「宇佐美の1stエフォートは改善されつつあるが、問題はそこから先の話だ」ドイツ・ブンデスリーガ2部 第11節 フォルトゥナ・デュッセルドルフ-ダルムシュタット

昨日はサウサンプトンの試合を見ようかと思ったのだけど、何とDAZNではやってなくて、肝心な時に使えねーと思いながら、宇佐美が得点に絡んだらしいフォルトゥナ・デュッセルドルフの試合を見てみた。

相手は降格組のダルムシュタットで、首位のデュッセルドルフから勝ち点で10離された7位とやや出遅れ気味ながら、グロスクロイツやハミト・アルティントップ、ベンチにはソビエフと馴染みのある名前が並んでいるメンバー。宇佐美は4-2-3-1の左SHで先発。

試合はいきなり前半開始2分に、この日はセットプレイのほとんどを任されていた宇佐美のCKから、ニアサイドに飛び込んだフィンクがコースを変え、それを1トップで先発していたクヨビッチが押し込んで、デュッセルドルフが幸先よく先制点を奪う。

宇佐美は6分にもサイドへのロングパスに反応して飛び出し、先にボールを触ってグロスクロイツのイエローを引き出すなどオフ・ザ・ボールの動きが良く、右サイドも高い位置で基点を作ってからラマンが飛び出す形が機能、14分には右サイドからのクロスを宇佐美がダイレクトで合わせたシュートはクロスバー、それをラマンが押し込もうとするもヘディングは枠の外に行くなど、デュッセルドルフの攻撃がダルムシュタットを圧倒する。

が、そこから反撃に出ようとするダルムシュタットに対し、宇佐美はグロスクロイツの上がりをマークして中盤にまで下がるシーンが多くなり、徐々に前線へと絡む回数が少なくなって行く。たまに前へと走り込む場面もあるのだが、いったんボールが止まるとそこで足を止めてしまう事が多く、動き直しやプレスバックなどセカンドエフォートの動きに繋がって行かない。

それでもデュッセルドルフがペースを握る時間は続き、宇佐美が担当するセットプレイも山のような機会はあったのだが追加点は生まれず、逆に後半になると、6分にラマンのボールロストから決定的なシュートを打たれるも相手のシュートミスで助かったり、せっかくカウンターになりそうなチャンスであっさりミスをしてロストするなど、どうにも内容がピリッとしない。

同じようにプレイにミスが増えてきた宇佐美も後半35分に交代。デュッセルドルフはその後も何とか試合をコントロールしていたのだが、後半44分に味方からの横パスをデュッセルドルフGKヴォルフが直接手で触ってしまい、PA内で間接フリーキックの大ピンチ。しかしアイハンが放ったシュートはわずかに枠の上に飛んで命拾い、デュッセルドルフが1-0で辛勝した。

宇佐美は最初のうちは「おおっ!」と思ったんだけど、少しずつガス欠になって行って後半は消えてしまっていたかな・・・でも前半だけでも動きが良かっただけマシとするか。何か25歳の選手に対して、見守り方が間違っているような気がするけどね(笑)。