「自分たちのサッカーを捨てれば、攻撃的な守備と、守備的な攻撃は両立出来る」国際親善試合 日本対ブラジルの展望

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さて今晩は、来年に控えたロシアW杯に向けて、世界における日本の現在位置を確認する貴重な機会であるブラジル戦が行われます。

A代表におけるブラジルとのここ4試合の対戦成績は、4連敗で得点はわずか1、逆に失点が4試合で15点と、完膚なきまでに叩きのめされています。チッチ監督になってからのブラジルはこれまで以上に盤石で、ぶっちゃけ本気のガチンコで勝負したらまず勝ち目はありません。この試合を本番のシミュレーションと考えると、何とか相手を本気にさせつつドローに持ち込む、持ち込みそうな試合をする事が日本にとっての現実的な目標です。

そのためには、何よりもまず先に失点する事は避けたいです。W杯の決勝トーナメントやチャンピオンズリーグならともかく、たかが親善試合だと先制点を取ったらあからさまにペースダウンされ、日本にボールを持たせてカウンター狙いに切り替えて来るはずです。そうなると日本にとっては極めて厳しい展開になってしまいます。

ザックジャパンのようにバンザイアタックをするとミスからカウンターを食らって失点、単なる引きこもりをするとセットプレイから失点する可能性が高い事を考えると、やはりブラジルをなるべくゴール前から遠ざけつつ、リスクコントロールを行うプランが必要で、ハリルホジッチも同様に考えている事でしょう。

具体的には、ラインを上げて中盤をコンパクトに保ち高さに欠けるブラジルの攻撃をカット、裏を取られたらサイドへ追い込みSBとSHでサンドイッチ、ボールを奪ったら素早く大迫のポストに当ててキープから中盤に繋げるか、マルセロが上がったスペースにロングパスで原口や浅野を走らせ、手数をかけずにシュートへ持ち込む形しか無いでしょう。間違ってもインサイドハーフがボールを持って迷うようなシーンを作ってはいけません。

日本のメンバーは、フォーメーションは4-1-4-1で1トップはもちろん大迫、2列目は原口と浅野、インサイドハーフが長澤と山口、アンカーが長谷部、4バックは槙野、吉田、昌子、酒井宏樹と予想。長友じゃなくて槙野なのは、ネイマールやマルセロからのクロス対策。そして勝負どころで乾や久保を逐次投入。

勝負のポイントはやはりネイマール、マルセロの世界最凶レベルの左サイド。ここを酒井宏樹と浅野、山口の3人で防ぐ事がまず第一。厳しい当たりでモチベーションを下げさせ、裏のスペースをどんどん突いて行ければチャンスの可能性は出て来る。ダニーロ、ウィリアンの右は左ほどの破壊力はないが、日本が左対策で人を偏重させると当然やられてしまうレベルだ。そしてジェズスからは決して目と体を離さない事。

マンチェスター・シティと同じように、常にポジションバランスを保つことで、相手が使えるスペースを無くし、たとえボールを奪われても最短時間でプレスバックできる。いわゆる「ポジショナル・プレー」を欧州遠征中にどこまで代表に浸透させられるか。攻撃的な守備と守備的な攻撃は、「自分たちのサッカー」をやっていたのではいつまで経っても実現しませんからね。

まあ口で言うだけなら簡単だけどね(笑)。とにかく勝った負けたの結果は横に置いて、試合の各戦況で日本が何をやって何が出来なかったのか、しっかり内容を吟味して進捗を確認する仕事は怠らないで欲しいところですが。だいたい、日本はマスコミを筆頭として、勝っても負けても内容を全部終わった事にして忘れちゃうし・・・ハリルホジッチは問題ないでしょうが、選手がそれでは困りますからね。

なので結果は負けてもともと、ビールを飲みながら試合を緩く楽しむつもりです。

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2017/11/10 | 日本代表

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