「岡崎先発復帰も、レスター以上に”レスター”だったストークを破れず」イングランド・プレミアリーグ第11節 ストーク・シティ-レスター・シティ

ピュエル監督が就任した最初の試合ではベンチスタートだった岡崎は、2戦目となるストーク・シティとのアウェイ戦では先発復帰、フォーメーションもいつもの4-4-1-1でヴァーディとコンビを組んでのスタートになった。

が、ストークはホームでありながら5バックで堅く守るサッカーを展開、右SHのマフレズはサイドにスペースが無いため中へ寄りがちで、岡崎も裏抜けが出来ずバイタルで何とかパスを受けようとするのだが、ストークの守備陣は縦パスを狙っているのが明白なので、そうそう簡単にはパスが出て来ない。

ストークはボールを奪うとロングボールを蹴り出し、プレスをかけてセカンドボールを拾うという、デラップがいた頃を彷彿とさせる攻撃で、レスターの守備はジリジリと後ろに下げられてしまい、さらに岡崎とヴァーディの前線が孤立する悪循環。

前半30分近くなって、レスターはようやく左SHで先発したグレイのドリブルから活路を見いだせるようになり、33にはCKからの競り合いで落ちたボールをイボーラが豪快に叩き込んで先制すると、36分には同じくグレイのクロスに岡崎がダイビングヘッドで合わせたものの、ストークGKバトランドのスーパーセーブに阻まれる。

ストークもすぐさま反撃、前半39分にチュポ・モティングがポストプレイに下がる動きでマグワイアを釣り出すと、そこからダイレクトで後ろに流したパスからシャチリが抜け出し、ファーサイドに同点ゴールを決めて追いつき前半を折り返す。

前半にGKと交錯した岡崎は後半12分に交代してイヘアナチョが投入されると、その直後に中盤でのクリアを拾ったマフレズがサイドで抜け出し、カットインからファーに流し込みレスターが再びリード。しかし後半28分に途中出場した電柱クラウチにCKからヘディングを決められまたも同点。

その後は逆転を狙うストークのペースが続き、何本も至近距離から決定的なシュートを浴びるものの、レスターGKシュマイケルがファインセーブを連発して追加点を許さず、レスターは何とかアウェイで勝ち点1を拾う結果になった。

レスター以上にレスターらしいサッカーをしたストークの前に、岡崎はなかなか彼らしさを出せない試合になってしまったが、これから2週間の代表ウィークは選出されていない岡崎にとってはある意味チャンスでもあるので、チーム練習でしっかりアピールして欲しいね。