ハリルホジッチ監督の解任が正式決定、懐かしい「腐ったみかん」と「自分たちのサッカー」が復活!

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昨晩から噂に上がっていた、ハリルホジッチ監督の解任が正式発表となり、後任には技術委員長だった西野朗氏が就任する事が発表されてしまいましたね。

ハリル解任、田嶋会長「選手との信頼関係が薄れた」(ゲキサカ) – Yahoo!ニュース

表向きの理由が、つまりはハリルホジッチでは選手をまとめられず、本番で結果が出せないと判断したという事になるんでしょうが、本音のところはハリルホジッチに冷遇されたスター選手と、選手とセットで製品を売りたいスポンサーに忖度した結果でしょう。

ハリルホジッチを監督に選んだのは、既に協会中枢を去ってしまった霜田さんと原さんのラインだったので、協会側にハリルホジッチの味方になる人がおらず、協会が意見を聞いたらしい”主力選手”からも求心力を得られず、気がつけば四面楚歌になってしまったのでしょう。ハリルホジッチも、これから自分が取捨選択をする選手からの”信頼”不足でクビを飛ばされるとは思わなかったでしょうなあ・・・いったいどっちが力関係が上なんでしょうか。

まあこれで、スター選手を揃えたいスポンサー、自分たちのサッカーで仲良くやりたい選手、日本人監督を据えたい協会、解任騒動でマスコミも大儲けと、何だ四方良しじゃないですか~、腐ったみかん(byネルシーニョ)らしい手打ちですなあ(苦笑)。

組織|JFA|日本サッカー協会

つーかね、ここまで来たら代表ビジネスはあくまで興行だ!と割り切るのもアリかなと思ってます。誰が監督になってもスポンサー問題はついて回りますし、協会は結局金の出処には逆らえませんからね。代表はマスコミと一般大衆のオモチャ、イコンとして祭り上げてしまい、Jリーグや育成の現場にさえスポンサー筋が変な介入をしなければいいんじゃないでしょうか(糞)。

でも真面目な話、個人的にはハリルホジッチ監督のままだったら、本大会でグループリーグを突破出来たかというと疑問はあります。と言うか、どんな名将を代表監督に据えたとしても、非常に困難なミッションである事は変わりません。その理由は、日本と世界のレベル差が4年前よりもさらに広がっていると思っているからです。

現代のサッカーは、フォーメーション論からはとっくに飛躍して、5レーン理論やサークルディフェンスなど、ゾーン・ディフェンスをベースとして動的に変化する戦術を駆使する事が当たり前になっています。そして「縦に速いサッカー」なんてのは当たり前の話で、ボールを奪った瞬間にどれだけパスコースが出来ているか、ボールを奪われた瞬間にどれだけ素早くアプローチ出来るか、10人全ての統率されたポジショニング、戦術理解が求められる恐ろしくハイペースなものになっています。

しかもそれはチャンピオンズリーグに出るようなクラブだけの話ではなく、ドイツや今のブラジルのようにトップクラブに多数の選手を送り込んでいる強豪国の代表では、クラブでのサッカーをそのまま持ち込んだハイペースサッカーが実現されていて、以前のようにワールドカップよりもチャンピオンズリーグのほうがハイレベルとは言えない時代になっています。

代表でも何人かの選手が、縦に速いだけでは厳しい、時にはボールを回す時間も必要と語ってましたが、日本がW杯で戦ってボールを回す時間なんて、相手がリードした状態でペースを落とした時か、後半の終わりに相手が疲れて足が止まった時ぐらいしかあり得ませんよ。それだけ、世界のサッカートレンドに対する日本選手の意識は遅れてしまっているのです。

そして戦術面でも、未だにゾーン・ディフェンスを世界レベルで会得している選手は数少ないのが現状。特にゾーン・ディフェンスの肝と言えるポジションのボランチは皆無の状態で、井手口はもちろんの事、長谷部にしても山口にしても、ダブルボランチとしてふさわしい仕事がクラブで出来ているとは言い難いです。それゆえ、ザックもハリルホジッチも結局4-4-2のゾーン・ディフェンスを代表で構築する事を諦めてしまいました。

中盤守備の事を考えるとフォーメーションは4-1-4-1か4-2-3-1にしなければならず、それでも単なるデュエルでも勝てない日本はサイドも下がってしまい、1トップが孤立して大迫ですら厳しく、ましてや岡崎や武藤ではとても前線で基点になれない。誰が代表監督でも頭を抱えると思います。

結局、今の戦力でワールドカップ本大会で結果を出そうと思ったら、出来るだけ対戦相手に情報を与えず本番まで手の内を隠し、とにかくスタミナのある選手を揃えて走力勝負に持ち込み、先に相手の足が止まった後半に勝負するという方法しか考えられません。でもそれって、ハリルホジッチがやろうとしていた事ですよね?

まあ、ハリルホジッチの立場で考えてみると、これから本大会までの間に、協会側から選手選考やスケジュールなどに注文を付けられ、公開練習などにもハードルを設けられ、万全の準備をするはずが手足を縛られた状態になってしまう事を考えたら、下手にキャリアに大きな傷を作るよりは良かったのかもしれませんがね。

そして後任は西野技術委員長。監督を監督する責任にある人が代行するって事は、W杯本番で勝てなかったら西野氏だけが辞めれば責任問題は回避できると田嶋会長が考えたと思うのは穿ち過ぎでしょうか? それが分かっていても、W杯で指揮を執る事が魅力的だったのでしょうか。まあ、どのみち戦術論は持ってない人なので、自分たちのサッカーは実現しそうですがね~。

とにかく、ハリルホジッチに対しては、こんなクソみたいな協会と契約し、短い準備期間でW杯予選を突破してもらったのに、最後に砂までかけられて本当に申し訳ない、ありがとう、お疲れ様でしたと言いたいです。できれば、違約金なんかものともせず、フランスで暴露本を出版してもらって、道連れで田嶋会長のクビをふっ飛ばしてもらいたいところですな(笑)。

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2018/04/09 | 日本代表

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