「”チームの体幹”勝負で鹿島に勝った湘南、初っ端から結果にコミットする」J1第6節 湘南ベルマーレ-鹿島アントラーズ

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昨日NHK-BSで行われていた唯一の試合は、あのRIZAPの連結子会社となることが発表された湘南ベルマーレと鹿島の試合。これ、NHKは明らかに狙っただろうと思って試合を見てみたら、その狙い通りに結果になってちょっと笑ってしまった(笑)。

湘南は3-4-3、鹿島は4-4-2といういつものフォーメーション。湘南は、とにかくロングボールを前に送ってセカンドボールを2シャドーを中心に拾う組み立てで、鹿島も序盤はリスクオフでサイドへの長いボールで行ったり来たりというスタート。

湘南は右サイドでボールを奪うと、そのまま中央を経由して右サイドをオーバーラップした 岡本にラストパス、フリーで上げたクロスをヘディングで防ごうとした鹿島の犬飼が綺麗なオウンゴール。しかし鹿島はその直後に、植田のディフェンスから金崎が冷静にスルーパス、それに抜け出した鈴木優磨がきっちり押し込んで同点に追いつく。

鹿島は小笠原がボールを受けに下がって、そこからサイドチェンジや長めのスルーパスで巧みに湘南のプレッシャーを掻い潜っている。そして徐々に鹿島は湘南陣内でのプレイが増えるものの、かえってフリーになるスペースが無くなり、そのまま膠着した展開のまま前半を終了する。

後半に入っても同じような展開の試合を見ていると、だんだん鹿島の問題点が目につくようになって来た。それを端的に言えば「自分たちのサッカー」化と言えるかもしれない。

鹿島の戦術と言えば不変のブラジルサッカーで、つまり各選手が4-4-2のポジションを守りながら、局面に応じてオーバーラップやサイドチェンジといったダイナミックな展開と、中央でのワンツーのような細かい展開をバランスよく使い分け、相手の弱い部分をきっちり突いて来る「嫌らしいサッカー」が持ち味だった。

しかし今の鹿島は、選手のポジションはボールサイドに寄り過ぎて誰もファーで受ける選手がおらず、CBがサイドでボールを持ってもSBが受けに戻らず上がったままになったりと、基本的な4-4-2ゾーンディフェンスのセオリーが出来ていない。

前半はおっと思った小笠原のサイドチェンジだが、後半に湘南が早めのマークに入るとすっかり攻撃から消されてしまい、前半のそれは決してチーム戦術としてデザインされたものではなくて、単に小笠原個人の判断に過ぎなかった事が良く分かってしまった。

ただ後半30分頃から、ようやく鹿島らしいスペースを使った攻撃が見られるようになり、レアンドロや途中出場の安倍がサイドの高い位置で基点を作って攻撃のリズムを作るが、鈴木優磨や金崎のシュートは枠を捉えられず、ロスタ犬には金崎のクロスにレアンドロが飛び込むも、湘南は最後まで競ってシュートを打たせない。

そしてロスタイムの3分を過ぎ、もう試合終了は確実と思われた時に、セカンドボールを拾った山根がそのまま山本と三竿をぶち抜き、鹿島ゴールにシュートを突き刺して劇的な決勝ゴールとなり、湘南が鹿島に勝利した。

まあ、スタジアムのカメラ位置が低くてピッチ上のポジションは良く分からなかったし、ACLの試合を見てないので何とも言えないが、鹿島の10位という現在順位が単なる調子の波だけでは無いのは明らかである。「チームとしての体幹」が弱っているように見える鹿島が、ここからどう立て直すのかに注目される。

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2018/04/08 | Jリーグ

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