「イタリア凋落の象徴になってしまうのか、外弁慶で蘇るのかユベントス」UEFAチャンピオンズリーグ ベスト16第1レグ ユベントス-トッテナム・ホットスパー

昨日は飲み会からの帰宅後に酔っ払った状態で観戦したため、レポートは簡単に。

いきなり試合開始2分に、後ろのピアニッチからの浮き球をボレーで合わせたイグアインのビューティフルゴールが決まり、さらに9分にはベルナルデスキにデイヴィスがファール、PKをイグアインが決めてあっという間に2点目が決まった時には、やっぱりプレミアのチームは内弁慶なのかと思ったんだけど、そこから完全に逆の展開になってしまうのだからサッカーは分からないものだよね。

ユベントスは想定外に早く2点をゲットしてしまったせいか、その後は全くラインが上げられなくなってしまい、ピアニッチがDFラインに吸収されて終始5バックになり、中盤もデンベレ、アリ、エリクセンらに蹂躙されてサンドバック状態。それで守り切ったならイタリアらしいなと思えたんだけど、実際は自ら勝運を手放す羽目になってしまった。

まず前半34分にキエッリーニがボールを奪われ、ケインのドリブルにもブッフォンが出遅れて交わされるというミスの連続で1点差にされると、前半ロスタイムにカウンターからドゥグラス・コスタが倒され2度目のPKを得たのはいいが、イグアインのキックはクロスバーに当たってゴールならず。さらに後半11分にはCKからマンジュキッチがドンピシャヘッドもゴールキーパー正面と、試合を決めるチャンスをことごとくフイにしてしまう。

そして後半26分、PAやや外側正面の位置でファールを得ると、エリクセンのFKにブッフォンの手が届かずスパーズが同点。その後もユーベはホームなのに反撃に出られずスパーズが終始ボールを支配してペースを握り、そのまま2-2で試合終了。ボールポゼッションも33対67とアウェイのスパーズが倍以上を記録するなど、どちらが格上か分からない試合だった。

第2戦をホームで戦えるスパーズが有利になった事は間違いないが、ユーベの次戦はエースのディバラが復帰するのでカウンターに勝機を見出したいところ。初戦に頻発してしまったらしくない守備のミスを、ユーベが完全に抑えられるかがポイントになるだろう。