「やっぱり注目したいのは、アジアと北中米カリブ海同士のプレーオフ」ロシアW杯予選 各大陸の動向

昨日は早朝からサウジ戦をみたせいで、夜は眠気に耐えきれず早々に寝てしまって当然ながら試合は見られず。なので、アジアも含めて各大陸のW杯予選の動向を書いてみます。

アジア予選

最終予選の最終節が終了、Aグループでは韓国とウズベキスタンが0-0のドローで終了、シリアがイランとやはりドローに終わったことで、イランと韓国が出場権獲得、シリアが逆転でプレーオフ進出となりました。しかしウズベキスタンは最後の2戦で1点も取れずに敗退と、相変わらず恐るべき勝負弱さですよね。でも韓国戦は前半だけ見たのですが、ウズベキスタンの攻撃は狭いところばかり突っ込むだけで、せっかく突破してもクロスを派手に打ち上げたりと、低調な韓国以上に酷い内容だったので納得ではあるんですが。

グループBはご存知のように日本とサウジアラビアが出場権を獲得、オーストラリアがシリアとのプレーオフが決定。この試合に勝ったほうが北中米カリブ海予選の4位と対戦し、そこでも勝ってようやく出場権を得る事になるのですが、下手をするとアメリカとの対戦になる可能性があり、オーストラリアにとっては胸突き八丁の道のりです。しかし何度も書くけど本当にオーストラリア戦で勝ってて良かった(笑)。

北中米カリブ海予選

その北中米カリブ海予選ですが、メキシコが既に出場を決めていて、2位のコスタリカが勝ち点15で3位のパナマに勝ち点5差。残り2戦という事を考えるとほぼ出場は固いところでしょう。自動出場枠の3位争いでは、アメリカがここに来て2戦で勝ち点1と不調に陥ってまさかの4位転落、パナマとは勝ち点1差ではありますが7大会連続出場への道に黄信号が灯っています。次節がアメリカホームでのパナマとの直接対決なので、ここで勝てば何とかなりそうではありますが。

南米予選

ブラジルは既にW杯出場を世界最速で決めていて、ウルグアイ、コロンビア、ペルー、アルゼンチン、チリが残り2試合で勝ち点4差にひしめき合い、4カ国の自動出場枠を激しく争っています。そして何と世界の強豪であるメッシ擁するアルゼンチンが、ウルグアイとパラグアイに連続ドローでまさかの5位後退。プレーオフの相手がオセアニアなので、ほぼ5枠は固いところではありますが、1差でチリがいるのでまだ気は抜けません。チリがブラジル戦を残しているとは言え、最後まで予断を許さないところです。

欧州予選

長い長い欧州予選も残りは2節。グループHではベルギーが7勝1分得失点差32という圧倒的な成績でW杯出場権を獲得、ともに2位が勝ち点5差のドイツとイングランド、4差のセルビアも確実でしょう。グループGのスペインとイタリアは勝ち点3差ですが、直接対決が終わっているのでスペインでほぼ決まりでしょう。A組のフランスは次節のアウェイブルガリア戦で取りこぼすと危なくて、B組とE組はともに勝ち点3差のスイスとポルトガル、ポーランドとモンテネグロの直接対決が残っていて分かりません。そしてグループIは、クロアチア、アイスランド、トルコ、ウクライナが2差にひしめく超激戦。最後は熱い事になりそうです。

アフリカ予選

最終予選に当たる3次予選が残り2節ですが、どのグループも1位と2位の差が3差以上に付いている組がなく、まだまだ行方は分かりません。そんな中で、アフリカの古豪であるカメルーン、そしてハリルホジッチ監督時代に躍進したアルジェリアがひっそりと予選敗退。ガーナやセネガル、南アフリカといった日本代表にゆかりのあるチームも苦しんでいます。そして何と、南アフリカとセネガルの試合で主審が不正にPKを与えたとの裁定があり、再試合が行われるというニュースが。アフリカで可能なのに、何故不可解PKてんこ盛りのアジアではやらないんでしょうかねえ・・・(苦笑)

オセアニア予選

やる意味あんのかというオセアニア予選(笑)。一応決勝戦があって、ソロモン諸島がホームで引き分けという健闘は見せたものの、2試合トータルで8-3でニュージーランドが南米予選5位との罰ゲームプレーオフ出場が決定。

この中だと、やっぱりオーストラリアが出場するアジア予選のプレーオフ、そしてその次の北中米カリブ海4位とのプレーオフですねえ。テレビ中継があるのかまだ不明ですが、もし見られるようだったら、「ここに日本が出場していたら・・・ブルブル」とマゾな気分を感じながら楽しんでみたいと思います。