「早くも時代遅れになりつつある(?)3バックに対する攻略がポイント」国際親善試合ベルギー戦展望

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イタリア代表がスウェーデンにまさかの敗退を喫し、これでオランダ、アメリカに続いて常連国の不在が決まるなど、ロシアW杯に向けて悲喜こもごものニュースが流れている中、今日の深夜には日本代表のベルギー戦が行われます。

世界でも間違いなく5本の指に入る強豪で、ルカク、アザール、デブルイネの3人は間違いなくワールドクラスのタレントであり、ブラジルと同様に普通の勝負をすれば日本に勝ち目はほとんど無い相手だと言えるでしょう。

ただ、メキシコ戦では3-3のドローに持ち込まれたように、攻撃能力は極めて高いものの守備には付け入るスキがあります。デブルイネがチームの3バック戦術を批判したように一枚岩とは言えない状態です。チッチ監督によって規律と勤勉、競争意識が渦巻いていたブラジルとは少し異なる様相を見せています。

3バックと言えば、昨シーズンは欧州リーグで採用するチームがあれだけ増えていたのに、今期は蓋を開けてみれば4バックへと回帰するチームが多くなり、3バックはまた少数派になってしまった状況です。アーセナル、チェルシー、イタリア代表、オーストラリア代表など、今期は3バックを採用しているチームに良いニュースが無いのは単なる偶然でしょうか?

確かに3バックは4-4-2や4-2-3-1に対してゾーンの外側に出来るスペースを使って、攻守で数的優位に立てる事が大きなメリットとして存在しており、それは今でも変化はありません。が、それ以上に戦術的な対策が進んで3バックのデメリットが目立って来た事が、衰退の要因ではないかと思っています。

その主な対策は、日本がオーストラリアに対して行ったように、まず3バックに前線の3枚をマンツーマンでプレスをさせる事。そして相手が3-4-3の場合は4-3-3のインサイドハーフ2枚がボランチに当たり、3-1-4-2の場合は4-2-3-1のトップ下とボランチが中盤の3枚を封じる。こうする事で、3バック側のチームはセンターラインを経由する攻撃を無力化され、ビルドアップがサイドに偏って単調な仕掛けにならざるを得ません。

ベルギーのフォーメーションは3-4-3が予想されるので、日本も4-3-3で同じ対策を施してくるでしょう。そうなると試合のポイントは、相手の3バックと日本の3トップのどちらが優位に立てるかでしょう。ここでブラジルのように前からのプレスを交わされて中盤との間に生まれるスペースを使われ、DFにビルドアップを許してしまうと日本はかなり苦しくなります。

逆にスピードに欠けると言われるベルギーの3バックに対して、浅野や乾がサイドから裏を取れれば確実にチャンスへと繋がるでしょう。ベルギーのビルドアップを阻害しつつ、上手く苦し紛れの縦パスをカットして素早くサイドへ展開、という形に持ち込みたいところです。

そして3-4-3と4-3-3の場合、前者のWBがマークから浮く形になります。ここに酒井や長友が安易に行ってしまうと、ベルギーの怖い前線3人に対して日本は1対1のイーブンに晒されます。日本はウイングが戻るのかインサイドハーフがサイドへ流れるのか、コミュニケーションを取って連携を密にして対処しないと必ずやられてしまいます。

日本はキャプテンの長谷部が大事を取って欠場する見込みで、中盤は山口のアンカーに井手口、長澤が有力で、オプションとして倉田の出場もあるでしょう。ハイチ戦でも露呈したように、長谷部抜きの中盤は選手がボールに寄ってしまって連携がバラバラになる悪癖があるので、そこを合宿中にどれだけ修正できているか、そこが試合の流れを大きく左右しそうです。

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2017/11/14 | 日本代表

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