「アイスマン鎌田の決勝点で大きなアウェイ戦勝」UEFAヨーロッパリーグ 準決勝第1レグ ウエストハム・ユナイテッド-フランクフルト

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今期のヨーロッパリーグ本命であるバルセロナを破って準決勝に進出したフランクフルト。準決勝の第1戦は、プレミアリーグで7位に付けている、モイーズ監督率いるウエストハムとの対戦。

ホームのウエストハムは、4-2-3-1のフォーメーション。フランクフルトは3-4-2-1の形で、ボレ、鎌田、リンストロムの3トップ、WBはコスティッチとクナウフ、ただしヤキッチとエンディカが出場停止、長谷部はベンチスタート。

試合は、ホームのウエストハムが高い位置からプレスを仕掛ける意欲を見せるが、すぐに自陣から鎌田がドリブル、パスを受けたボレのクロスにクナウフがファーサイドから飛び込み、アウェーのフランクフルトがあっという間に先制する。

そこからは当然ウエストハムが前に出て来るが、フランクフルトは巧みなパス回しでプレッシャーを掻い潜り、ポゼッションのリズムをキープする。14分にはウエストハムがスルーパスからボーエンが完全に抜け出すがシュートはポストに当たってゴールならず。

しかしジリジリとホームの圧力に押されがちになるフランクフルトは、前半21分にピッチ中央からのFKで頭で折り返されたボールをアントニオが押し込み、ウエストハムが同点に追いつく。

前半27分には左サイドに抜け出した鎌田が、2度の切り返しからクロスも相手に当たる。その後もウエストハムのペースで試合が続く中、39分にはウエストハムのCKからフランクフルトがカウンター、クナウフがPA内で受けてターンからシュートもバーの上。

前半の終盤はウエストハムの攻勢を受けるが、鎌田はボランチの位置まで下がってポゼッションのリズムを作る事に専念、そのまま前半を終了する。

後半もウエストハムペースで試合が続く中、9分にフランクフルトがボールを持つと、ヒンテレッガーの縦パスを鎌田がワンタッチでさばき、ボレのポストからコスティッチに展開、ソウがワンツーから抜け出してのシュートはウエストハムGKアレオラに防がれたが、こぼれ球を鎌田が押し込みフランクフルトが勝ち越し。

そこからは当然ウエストハムが猛攻を仕掛けるが、長谷部が不在のフランクフルトは5-4-1の守備的布陣を敷きながら、ラインを高く保って中盤のプレスを怠らない。後半23分には、ウエストハムのベンラーマがポストをかすめるシュートを放つ決定機。

後半33分には、フランクフルトがボールを奪ってボレが鎌田へパス、鎌田はPA内でゴール右を狙ってシュートを放つが、相手の足をかすめてわずかにコースが変わり、ゴールポストに当たって跳ね返る。

終盤にはウエストハムに立て続けでチャンスを作られ、ロスタイムには決まればスーパーゴールだったボーエンのオーバーヘッドシュートがクロスバーに激突するなど、何とか最後まで守りきって1-2で試合終了、フランクフルトは1点差リードのままでホームでの第2戦を迎える事となった。

鎌田は非常にプレーのキレがあり、絶妙なタメでフランクフルトの攻撃を牽引。何より、完全アウェイでありながら全く動揺することなく、普段と同じように飄々とプレーしていたのが印象的。ぜひ準決勝を勝ち抜いてもらって、フェイエノールトの小野以来20年振りのヨーロッパリーグ決勝を目指してほしいね。

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