「見方によってはマンチェスター・シティとチェルシーの対戦?」J2第10節 東京ヴェルディ-アビスパ福岡

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今週は国際Aマッチウィークのため、日本で見られるサッカーのリーグ戦はJ2とJ3のみ。

J2の山口には、技術委員長としてザッケローニ、アギーレと日本代表監督2代に仕えた霜田氏が監督に就任、ここまで快進撃を見せているのでその試合を見ようかと思ったんだけど、あいにくの大雨でピッチが水浸し、これではとても本来のサッカーとは程遠い内容になるのが予想されたので、今期もJ1昇格争いをするライバルになると予想される、ヴェルディと福岡の試合を見てみた。

福岡のフォーメーションはいつも通りの3-4-3だったのだが、ヴェルディは4バックじゃなくて3-1-4-2という形で臨んで来た。とは言え、ロティーナ監督の戦術はグアルディオラ監督の考え方に近く、フォーメーションの並びよりもいかにして速くボールを奪って速く攻めるかという点に重点が置かれている。

それはいわゆる5レーン理論というもので、ざっと簡単に説明すると、ピッチを縦5つに分割したレーン上で選手が2人連続で縦に並ばず互い違いになるように、各選手が連動したポジションを取ってその間をダイアゴナルパスで回して行くサッカーで、攻撃時にポジションが目まぐるしく変わりながらも全体のバランスを崩さないというのが肝である。

ただ、この戦術理論にも欠点があって、ポゼッションで優位に立ちやすくボールを奪うタイミングも早いため、相手が引いた状態だと常にスペースが無いところで攻める羽目になってしまう。なのでペップはバイエルンでもシティでも単独で打開できるサイドアタッカーを重視しているわけだ。

悲しいかな、ヴェルディもご多分に漏れずボールを支配しながらもラストプレイが決まらず攻めあぐね、逆に福岡はカウンターからどんどん2列目の選手が飛び出し、ヴェルディはゾーンからマンマークに移るタイミングで後手に回って追いつけず、前半は16分に森本、19分に石津、43分と45分には城後とアビスパは少なくとも4つの決定機を作り、試合のペーストしては福岡が握った状態で前半を終了する。

後半になると、ヴェルディはゾーン・ディフェンス寄りに守備のバランスを修正、そこからしばらく試合は膠着状態に陥るが、後半16分に投入したカルロスが試合の流れを変える。その8分後に、ゴール前でのセカンドボールを拾った林がダイレクトでシュートを放つと、福岡DF輪湖が頭でクリアしたボールがゴール前に飛び出して来たカルロスの前にうまく転がり、これをきっちり押し込んでヴェルディが先制する。

そこからは福岡の両サイドが上がって反撃、ヴェルディはそれで出来た3バックの両脇に出来るスペースを使ったカウンターで対抗、互いにチャンスを作るも追加点は生まれず、後半40分頃からは福岡がパワープレイにシフト、ヴェルディは懸命のクリアで耐えていたのだが、43分に途中出場のエウレーが巻いて落ちるクロスを蹴ると、これをヴェルディGK上福元が処理の判断を迷い、気がつけば脇の下を通ってボールはゴールマウスの中、土壇場で福岡が同点に追いつく。

ロスタイムもGKが前に出ていたのを見たカルロスが、枠に入っていればゴールだったロングシュートを放つなど、最後まで気が抜けない試合展開だったが結局スコアはそのまま1-1で終了、文字通りの痛み分けとなる結果になった。両チームとも今期はやや出遅れ気味なスタートになったが、外国人選手が当たれば確実に昇格争いに加わるであろうポテンシャルは感じた。その意味ではヴェルディのカルロスが面白そうではある。

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2018/03/22 | Jリーグ

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