「ラツィオに0-2と完敗も、幻のゴールなどで存在感を見せた冨安」イタリア・セリエA 第26節 ラツィオ-ボローニャ

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イタリア北部で蔓延している新型コロナウィルスの影響によって、第25節から延期の試合が発生、その中で行われた26節のラツィオ対ボローニャ。冨安はいつものように4-2-3-1の右SBとして先発、ラツィオは3-1-4-2のフォーメーションで対戦。

試合はホームのラツィオが圧倒的にボールを支配、ボローニャは自陣でひたすら守り続ける展開を強いられるも、冨安は何とか高めの位置を保持して攻撃の基点となるべく奮闘するが、19分にその冨安が上がったスペースをインモービレに使われ、折返しをルイス・アルベルトに決められる。

その直後、ボローニャがソリアーノが決定機で決められず、逆にカウンターからラツィオが今度はコレアがゴール右に流し込んであっさりとラツィオが2点目を決める。ボローニャもその後は攻勢を強めるも得点は奪えず前半を終了する。

後半からボローニャは攻撃時は3バックになって、WBの冨安が高い位置を取って攻勢に出るが、6分にはCKからデンスヴィルがヘディングを決めたかに見えたがVARでハンドの判定。さらに12分、パラシオが頭で落としたボールを冨安がボレーで叩き込むが、これもVARでパラシオがオフサイドの判定。

さらにサンタンデール、サンソーネとボローニャは選手を投入するが、むしろラツィオのほうが盛り返して何度かカウンターからインモービレを中心にチャンスを作り出す。冨安はオルセン投入後は3バックの右に移ったが、それでも積極的に前へ上がって攻撃に絡もうとする。

が、最後はラツィオも5バックになってしっかりゴールに蓋をし、ボローニャはラツィオ陣内に攻め込みながらもフリーでシュートをする場面を作らせてもらえず2-0で試合終了。ラツィオの試合運びの巧みさが上回った試合だった。

冨安は幻のゴールを始めとして、この試合も積極的な上下動で攻守に存在感を見せ、負け試合ではあったがメディアからは高い採点を受けていた。次節はホームでのユベントス戦、前回は代表戦後の怪我で出場できなかっただけに楽しみである。

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