「レオ・セアラの2発で勝負を決めるも、ほぼホームで侮れない東南アジア」アジア・チャンピオンズリーグ グループH ホアンアインザライ-横浜Fマリノス

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リーグ戦がベトナム・ホーチミンでの集中開催になったグループH、横浜Fマリノスの初戦はベトナムのホアンアインザライが相手の実質的なアウェイ戦。

横浜のフォーメーションは4-2-3-1で、1トップがレオ・セアラ、2列目が仲川、吉尾、宮市という並び。対するホアンアインザライは3-4-1-2の形で、日本とも対戦したベトナム代表が多数在籍しているチーム。

試合は、いきなり5分にホアンアインザライにポストに当たるシュートを打たれる決定機。ホアンアインザライは横浜がボールを持つと素早く5-3-2のブロックをセット、素早く忠実なカバーリングで横浜のサイドアタックを許さない。逆に横浜は繋ぎでミスが出て危うい流れ。

しかし前半19分、横浜のCKからニアに入ったレオ・セアラ芸術的なヒールシュートでゴールに流し込み、横浜がワンチャンスで先制点をゲットする。さらに25分にも右からのFKにレオ・セアラがきっちり頭で合わせて追加点。

これは楽な展開になるかなと思われたが、前半31分にホアンアインザライのCKで喜田が相手と競り合った状態でボールが頭に当たり、これがオウンゴールとなって得点を許してしまう。その後はサポーターの声援に乗ってホアンアインザライのペースが続く。

後半になると、今度は横浜が前からプレスを仕掛けてペースを握り、4分にはCKからレオ・セアラがフリーでヘッドもクロスバーに当たる決定機。しかしホアンアインザライも7分に強烈なミドルもGK高丘がジャンピングキャッチ。

その後は横浜がボールを支配するも、SBが上がったスペースを使われて何度か危ないカウンターを食らうが、25分にはクロスをレオ・セアラがヘッド、GKが弾いたボールをマルコスがヘッドもゴールを外してしまう。

残り15分頃から横浜は厚さと疲れで足が止まり始め、出足が落ちないホアンアインザライにセカンドボールを拾われ、自陣でファールが増えてセットプレイを与える時間帯が続く。43分にはミドルが横浜の選手に当たってコースが変わるが枠外で助かる。直後にもクロスが抜けるが相手がわずかに届かず。

90分にはカウンターから水沼がシュートも、相手GKが弾いてわずかに枠外へ。ロスタイム4分にも宮市がゴール前でフリーでシュートも枠外、そしてそのまま試合終了。最後はかなりバタバタして足をつった選手も続出したが、横浜が何とか初戦で勝ち点3を手に入れた。

昨晩行われた第2節で、韓国Kリーグの3クラブが東南アジアのクラブに3敗するなど、ほぼホームのアドバンテージもさる事ながら、確実にサッカーのレベルは上がっている。横浜はスコールでトレーニング時間が取れなかったそうだが、チャンスの数だけで言えばどっちに転んでもおかしくない試合だった。

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