「堂安は攻撃の新境地を開く、W杯本番のオプションとなるか」ドイツ・ブンデスリーガ第9節 ヘルタ・ベルリン-フライブルク

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ヨーロッパリーグは3連勝で首位、リーグでも現在2位と絶好調のフライブルクは、15位のヘルタ・ベルリンとアウェイで対戦。ヘルタのフォーメーションは4-3-3で、フライブルクは4-2-3-1、堂安は右SHで先発。

試合の序盤は、ホームのヘルタが押し気味の展開で始まるが、10分を過ぎると試合のペースが落ち着いて、ビルドアップ能力で勝るフライブルクが徐々に主導権を握る流れに変わる。

前半18分には前線へ飛び出した堂安にロングパスが渡り、足元で収めてシュートも相手に当たる。22分にもまた飛び出した堂安がボールをキープ、ターンからの折り返しをフリーになっていたチェレが押し込み、堂安のアシストで先制点。25分には堂安から左SHのグリフォにピンポイントのクロスもシュートは大きくふかしてしまう。

しかし前半32分、堂安のドリブルが3人に囲まれロスト、そこからのカウンターでルケバキオが抜け出し、ヒールからヨヴェティッチに打たれたシュートがギュンターの腕に当たりPKの判定、これをルケバキオに決められヘルタが同点に追いつく。その後は勢いに乗ったヘルタに攻め立てられるが、何とかイーブンのまま試合を折り返す。

後半もヘルタのペースでスタートするが、前半と同様に徐々にフライブルクが盛り返す。後半14分には左に流れた堂安が縦パスをダイレクトでシュートもサイドネット。と思ったら、17分にポストを受けたセルダルがスルスルとドリブルで抜け出し、ゴール左にコントロールショットを決めてヘルタが勝ち越す。

また前線に飛び出した堂安へのロングボールをキープしてのシュートはボテボテでヘルタGKクリステンセンがキャッチ。32分にカウンターから堂安がキープ、グリフォに繋いでファールを受け、FKはまたクリステンセンがキャッチ。しかし33分にFKをクリステンセンが今度はキャッチミス、こぼれ球をシャーデが押し込み同点。

堂安は37分に相手のカウンターで後ろから抱えてイエローカードをもらい、41分に交代。最後はヘルタがパワープレイ気味に押し込む展開になるが、結局そのままスコアは最後まで動かず2-2のドローで試合終了。フライブルクは2位をキープする結果になった。

堂安は相手がコンパクトに守っていたので、いつものようにハーフスペースで間受けしたりは出来なかったが、前線に飛び出して技術と体幹でキープ、それがアシストにも繋がった。高さが無いのでロシアW杯の本田のように攻撃の軸とするには厳しいが、1つのオプションとして持っていても良いのではないだろうか。

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