「整えると言うには危ないシーンはあったが、長谷部の尽力で2年連続決勝進出!」DFBポカール準決勝 シャルケ-フランクフルト
- 2018.04.21
- ドイツ・ブンデスリーガ
昨日はとある用事の準備で12時ぐらいまで忙殺され、前半はその作業をしながらながら観だったんだけど、後半は何とか落ち着いてじっくり試合を見ることが出来た。
フォーメーション的には両チームともに3-4-2-1で、長谷部はいつものように3バックのセンターで先発。
前半は全体的にシャルケが推し気味、フランクフルトがカウンターを狙う展開で、セットプレイから2度ほどシャルケに完全な決定機があったし、後半19分には長谷部が遅れてオフサイドを取りそこねてグラウンダーのクロスを打たれ、それに足を出してあわやオウンゴールという危ない展開。
さらに後半22分にはカリジューリのドリブルから最後はブルグシュタラーがフリーでシュートもGKフラデツキーが片手1本でセーブ、直後にもコノプリャンカが至近距離からシュートもまたフラデツキーがファインセーブと、フラデツキーのおかげで3点は間違いなく防いでいるフランクフルト。
ところがホームで勢いにのるシャルケの猛攻をしのいだ後半30分、左CKからヨヴィッチが右足アウトでヒール気味に合わせたシュートが決まって、何とアウェイのフランクフルトが先制点! と思いきや、交代直後のエルナンデスが、ゴレツカの足首を足の裏で踏みつけたとVARで判定されてレッドカード。フランクフルトは5-4-0という形で守り倒す。
そして6分という長いロスタイム、CKのこぼれ球からディサントが蹴り込んだと思ったら微妙だけどハンドの判定。フランクフルトは審判の判定にも助けられて逃げ切り、2年連続でDFBポカール決勝進出を決めた。
長谷部は試合終了間際に、PA内でシミュレーションをしようとした相手に文句を言い、ゴレツカに突き飛ばされるなど熱いところを見せ、あわやオウンゴールの場面はあったが要所で気の利いたタックル、縦パスを出して主力らしいプレイでチームを支えていた。ボランチだと不安定なので、長谷部は代表でも3バックのセンターで起用されたほうがいいかもしれないね。
相手は現在リーグを独走中、準決勝もレバークーゼンを6-2で粉砕したバイエルンが決勝の相手とあって勝ち目は薄いだろうが、何とか奇跡を起こしてほしいものである。
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