「よっしゃ、今日はこれぐらいにしといたるわ」UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝第1レグ リバプール-ビジャレアル

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チャンピオンズリーグ準決勝のもう1方のカードは、プレミアの雄リバプールと、ユベントスとバイエルンを破って勝ち上がったダークホースのビジャレアルとの対戦。第1レグはリバプールのホーム、アンフィールドで行われる。

リバプールのフォーメーションはいつもの4-3-3で、マネ、ルイス・ディアス、サラーの3トップ。対するビジャレアルは4-4-1-1で、1トップがダンジュマ、トップ下がチュクウェゼという形。

試合はアウェイのビジャレアルが自陣に4-4のコンパクトなブロックを敷いて、リバプールのアンカー、ファビーニョを2トップがカバーする守備だが、リバプールはCBがサイドにバンバンサイドチェンジを通して基点を作って圧倒的に攻め込む。

ビジャレアルはボールを奪ったら2トップを走らせてカウンターを狙うが、リバプールのゲーゲンプレスでセカンドボールをことごとく支配される。12分にはサラーのクロスにマネが抜け出し完全なフリーだったがヘディングが上手く当たらず枠外の決定機。

リバプールは右ウイングのサラーがインサイドに入り、そこにインサイドハーフのヘンダーソンが出たり、SBのアレクサンダー=アーノルドがオーバーラップしたりと、トライアングルの関係を作って右サイドを攻略、チャンスの雨を作り出す。

26分にマネのポストからサラーの巻いたシュートはわずかにバーの上。33分にはマネが振り向きざまのシュートもアルビオルがブロック。35分にサイドチェンジからアレクサンダー=アーノルドがダイレクトでクロス、サラーがダイレクトボレー、42分にはチアゴのミドルがポスト直撃と、リバプールの強烈な攻撃が立て続けに襲うがどうしても得点が決まらない。

そのままスコアレスで前半を終えて後半8分、リバプールが右から左へボールを動かし、オーバーラップしたヘンダーソンのクロスがエストゥピニャンの足に当たってコースが変わりゴールイン、さらに10分にはサラーがバイタルでターン、スルーパスにマネが抜け出しトゥキックで押し込み、リバプールがあっという間に2点をリードする。

後半15分頃に、少しビジャレアルが中盤で持てる時間帯はあったが長くは続かず、再びリバプールがボールを支配する流れ。しかしリバプールもマネを早めに下げてジョタ、オリギと入れつつペースを徐々に落とす感じ。

ビジャレアルはロスタイムにセットプレイのチャンスを得るが、ゴールには繋げられず2-0のまま試合終了。ビジャレアルのシュートは試合を通じでわずか1本、ひたすらリバプールがハーフコートゲームをやって終わった第1戦だった。

とは言え、この内容差で2点で済んだのはビジャレアルにとっては許容範囲で、池乃めだかのセリフも嘘ではない。ビジャレアルホームでの第2戦は、この試合は欠場していたエースのジェラール・モレノの復帰で反撃の形を作れるかどうかがポイントだろう。

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