「大迫カムバック効果でヴィッセル神戸がようやく2勝目」J1第16節 ヴィッセル神戸-コンサドーレ札幌

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今期はACLに出場しながら、リーグ戦15試合を経過してわずかに勝点8と不振にあえいでいるヴィッセル神戸は、10位のコンサドーレ札幌とホームで対戦。

神戸のフォーメーションは4-2-3-1で、1トップが武藤、イニエスタがトップ下で先発。対するサッポロはいつものミシャサッカーで3-4-2-1のフォーメーション。

試合の序盤は札幌のペース。神戸は武藤とイニエスタに手っ取り早くボールを送るのだが、札幌はしっかり2人をケアして基点を作らせず、ボールを奪って素早くサイドに展開、クロスを速いタイミングで入れてチャンスを作る。

しかし先制したのは、そこまでシュートが無かった神戸。前半17分にイニエスタのCKからこぼれ球を山川がダイレクトのミドルでゴール左に流し込む見事なシュートを決める。札幌も19分に右からのクロスが混戦になるも、神戸GK前川がかろうじて抑える。

札幌はおなじみのWBが前線の位置まで上がった3-2-4-1のような形で高い位置に基点を作り、PA付近から思い切ったシュートを放つが、神戸の守備もある程度慣れてきてスコアレスのまま後半へ。

後半、神戸ペースで試合が続く中、後半14分に左サイドから中へアーリークロス、これはGK前川がイージーにキャッチしたかに見えたが、ボールがまさかのファンブルとなって、ドゥグラスに押し込まれて札幌が同点に追いつく。

神戸はここでイニエスタに代えて怪我から復帰した大迫を投入。すると後半18分に右サイドで大迫がファールを受けると、汰木のFKに飛び込んだ武藤が頭で合わせて神戸が勝ち越し。さらに後半24分にCKから菊池がヘッド、これは札幌GK中野が防いだが、混戦から最後はまた菊池が押し込み3点目。

ここで札幌はシャビエルを投入するが、神戸は後半29分に左サイドを汰木が豪快にドリブル突破、相手と競り合った深井がクロスに競り合ったボールがゴールに入ってしまうオウンゴールで神戸が4点目、その直後にシャビエルが大迫に対するDOGSOで一発退場、これで試合はほぼ決まってしまった。

その後は札幌が神戸を攻め立てるが、神戸は守備の集中を切らさず、むしろロスタイムは神戸の方にチャンスが何度か訪れたが、そのままスコアは動かず4-1で試合終了。神戸はまだ最下位ながら勝ち点2差まで上位と詰める事が出来た。

まだまだ神戸は安心できるチーム状態ではないが、大迫が戻って来たのは非常に大きい。これから暑さがやって来てイニエスタのフル稼働が難しくなるだけに、彼抜きでしっかりチームを作り上げる必要があるだろう。

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