「チームとしての完成度が如実に現れた試合」J1第6節 ガンバ大阪-アビスパ福岡

スポンサーリンク

まだ開幕から4試合ながら、五分の星で9位のガンバと、今シーズン未勝利のアビスパ福岡との対戦。

アウェイのガンバは1トップがパトリック、怪我で離脱した宇佐美の代わりに石毛がトップ下に入った中盤ダイアモンドの4-4-2。まだ今シーズン未勝利のアビスパ福岡は4-4-2のフォーメーション。

試合は開始10分に、福岡が山岸の飛び出しからファンマがポストで繋ぎ、最後はクルークスが飛び出したガンバGK石川の脇を通し、先制点をゲットする。その後も福岡が攻守の切り替えでガンバを上回り、27分にはカウンターからクルークスがシュートもこれはガンバGK石川が間一髪で弾く。

ガンバは齊藤未月と奥野がボランチとなり、SHが石毛と倉田、2トップがパトリックと小野瀬の4-4-2に変更、ビルドアップ時には奥野がDFラインに落ちて3バックにする形になってからようやく試合が落ち着く。ガンバは40分にCKから三浦がヘッドもわずかに枠外。

後半も、4-4-2同士でマッチアップした福岡がマンマークプレッシングを仕掛けて試合を優位に運ぶ。10分ごろにガンバはセットプレイ絡みからチャンスを作るが、逆に13分に右サイドからのアーリークロスに田中達也が頭で合わせてアビスパが追加点。

19分には齊藤未月を下げてペレイラを投入、小野瀬を右SHに下げて攻勢を強めるが、28分のCKからパトリックがヘッドも枠外。さらに後半36分、イージーなクロスに対して柳澤がまさかのオウンゴールでアビスパが3点目。

ガンバは直後に福田のファーサイドに決めるゴラッソ、後半ロスタイムにはアーリークロスからレアンドロ・ペレイラが流し込んで1点差に追いつくが、ガンバの粘りもここまで。アビスパが勝点でガンバを上回り9位に浮上した。

4-4-2で完成されたアビスパに対し、戦術で上回れなくて仕方なく相手に合わせ、しかしマッチアップで上回れずズルズル失点、攻撃しようとしても選手間の合意が無くて個人能力だけで得点という、チームとしての完成度が如実に現れた試合だったかなと。ここで結果が出なくても辛抱出来るかどうか、覚悟が問われるところだろう。

タイトルとURLをコピーしました