「監督が選手を使い切れないのか、選手が選手を使えないのか」天皇杯 準決勝 セレッソ大阪-ヴィッセル神戸

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昨日はプレミアリーグの試合もあったけど、時間が遅いので再録していた天皇杯準決勝、セレッソ対神戸の試合を観戦。

神戸はそれまでのハイプレス戦術ではなく、渡邉千真を1トップに置いた4-5-1のリトリート守備を展開、柿谷や山口蛍が怪我の影響でスタメンから外れたセレッソは、山村と福満の2トップというよりはゼロトップ的な4-4-2という形。

試合は当然セレッソがボールを持つ形が多くなるのだが、相変わらずユン・ジョンファン監督の戦術ではアンカーが下がってSBを上げるようなビルドアップの形が無く、長めのボールを前線に集めてセカンドボールを拾い、またサイドが飛び出すというリアクション的なサッカーがメイン。

それでも福満が右サイドに流れて数的優位を作るなど、ある程度セレッソの狙いは見えたのだが、神戸の守備は戻りが早く、中央の山村もしっかり抑えられているので決定的なチャンスは作れない。前半13分にあったこの試合最初のチャンスも神戸のスローインからだった。

神戸は渡邉千真がサイドに流れてそこへ対角線のロングパスを出すか、セレッソの中盤に対してプレスをかけてショートカウンターを狙う作戦に見えたが、やはり攻撃の単調さは否めず。後半になって清武がトップ下のようなポジションに入り、中で基点を作られるとさらにジリ貧になって行った。

セレッソは、後半10分に清武がギリギリで折り返してからソウザがシュート、17分には福満が惜しい場面を作るなど攻勢を強め、32分に柿谷が投入されてからは清武とのコンビネーションなどでさらにボールを支配してチャンスを演出するが、やはりゴールまでには至らず。

そして延長戦突入かと思われた後半45分、左サイドから大森が切れ込んでクロスを上げると、小川や渡邉が飛び込むも結局誰も触らずそのままゴールイン。これで勝負は決まったかと誰もが思ったはずだが、失点後に後方から放り込んだパワープレイで、山村が競って神戸GKキム・スンギュが足で弾いたボールを水沼がボレーで押し込み、試合はあっという間に振り出しへ。

神戸にとっての不運はまだ続き、延長前半8分に何でもないPA内でのクリアボールを藤田が思いっきりハンド、柿谷のPKはキム・スンギュに阻まれるが、そのまま柿谷自身が頭で押し込みセレッソが勝ち越し。

すぐさま山村を下げて5バックにしたセレッソに対し、神戸はハーフナー・マイクを投入し、パワープレイに出るかと思ったがなぜかあまりハイボールを使わない不思議な展開。そして延長後半9分に、セレッソはカウンターから水沼が競ったボールを柿谷が拾い、パスを受けたソウザが冷静に流し込み3点目、これで勝負は決まりセレッソが元日決勝へと駒を進めた。

ハーフナー・マイクは神戸を退団して蔚山の移籍が噂されているが、この試合を見ても彼にボールを当てればほとんどマイボールに出来るのに、何故かハイボールを使わず地上でパスを回すチームを見ていると、移籍志願も仕方ないと思わざるを得ない。

ザックジャパン時代に日本代表に呼ばれた時も、彼が試合に入っても相変わらず自分たちのサッカーをやり続けた事が話題になったが、監督がハーフナー・マイクを使えないんじゃなくて、日本人選手が彼のような選手を使うことに慣れていないんじゃないかという疑念が湧いて来るのである。それはどちらにとっても不幸な事だと思うのだが・・・

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2017/12/27 | 天皇杯

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