「2年連続での2ステージ制完全優勝を決めた、あまりにも劇的な結末」2003シーズン J1 2ndステージ第15節 横浜Fマリノス-ジュビロ磐田

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2003年は1stステージで横浜Fマリノスが優勝、2ndステージの最終節はジュビロが勝ち点26、横浜Fマリノスが勝ち点23、他に鹿島とジェフ市原にも優勝の可能性があった試合。これもDAZNでのRe-Live放送で観戦。

岡田武史監督率いる横浜はまだ松田直樹が存命で、中澤とCBコンビを組み、前線は久保竜彦、下がり目にマルキーニョスを配した3-4-1-1。ジュビロは前年までの鈴木政一監督によるN-BOXから柳下監督に交代、藤田と高原が海外移籍、ゴンがサブに回り、フォーメーションは2トップがグラウと前田、名波がトップ下に入った3-4-1-2に変貌している。

試合は開始わずか2分にジブコビッチからのクロスをグラウが絶妙なトラップからシュートを決めて磐田が先制。さらに16分、横浜GK榎本がボールにチャージしたグラウに報復、一発レッドで退場してしまう。10人になった横浜も、33分にマルキーニョスのラストパスに久保が完全にGK山本の逆を取ったシュートを放ったがポストに当たってノーゴール。

10人になって1点ビハインドという苦しい状態で折り返した横浜だったが、後半開始6分のCKからGK山本が弾いたボールを最後にマルキーニョスが押し込み同点に追いつく。横浜はここで3-4-2から4-3-2へと攻撃重視の形にフォーメーションを変更するが、試合は磐田が完全にボールをコントロール。

そして90分を過ぎて後半ロスタイム、横浜GK下川のキックがバウンドしたボールを磐田の山西と山本が見合ってしまい、そこに久保が頭一つ抜け出しヘディングで逆転ゴールを決めてしまう。磐田はゴンを投入するが、試合はそのまま終了。

この時点では、埼玉スタジアムで行われていた浦和対鹿島が、鹿島リードの状態で進んでおり、そのままだと2ndステージは鹿島が優勝という流れになっていたのだが、こちらも後半ロスタイムに永井のクロスをエメルソンが頭で流し込み同点、これで横浜が勝ち点で逆転、1stステージに続く2ndステージの優勝と、磐田に続いて2年連続で完全優勝を決める事となった。

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