「香川のPK奪取とアシストで勝利したが、起用法には不安が残る折り返し」ドイツ・ブンデスリーガ第17節 ボルシア・ドルトムント-ホッフェンハイム

「香川のPK奪取とアシストで勝利したが、起用法には不安が残る折り返し」ドイツ・ブンデスリーガ第17節 ボルシア・ドルトムント-ホッフェンハイム

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ホッフェンハイムのナーゲルスマン監督は、来期からドルトムントを率いるのではないかという噂が立っていて、ホッフェンハイムの監督としての立場だったかもしれないが、前節のマインツ戦でもドルトムントを視察に訪れているところをカメラに抜かれたのもあって、特にメディアからの注目を集めた試合。

ドルトムントは、前節のマインツ戦に引き続いて同じメンバー、同じフォーメーションで、香川は4-1-4-1の右インサイドハーフでの先発になったわけだが、マインツ戦と同様にあまり機能しない前半になってしまった。

試合開始5分で、ヤルモレンコが相手のパスミスを拾ってフリーでシュートを放ったが右に外してしまって先制のチャンスを逃すと、その後はホッフェンハイムのペースが続く。ドルトムントは前からプレスをかけずに4-1-4のリトリートしたゾーンを引いていたのだが、前半20分にホッフェンハイムが中盤でパスを回し、ドルトムントの守備が5バックになった状態からラインが乱れたところで裏にパスを通され、ウートにゴールを許してしまう。

ホッフェンハイムのフォーメーションは3-1-4-2で、マンマークは付けないけれどもヴァイグルに対しては2トップが常にプレッシャーをかけ、香川とゲレイロのインサイドハーフに対しても非常に寄せが早く、仕方なくドルトムントがSBへボールを預けてもしっかり縦のパスコースが切られてビルドアップが機能しない。そしてボールを奪ったらすぐさまウイングへと攻撃を展開するため、ドルトムントは両SHが対応に下がってしまって基点を作れず、オーバメヤンが孤立してボールにほとんど関与できない。

それでもドルトムントは前半43分にカウンターからヤルモレンコが絶好の形を作るのだが、処理にもたついてシュートまで持ち込めず、後半3分には香川の甘いマークを振り切られて、シュートはGK正面だったが決定機を作られるなど、中3日の連戦の影響もあってかドルトムントの選手は全体的に運動量が乏しく、守備から攻撃に移っても各選手のポジションが硬直化されたままで相手のマークを真正面から受けてしまい、ピッチに変化を生み出せない。

そんなドルトムントサポーターにとってもフラストレーションが溜まる閉塞状態を破ったのは香川だった。後半16分に、ドルトムントはこの試合初めてと言っていいダイレクトのパス回しから、PA内に香川が侵入してボールを受けたところで倒されPK。これをオーバメヤンがGKの裏を取る落ち着いたキックでドルトムントがようやく同点に追いつく。

得点後しばらくは香川がトップ下のように前に出て来て、オーバメヤンとのダイレクトプレイでリズムを作りかけたのだが、後半28分にダフードが投入されても香川のポジション的にはインサイドハーフのままだったので、そんな良い時間帯も長く作れず試合のペースが落ち着いてしまう。

そしてこのまま試合が終わるかと思われた後半44分、ダフードから中央でパスを受けた香川が一瞬の溜めでタイミングを図り、右サイドで飛び出したプリシッチにパス、ボールはツーバーの足に当たって浮いてしまったが、プリシッチが上手くトラップしてGKの飛び出しを交わし、そのまま流し込んでドルトムントがワンチャンスで逆転に成功、試合は2-1でドルトムントが逆転勝利を飾った。

ドルトムントは香川の活躍で2連勝を飾ったのはいいのだが、せっかくマインツ戦の後半で良かった香川トップ下の4-2-3-1を使わず、香川に守備力の不安があってヴァイグルにマークを付けられると攻撃が機能しない、4-1-4-1路線を崩さないシュテーガー監督の起用法には若干の疑問が残る。これでカップ戦を除けばウインターブレイクに入るわけだが、その間に監督がどういうチームに仕上げて来るのかに注目したい。

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