中碧)
MF:伊東、鎌田、久保
FW:前田

どのみち、ドイツはゲーゲンプレスで日本を圧死させる戦術で仕掛けて来るのは確実。日本は引いて守ったらイランの二の舞い、サウジがアルゼンチン相手に成功させたハイラインも、ダイレクトパスとサイドチェンジを駆使するドイツ相手には危険過ぎます。

従って、戦術の選択としてはミドルラインで、ボールの位置によってプレスをかけたりゾーンを整える切り替えをはっきりさせること。そしてボールを奪ったら前田、鎌田、久保、伊東純也の前線に素早くボールを供給、素早いパスワークでプレスをかいくぐって相手DFの裏を狙うサッカーになるでしょう。

久保と鎌田は、狭いスペースでも縦パスを収めて前を向けるので、前田や伊東に一発のロングパスを狙うよりは、いったん中盤で溜めを作って守備を引き付けてから、前田と伊東がラインブレイクする攻撃を狙いたいところです。あとは前田の決定力に奇跡が起こってくれる事を期待(笑)。そして後半になって相手のプレッシャーが緩くなったら三笘を投入。そこまで何とか無失点で行きたいところ。

その守備のポイントになりそうなのは、ムシアラのポジション。足元のテクニックと判断力、スピードを兼ね備えた、イングランドのベリンガムと並ぶブンデスリーガの新しいスターで、パスとクロスばかりで怖さが無かったドイツ代表に、中央での崩しという大きな武器をもたらす非常に厄介な選手です。左サイドでもプレイ出来るので、ミュラーとポジションを入れ替えながら攻めて来るでしょう。

日本は遠藤はともかく柴崎ではムシアラは止められないので、遠藤の相棒は守田がダメなら板倉、それでもダメなら田中碧の起用がベター。DFはドリブルが得意なニャブリ対策として左SBは長友を起用、CBは吉田と冨安、冨安がダメなら板倉、右SBは酒井、GKはシュミット・ダニエルの高さが欲しいですが、森保監督は権田を起用しそうな気がします。

昨日のNHK「クローズアップ現代」で代表の特集をやっていましたが、森保ジャパンでは選手と監督、スタッフが徹底して話し合いで戦術を決めてるみたいですね。すり合わせでものづくりというのがいかにも日本的ですが、結局それで出来上がるのが誰も使いこなせない高度なガラケーだったりするわけで、果たしてどんなチームを我々に見せてくれるんでしょうか。

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