「こんな安定感のある吉田は吉田じゃない?」イングランド・プレミアリーグ第6節 サウサンプトン-マンチェスター・ユナイテッド

昨日は本当なら宇佐美がゴールをあげたデュッセルドルフの試合を見たかったんだけど、DAZNの放送はダイジェストのみ。肝心なとこで使えねー。なので、負け試合ではあったがサウサンプトンとマンUの試合を見てみた。

試合は意外にも、今期好調のマンUに対してホームのサウサンプトンは一歩も引かず、前半2分に1トップのロングにピタリと合わせた吉田のフィードなど、ミスの少ない組み立ててサイドまで丁寧につなぐサッカーを展開する。逆にマンUは、ボールを奪ってからルカクやラッシュフォードを素早く走らせて攻め切るカウンター主体のサッカーで対抗。

そんな様子で序盤はサウサンプトンが優勢に進めていたのだが、19分にマンUがセカンドボールを支配してサウサンプトン陣内に攻め込むと、ルカクがフートを突き飛ばした瞬間にヤングのクロスが飛んで来て、最初のヘディングはサウサンプトンGKフォースターが弾いたものの、再びルカクに押し込まれてマンUが先制点をゲットする。

そこからはマンUがボールを支配しながらも、22分に右サイドへの長い縦パスを通したり、28分には鋭い読みでPA内でのスルーパスをカットしたりと吉田の奮闘が目立ち、サウサンプトンはマンUに追加点を許さない。

後半はホームのサウサンプトンが盛り返し、ゴール前へと迫るシーンも多く作るのだが、せっかくサイドをえぐってクロスを上げても中がロング1枚だけとか火力不足は深刻で、マンUは自陣サイド深くまでラッシュフォードが戻ってスライディングタックルを仕掛けるなど守備意識が非常に高く、全く中央を固めるマンUの守備を破れる気配がない。

 

後半33分に、PA左でロメウが完全にフリーになった、この試合で唯一の完全な決定機もシュートは枠を外れてしまい、結局サウサンプトンは最後までマンUゴールを割れずに試合終了。チームとして良い試合をしたんだけど、FWの個人能力差だけで試合を決められてしまった。

吉田については、ルカクとのマッチアップが主にフートだったというのもあるが、終始非常に安定しており、危ないシーンは一度サイドをぶち切られた場面があったのみ。こんなミスの無い吉田は吉田じゃないと言いたくなってしまった(笑)。ともかく、この出来ならファン・ダイクがスタメンに戻っても吉田とのコンビになるんじゃないだろうか。