「意地のぶつかり合いであるダービーマッチ、まさに意地が強かったほうに軍配が上がる」J1第9節 ガンバ大阪-セレッソ大阪

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かつて当時世界最強クラスだったユベントスに対し、セリエBで長らくくすぶっていてようやくセリエAに上がったトリノという巨大な格差があっても、常にトリノ・ダービーは接戦だったように、サッカーにおけるダービーマッチは現在の力量差とは無関係の試合になると言われているが、まさにそのセオリー通りになった大阪ダービーだった。

セレッソは4-4-2のフォーメーションで柿谷と杉本の2トップ、ガンバは4-2-3-1でファン・ウィジョの1トップに遠藤のトップ下、ボランチにリーグ戦初先発、19歳のルーキー高江を起用するクルピらしい思い切った采配。

試合はいきなり柿谷がポストプレイを受けてからのドリブルシュートで幕を開けるが、序盤はリーグでの順位が現す勢いがそのまま出た展開になった。

ガンバの問題点は試合が始まったらすぐ分かった。ラインを高く上げようとしているのだが、セレッソの選手へのマークに行くタイミングが遅くてボールを奪いきれず、ワンタッチで回され、ロングボールからあっという間にDFラインの裏を取られてしまう。対するガンバは、全体が押し下げられているので、ファン・ウィジョの飛び出ししか攻撃の緒がない。

前半10分、東口と三浦が交錯した隙にセレッソが攻め込み、クロスを柿谷がフリーで合わせるも東口が気迫のセーブを見せるが、その直後に倒れ込んで骨折の疑いで早くも退場、ガンバのGKは林に交代してしまう大ピンチ。

しかしガンバはここからしっかりパスを繋いで攻撃を組み立てるようになり、26分には藤春から倉田のクロスがファン・ウィジョにピンポイントで入ったがヘディングはセレッソGKキム・ジンヒョンがセーブ。さらに前半39分、ファン・ウィジョがダブルタッチで突破しようとしたところをヨニッチが足を引っ掛けてしまいPK。ファン・ウィジョはど真ん中に蹴って、キム・ジンヒョンが足に当てたがボールはゴールへ転がりホームのんガンバに先制点が入る。

後半になると、セレッソは先のACLでメンバーを落としたのにも関わらず全体の運動量が落ち始め、試合の序盤に比べて足元だけでボールを繋ぐ形が多くなり、ガンバもそのリズムに守備が慣れて来てイーブンな展開に。そんな中でガンバは後半10分、藤春のクロスに藤本がドンピシャで合わせ、半分ガッツポーズをしたがキム・ジンヒョンがギリギリでキャッチする。

セレッソも後半17分、クロスに飛び込んだ高木がニアで合わせられずゴールならず。22分にも高木はカットインからシュートも枠を外し、32分には柿谷のクロスに山村がヘディングを合わせきれず、なかなかチャンスを得点に結びつけることが出来ない。

後半33分にセレッソは清武と片山を投入、その後にガンバは遠藤に代えて中村敬斗を入れるも戦況は変わらず、さらにセレッソは中盤ダイアモンドの4-4-2にフォーメーションを変更、セレッソが杉本と柿谷、ガンバはファンウィジョにそれぞれ決定機があったが決められず、試合はそのまま1-0で終了した。

ガンバは倉田を筆頭に、ポゼッションで勝るセレッソの攻撃に晒されながらも、倉田を中心に運動量でセレッソを上回り終始粘り強く対応、ルーキーの高江も高いバランス感覚で動き回るマテウスを上手く補完、守備で大きな穴を作っていなかった。まだ試合の出来に波はありそうだが、クルピらしく若手を抜擢しながら徐々にベースが出来てきている印象。

セレッソは2トップの杉本と柿谷が両方共、裏を狙うか中盤サイドに下がってパス回しに参加するかで役割が完全にかぶってしまい、センターの高い位置で基点が出来ず、高木と水沼が高い位置で攻撃参加できない状態になってしまっていた。もっと早くに清武を投入しても良かったように思うが、結果的にACLを捨てた甲斐が無くなってしまったのは残念だった。

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2018/04/22 | Jリーグ

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